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ポール・ニューマンの「評決」

2006.04.26 (Wed)

この春からスタートした新ドラマのひとつ、木曜10時の トヨエツ 主演 弁護士のくず
その第一回目で、鹿児島から上京した新米弁護士役の 伊藤英明 クンが、
先輩役の 高島玲子 に弁護士になりたいと思ったきっかけを聞かれ、こう答えていました。
「子供の頃にポール・ニューマンの映画 『 評決 』 を見て、
あんな弁護士になりたいと思ったからです」


 評決 ( 1982年/アメリカ 原題:THE VERDICT )
【監督】 シドニー・ルメット
【原作】 バリー・リード
【脚本】 デヴィッド・マメット
【出演】 ポール・ニューマン/シャーロット・ランプリング
     /ジェームズ・メイソン/ジャック・ウォーデン
     /ミロ・オーシャ/エド・ビンズ


これも、ポール・ニューマンの代表作として、名高い一本ですね。 その内容は・・・?

More・・・

過去のある事件をきっかけに、酒に溺れ落ちぶれた日々を過ごす、
元エリート弁護士の フランク・ギャルビン ( ポール・ニューマン )
毎日、新聞の死亡欄をあさっては、他人の葬儀に潜り込み、
金になりそうな訴訟を探していた、そんなある日、
相棒の弁護士 ミッキー ( ジェームズ・メイソン ) が、
医療ミス事件の仕事を持ち込みます。


依頼人は、出産時の麻酔ミスで植物人間となった、 デボラ という女性の姉夫婦。
渋々動き出した ギャルビン は、介護に疲れた彼らから、「裁判は避けたい」 という意向を聞き、
病院側から、なんとか高額の示談金を引き出そうと、和解に乗り出すことに。
そこで初めて、病室で廃人となり、ベットに横たわる女性と対面します。

全ての知覚を奪われ、機械につながれるしか命を永らえる方法がない、目の前の現実。
その姿を証拠として、事務的に淡々と、写真に撮る ギャルビン・・・。
やがて、ゆっくりゆっくりと、シャッターを押す手が止まり、
体の内側から、例えようもない思いが込み上げます。
「 ごく普通に幸せに暮らしていたこの女性に、一体何が起きたのか? 」

そしてついに、21万ドル という多額の示談金を独断で拒否し、
己の信念のもと、法廷で闘うことを決意する ギャルビン
それは、大病院と一流弁護士軍団を相手どり、正義と、自己の再生を賭けた、
ひとりの男の、長くて孤独な戦いの始まりでした・・・。


ポール・ニューマン 演じる主人公の弁護士、フランク・ギャルビン は、
一流でもないし、カリスマでもありません。
その昔、最も尊敬していた上司の不正を告発しようとしたばかりに、エリートコースから脱落。
弁護士資格を剥奪される寸前の、どん底を味わったというトラウマをもつ、
中流の 中年弁護士
その彼がですね、とにかく、とにかく追い詰められて、追い詰められて、
追い詰められても、とことんがんばるんですよっ!
かといって、決定的な秘策があるわけでもないので、依頼人からもなじられる。
裁判官からも嫌われて、反対弁論さえも、させてもらえずに逆ギレ。
なのに、シャーロット・ランブリング を口説く時だけは、雄弁(笑)




ツメが甘いので、切り札だった大切な証人さえ敵の弁護士チームに潰されてしまい、
うなだれて弱音を吐いちゃう。
もう、観てるこっちがハラハラし通して 「 相手が悪いよ、仕方がないって」 って言いたくなる。
でも、なぜか ギャルビン は、あきらめないんですよねっ。
逆転の糸口がないか、必死に自分の足で証拠を探し回る、その姿を見ているうちに、
いつのまにか 「 ギャルビン、負けるな! 」 と、観客は、みんな彼の見方になっている。
そうして、やっと見つけた 隠し玉 と、映画史に残る 「 最終弁論 」 で、
最後には、陪審員と観客の心を打ち、見事勝利を掴み取っちゃうんです!

