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「誰も知らない」

2005.05.17 (Tue)

前略 クエンティン・タランティーノ様

昨日、「誰も知らない」 を観ました。
20050517095119s.jpg

業界でも“日本オタク”と評判のあなたが絶賛していたこの映画。
、「タイトル? なんか暗そうだし・・・」
   「やぎら君? 賞を取るまで誰も知らなかったし・・・」
   「日本映画? 独特な“間”が苦手だし・・・」
と、ロクなイメージを持っておりませんでした。

でも・・・、ゴメンなさい!!食わず嫌いの私が間違ってました。全部あやまります。

タランティーノさま、あなたは正しかった!

More・・・

「誰も知らない」(2004年)  

【監督】 是枝裕和
【出演】 柳楽優弥 / 北浦 愛 / 木村飛影 / 清水萌々子 / 韓 英恵 / YOU

20050517095043s.jpg

観終わった後、ふと以前どこかのレビューに、こんな風に書かれていたのを思い出しました。
「実際の事件をもとに親に捨てられた子供達がたくましく生きていく姿を描いた感動作」と。

感動作・・・?
そんなありきたりな言葉で片付けられるほど、この作品は甘いものではありませんでした。
突きつけられる現実は残酷なまでに生々しいものです。
どう生きるかではなく、生き方の選択肢を与えられないということ。
誰も知らないのではなく、世の中には知りたくない現実の方がはるかに多いように思えてきました。

大げさな描写や華美な演出は全くありません。
過ぎていく日常のひとコマを、どこまでもありのままに淡々と映し出しているだけなのに、
いつの間にか映画の中の子供たちと同じ空間で、同じ空気を吸いながら過ごしているかのような気分にさせられるのです。そして、2時間15分の間、次第に追いつめられ、鳥肌が立っている私がそこにいました。

 タランティーノさま、昨年の授賞式の時、貴方はこうも言っていましたね。
「優弥の顔が心に焼きついて忘れられない」と。

いつもはいたずらっ子のような貴方さま。
興奮した様子で語ったその一言によって、多くの人々がこの映画を観るきっかけを与えられました。
もちろんこの私も。
今なら貴方の言葉の意味がとてもよく分かります。

ところで、先週、華やかにカンヌ映画祭が幕を開けましたね。
ですが、お姿が見えないのはなぜでしょう??
審査委員長まで務めた経験をお持ちの貴方さまなのに、お呼びがかからなかったのは、
やはり去年ハシャギ過ぎたせいでしょうか??
いまだ大人になりきれないところが大好きなのですが、少し心配です(笑)

ともあれ、今年もこの祭典から素晴らしい作品が世に送り出されることを心待ちにしております。

鬼才クエンティン・タランティーノ監督と、歴史あるカンヌ映画祭に敬意を表して。
                                                        草々
                      
♪カンヌ映画祭、一度行って見たいと思いませんか?
    ↓

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11:22  |  世界三大映画祭  |  Trackback(3)  |  Comment(12)

Comment

見てみたくなりました。

そうなんです、日本映画ってなんだかちょっと“間”が苦手でした。
見ないことはないし、好きなものないではないのですが、
日本映画か洋画かといわれれば、迷わず洋画を選んでいました。
よって、この映画もほとんど興味関心がなく・・・。

でも、Carolitaさんの記事を読んでいたら、
ものすごく観てみたくなりました。
観ずにはいられない感じです。
kaya |  2005.05.17(火) 23:48 | URL |  【編集】

★kayaさん、コメントありがとうございます!
私も観た後、体の奥から何か突き上げられるように、ブログに書かずにはいられなくなりましたよ。
この映画は観る人によって賛否評論かも知れませんが、
本当に観てよかったと思ってます。
Kayaさんならどう感じるのかなぁ・・・?なんだかとても楽しみです。
機会があれば一度ご覧くださいね
日本映画の“間”・・・(汗)。最近少し変わってきたのかもしれませんねっ。
私もかなりの洋画びいきですが、実は「戦国自衛隊」のリバイバル、楽しみにしてます(笑い)。おおっ千葉真一が懐かしい~♪
Carolita |  2005.05.18(水) 22:15 | URL |  【編集】

初コメントお邪魔させていただいてます。
個人的にタランティーノ作品がとても好きなので
つい反応しちゃいました(^^)/

そういえば、昨年はアカデミー賞でも受賞こそならな
かったけれど、渡辺謙、たそがれ清兵衛と脚光を浴びましたね。

「誰も知らない」はまだ観てないのですが、時間
つくってDVD借りてみようと思います。ひところすごく
マスコミに追っかけられてましたよね、柳楽くん。

邦画で最近観たのは「ローレライ」。
レビューとかみると賛否両論ですが、脇をかためる役者がけっこう
よかったかな、と。

千葉真一といえば、キル・ビルでいい味出してましたね。

乱文長々と失礼いたしました。
コゲモン |  2005.05.18(水) 22:46 | URL |  【編集】

先日はコメント有難うございました。なかなか更新できず・・・というかサボっていてちょっと反省の日々です。ところで、実は私、先日まで映画会社勤務だったので、カンヌ映画祭は仕事で買い付けに4回ほど行ったことがあります。この時ばかりは、スター達にも会えるし、ビーチでのランチやディナーは心地よいし、隣の席がブラピだったりとまあ別世界の状態で、最高です。是非!一度行ってみてください!大体いつもF1のモナコGPと同時期になるので、ホテルはカンヌ周辺は1年前からもういっぱいです。2.3駅離れたら大丈夫ですよ直前でも、ここだけの話・・・。
mappy |  2005.05.19(木) 02:28 | URL |  【編集】