ちょっとカッコいいんだけど、どっか危なっかしくて、ほっとけない。
そんなボス、皆さんのまわりにも、1人や2人はいませんか?
フランク・ギャルビン は、まさにそんなタイプ。
長年の勘を頼りに「コレだ!」と決めた信念のもと、ひたすら突き進む中年パワーは、
ポール・ニューマン の卓越した演技力のなせるワザ。
その ダメカッコよさ が、逆に親近感を感じさせ、見事に観客を見方につけたところが、
この映画の面白いところだと思います!

出演当時、ポール・ニューマンは 57歳
わたしが思うに、落ちぶれてドン底からカムバックする男
演じさせたら、天下一。
この作品の4年後に出演した ハスラー2 でも、
見事カムバック!してくれましたしね(笑)
この方のスゴイところは、感情を細かく説明するセリフなんて
必要ないんですよ。 だって、 で全てを語っちゃうんですから。

そのピクリと動いた眉毛ひとつが、そのうなだれた首が、肩を揺らすほど荒れた呼吸の音だけで、
言葉よりも、もっとダイレクトに主人公の心理状態が伝わってくる。
彼の恋人役として登場するフランスのカリスマ、シャーロット・ランブリング も、
なんともミステリアスで、魅力的。
この2人の異色の組み合わせが、さらに裁判という硬いテーマに華を添え、
他の作品と一線を画す、重要なポイントとなっています。

 評決 は、医療ミス裁判を取り巻く人々の、葛藤やかけ引きの中に、
大人の男女の揺れ動く思いを織り交ぜた、法廷ドラマの秀作。
自分を信じて信念を貫き通す、弁護士 フランク・ギャルビン の姿は、
時代を超え、観る者全てに間違いなく 勇気 を与えてくれることでしょう!




さて、話は戻って 「 弁護士のくず 」 で、フランク・ギャルビンに憧れる、
新米弁護士役の伊藤英明クン。
さぁ最終回までに、君は、ギャルビンになれるかな~? 
わたしとしては、“くず”こと、トヨエツの方がずっとタイプなんですけど、皆さんは、いかが?(笑)

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テーマ : TVで見た映画 - ジャンル : 映画

01:09  |  60~80年代名画  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

Comment

こんにちは^^

こんな傑作を観ていないとは!タイトルは耳にしたことあったんですけどね。
裁判ものといえば、『情婦』と『十二人の怒れる男』は別格ですが、素晴らしい作品多いですよね。
『いとこのビニー』のジョー・ペシがお気に入りです(笑)
イーストウッドの『トゥルー・クライム』も、地味ですが良くできた映画でしたよね。
micchii |  2006.04.26(水) 12:15 | URL |  【編集】

こんにちは

ご無沙汰していました。
いろいろなことがあってブログを暫くお休みしていました。
数日前より再開して、文字通りの再出発です。

ポール・ニューマン・・・いいですね。
イーストウッドもいいですが、縁起が渋くて好きですよ。
特にスティングが印象に残っています。
好きな癖に「評決」は見ていないんですよね。
GWはレンタル屋を覗いてみようかな?

また本文と直接関係ないコメでスンマソ!
ZEISS |  2006.04.26(水) 16:55 | URL |  【編集】

ニューマンといえば

「やつはいつも笑っていたよ」。
若き日のニューマンが演じた「暴力脱獄」のルークが大好きです。
アクターズ・スタジオでディーン、ブランドの同期生とあとで知って、
ビックリしました。
無骨だけど優しい男。
「ロイ・ビーン」(感涙ものの西部劇)の役柄を地でいくひとですね。
robita3 |  2006.04.26(水) 18:13 | URL |  【編集】

ロードショーで見たきりで

まったく何も覚えてないです。
脚本デビッド・マメットなのにねぇ。

ジョン・アーヴィングの「サイダーハウス・ルール」のマイケル・ケインがやった堕胎医の役が当初はポール・ニューマンがキャスティングされてたらしいですね。
最近でも「ゲット・ア・チャンス!」なんか、じいさんだけどカッコ良かったもんな。

ちなみに弁護士と言ったら「いとこのビニー」ですね。
でもジョー・ペシじゃなくてオースティン・ペンドルトンの方です、ぼくの場合は。

5011 |  2006.04.27(木) 00:25 | URL |  【編集】

こんばんは!