★コゲモンさん、初いらっしゃいませ♪
タランティーノお好きとは、嬉しいです!
柳楽くん、ホント素晴らしかったですよ。でもあまりに自然体で、
演技だったとは全く感じられませんでした。
次回作、象さんに乗るそうなので、また違った彼に会えるのが楽しみですね!
「ローレライ」、面白かったですか?日本映画も少し活気を取り戻してきたのかなぁ? 実はウチの姉が若い頃、JAC(特に真田広之)のファンクラブに入っていたので、千葉さんは昔から気になる存在でした。
柳生十兵衛また観たいな♪

★mappyさん、こんばんは!
映画会社にお勤めの経験がおありだったとは!!
隣の席に、ブッ、ブラピ??(よっヨダレが・・・) やっぱりその頃、その隣にはまだジェニファーが座っていたのでしょうか? 生のお話を聞かせて頂けるなんてラッキーです♪
以前、カンヌ映画祭の裏側を特集したドキュメントを見た事がありました。
脚本が書きあがっていない映画を、監督と出演者だけで買い付ける女性バイヤーがクローズアップされていたものでした。華やかに見える業界も、たくさんの映画人たちの情熱に支えられているんですね。
また機会がありましたら、mappyさんの心に残った一本のお話も聞かせて下さい!

Carolita |  2005.05.19(木) 22:01 | URL |  【編集】

どもども

先日はコメントありがとうございます。
「誰も知らない」って、カンヌで話題になってからもう1年経つんですね。

>「やぎら君? 賞を取るまで誰も知らなかったし・・・」

いやぁ、まさにその通りで。
今や日本を代表する子役スターみたいになっちゃいましたね。
ヤギー少年には、このまま眼力で世界を制して欲しいものです。

この映画、くらーい話で、ワタシも「全然感動作じゃないじゃん・・・」と思いました。あの母親もYOUが演じたから救われる・・・なんて書かれていたりしましたが、いやぁ全然救われないよ、あの母親って感じでしたし。
ありきたりな言葉で済ませて欲しくない作品ですね。
きりかぜ |  2005.05.20(金) 00:06 | URL |  【編集】

TBありがとうございます。

この作品には本当に打たれました。
自分が作ると流血しない作品はないのに、映画の趣味は意外と古典的。そんなタラちゃんが私も好きです。
ビバ |  2005.05.22(日) 01:17 | URL |  【編集】

★ビバさん、コメントありがとうございました。
「タラちゃん」かっかわいいですね、私もそう呼ぶことにしようかな!
今後ともよろしくお願いします。

Carolita |  2005.05.22(日) 11:41 | URL |  【編集】

Carolitaさん、はじめまして。トラックバックの仕方がよくわからず2重になってしまいました。かったっぽ削除してください。
見ている間、息を詰めて身じろぎすらせず見入っていました。どの場面にも緊張感があって。長く映画史に残ってほしいし、多くの人に見てもらいたい作品です。是枝監督、ほかの作品もすばらしいですね。
ks530 |  2005.05.22(日) 13:59 | URL |  【編集】

はじめまして☆

TBありがとうございますvv
「誰も知らない」をわかちあえて嬉しいです(*^∀^*)
確かに、タランティーノが主演男優賞を贈ってなかったら映画の存在自体あまり知られていなかったかもしれませんよね。なにせあの年は日本のメディアはキムタクばっか取り上げてましたから;;
他のドラマとかで見るやぎら君はお世辞にも主演男優賞ものの演技ではないので、いくら日本びいきでも、一人の少年の将来を大きく変えてしまうような大きな賞をあげちゃうのはどうなんだろう??って思ってました。
でもタランティーノがやぎら君に賞を贈ったことで日本でも多くの人が知ることができたわけで、こんなに心に残る映画を世界中に知らしめてくれたタランティーノに今では感謝の気持ちでいっぱいです。

今までたくさんの映画を見て「ありゃ感動だわ~」てよく言ってました。
でも本当にいい映画って「感動」とか「良かった」とかそんな単純な言葉では絶対言い切れないってことを改めて感じました。

またcaroli-ta cafe おじゃましますねvv
わさ |  2005.05.22(日) 14:54 | URL |  【編集】

★ ks530さん、こちらこそコメント&T/Bありがとうございます!
私もよく間違えちゃうのでお気にされませんように♪
ニューヨークでは、この映画、どんな反応だったのでしょう?
“どん衛兵”の天ぷらカリカリや“アントニオ猪木”は日本人にしか理解しがたいかも知れませんし。でも、映画全体を包む緊張感だけで、十分かもしれませんね。
またニューヨークでのこと、たくさん教えてくださいね。楽しみにしています。
これからもよろしくお願いします♪

★わささん、こちらこそ分かち合えてホントに嬉しいです!
観終わった後、真っ先にタランティーノ監督のあの言葉がよみがえってきて、ついお手紙書いちゃいました。最後までカンヌには出席しなかったけど、コンペ出品作「シン・シティ」には名がクレジットされているようですね。おととい知ったのですが、全く関わっていなかったわけじゃなく、ちょっと安心。
次回作ははっきり決まっていないようですが待ち遠しいですね♪
コメントいっぱいありがとうございました!こちらこそ、またおじゃましてもいいですか??どうぞよろしくお願いします♪
Carolita |  2005.05.22(日) 18:38 | URL |  【編集】

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