★micchiさん、裁判ものも数ありますが、法廷シーンには名場面が多いですよね。
『十二人の怒れる男』は素晴らしかった!
ううう~っ。わたし『いとこのビニー』未見なのですよっ。そんな名作を見ていないとはぁっ(笑)
そうそう、イーストウッドの『トゥルー・クライム』も、勘をたよりに動くあたりは、
『評決』に通じるところがあったかも。
最終弁論では『評決のとき』も印象に残っています。
『告発のゆくえ』は、依頼人のジョディとやりあう弁護人役のケリー・マクギリス
が迫力がありました。裁判ものは、法廷シーンの緊張感がたまりませんよねっ。


★robita3さん、「暴力脱獄」懐かしいですね。
へぇ~、同期生だったのですね~。なんかすごいなぁ。
日本でいうと、東映のニューフェイスみたいな面子ですよねっ(アレ?ちょっと違うかなっ(笑)?)
最近CSで「アクターズ・スタジオ・インタビュー」を再放送しているので、
録画して見ているんですよ。
ニューマンの西部劇は、カーボーイハットのポートレートの印象が強いのですが、
作品はほとんど見たことがないんです。
そっか、「ロイ・ビーン」ですね、ぜひ見てみます!


★5011さん、「サイダーハウス・ルール」の幻のキャスティングだったなんて!
そうそう、じいちゃんでもカッコいいですよね~。
今年発表のゴールデン・グローブ賞TV映画部門で受賞した「エンパイア・フォールズ」の
予告を見たのですが、老眼鏡かけてるだけでも存在感があってステキでした。
エド・ハリスとの共演ですもの、ぜひ本編を見たいものです。
おっ、こちらも『いとこのビニー』ですねっ。
恥ずかしながら、未見のわたし(笑) やはりチェックせねばぁっ!
Carolita |  2006.04.27(木) 23:07 | URL |  【編集】

今日は久々に早く帰ってきたので
初めて「弁護士のくず」を見る事ができました。
結構面白いですね。毎週ビデオ録画してもいいとさえ思いました。

そーえいばホリエモンが仮釈放されたんですね。
8キロ痩せて普通の人になってましたが
六本木ヒルズの自宅で今頃ステーキとかバンバン食ってそうですね。
ペッタンコ |  2006.04.28(金) 00:23 | URL |  【編集】

やっちゃったっ!

★ZEISSさん、失礼しましたっ(汗)
おっちょこちょいのわたしは、お返事すっとばしてしまって、ごめんなさいっ。
ブログ、再開されたのですね~、よかったっ♪ 復活おめでとうございます!
お互い忙しい身の上ですが、マイペースでいきましょね。

「スティング」は、ニューマン出演作の中でも人気の作品ですよね~。
改めて振り返ると、素晴らしい作品がいろいろあって、
今観ても面白いものばかり。GWは、わたしも映画三昧になりそうですっ♪
Carolita |  2006.04.28(金) 23:25 | URL |  【編集】

いらっしゃいっ♪

★ペッタンコさん、お帰りなさーい。
おお!「弁護士のくず」ご覧になったのですねっ。
意外と面白いですよね、くるくる頭のリンゴほっぺのトヨエツ、
「愛しているといってくれ」の面影はあまりありませんけど・・・(笑)
原作がいいのでしょうね。今のところ、わたしも毎回見てますよっ。

ホリエモン!痩せて、ちょっと引き締まってましたね~。
今夜の報道ステーションでは、本人曰く「生き急ぎすぎたかな・・・」と言っていたらしいと、
古館さんが言っていました。
ふふふっ、晩餐は「手巻き寿司とビール」だったらしいですよ。
筑紫さんも、毎日見てます。結構、ニュース番組好きなんですよ、わたし(笑)
Carolita |  2006.04.28(金) 23:34 | URL |  【編集】

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