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「 カビリアの夜 」

2006.05.10 (Wed)

トスカーナの休日 をご覧になった皆さん、覚えていますか?
→『トスカーナの休日』レビューへ
主人公フランシスの友人として登場した、謎の女性、キャサリン
その彼女が、一番好きな映画だと言っていたのが、この作品でした。

カビリアの夜 ( 1957年/イタリア 原題:LE NOTTI DI CABIRIA )
【監督】 フェデリコ・フェリーニ
【脚本】 フェデリコ・フェリーニ/エンニオ・フライアーノ
     /トゥリオ・ピネッリ
【音楽】 ニーノ・ロータ
【出演】 ジュリエッタ・マシーナ/フランソワ・ペリエ/アメデオ・ナザーリ
     /アルド・シルヴァーニ/ドリアン・グレイ/フランカ・マルツィ
     /アンソニー・クエイル


トスカーナの休日 劇中で、キャサリン は、まだ少女だった頃、
フェフェこと、フェデリコ・フェリーニ 監督にスカウトされたと、フランシスに語って聞かせます。
ウソか真か??そんな謎めいたエヒソードをもつ彼女に惹かれ、わたしもさっそく観て見る事に。
さて、その内容は・・・?

More・・・

背丈はちっちゃくて、短い前髪に金髪のポニーテール。
マジックで書いたような真っ直ぐの眉毛に、ギョロッとした瞳が印象的な、カビリア
彼女の仕事は、娼婦
なのに色気よりも負けん気が強く、仲間と共に街角に立てば、
他の娼婦とケンカはするし、一歩も引かない。


ファーストシーンは、そんな彼女がデート中に、いきなり恋人から川へ突き落とされるという、
ショッキングなシーンから始まりました。
それには、見ているわたしも唖然! 溺れ死ぬ寸前で近所の人に助けられるのですが、
お礼を言うどころか懲りもせず、ひどい仕打ちをした恋人を、追いかけて行っちゃうんですから!

そんなある日、カビリア は、通りがかったホテルの前で、
有名俳優 アルベルト・ラツァリ と、その恋人 ジェシー がケンカ別れをする現場に遭遇します。
ラツァリ は気晴らしに、カビリア を連れ添って、ナイトクラブへ繰り出すことに。
扉を開けると、そこは別世界。
褐色の肌をもつ異国のダンサーが妖しく舞うシーンは、なんとも不思議な雰囲気。
まるで、秘密の絵本から抜け出したような光景と、心くすぐる音楽にすっかり酔わされて、
フェリーニ 監督の 映像の世界へ、迷い込んだ気分にさせられるのです。



そして、流れてきたマンボのリズムに、楽しげに踊りだす、カビリア
ちょっと滑稽で無作法なダンスも、彼女の魅力のひとつ。
ラツァリ は、そんなくったくのない彼女を屋敷へ連れて帰り、食事を振舞います。
今までに見たことも、食べたこともない食材に、無邪気に喜ぶ カビリア
その様子を優しく見守る、ラツァリ
しかし、有名俳優と思いがけず過ごす楽しい夜は、そう長くは続きません。
ケンカ別れしたはずの美しい恋人 ジェシー が、戻ってきたのです。
ひとまず、浴室に隠れることになった カビリア ですが・・・?


イタリア映画の魅力のひとつは、その 音楽 。 陽気で楽しく、でもどこかノスタルジック・・・。
どんな悲しく辛く切ないシーンでも、その音楽が流れてきただけで、
一瞬のうちに、ポジティブな気分に変えてくれる 魔法 のよう。

カビリアの夜 は、本当はとても可哀想なお話なんです。
男たちに騙され、裏切られ、裏切られ続けても、それでも信じることを決してやめない、
ひとりの娼婦の物語なのですから。
だけど、胸が張り裂けんばかりの衝動にかられても、その 魔法 の力が、
観客の心から悲しみを取り除き、生きる希望を与えてくれる。
この映画を見ながら、わたしは何度も何度も、そんな気分にさせられたものです。


今の暮らしを変えたいー。  カビリアは、強く強く、そう願います。
純粋で、こんなにも無垢な心をもった彼女が、なぜ娼婦なのか?
もっと違った生き方と未来を求めて、一生懸命に生きている彼女の姿に、
観客は、何百回も何千回も心を打たれる。  これは、そんな映画です。
そして迎えた、ラストシーンー。 わたしは、涙がこぼれて仕方がありませんでした。

生きていくのは辛いことだらけだけど、生きていると、楽しいことがたくさんあるー。

カビリアの夜 は、人生の喜びを高らかに謳いあげた、傑作。
またひとつ、忘れられない映画と出会えました!
最近、ちょっと凹んでる貴女は必見。  心からおススメしたい一本です!




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テーマ : 芸能ニュース - ジャンル : ニュース

22:22  |  イタリア映画  |  Trackback(0)  |  Comment(7)

Comment

ハリウッド映画一辺倒で…

フェリーニは恥ずかしながら「道」とあと2本くらいしか観たことないんです。
でもやっぱり音楽はいいですね、イタリア人は。
マカロニ・ウェスタンだってエンニオ・モリコーネがいなかったら、また歴史が変わってたかも。
そしたらイーストウッドだってどうなっていたことか。

ぼくが観た数少ないイタリア映画の中で「グッドモーニング・バビロン!」という好きな映画があるんだけど、その中の主人公の兄弟のセリフがスゴイ。
「俺たちは(イタリア人は)ミケランジェロとダヴィンチの子孫だ!」
いいでしょ?
映画の中で聞いた啖呵の中でもお気に入りのひとつです。

5011 |  2006.05.11(木) 22:42 | URL |  【編集】

初めての訪問です。

いやぁ~素晴らしいですね。立派です。
こんなにしっかりと映画について語ってるんですね。
私も映画は大好きなのですが、東京に引っ越してから1度も行ってないの。
旦那さんと観たい映画はたくさんあるのに・・。
ようやく生活が落ち着いてきたので、そろそろ映画館に足を運びたいです。
お仕事もして主婦もして、尊敬です。
次回帰省した時には是非お会いしたいです。
東京にも旦那さんと遊びに来てください。お待ちしてます。
また、ちょくちょく遊びに来ますね。
みか |  2006.05.12(金) 14:36 | URL |  【編集】

こんばんは!

★おお、エンニオ・モリコーネ! 5011さん、そうですよねっ。
マカロニ・ウェスタンに惹かれるのも、確かにあの音楽なしでは考えられません。
『ひまわり』だってマンシーニがいなければ、オープニングのひまわり畑に
あれほどの哀愁は感じなかったかもしれませんね。

「グッドモーニング・バビロン!」、今度ぜひ探して観ます!
ううう~いいですよ~、ソレ!子孫ときましたか!(笑)
そのセリフだけで、絶対に面白いに違いないっ(←思い込みの激しい人(笑))
音楽だけでなく、セリフから感じ取れる国民性。
それもまた映画を観る楽しみのひとつですっ♪


★みかちゃん、初コメント&ご訪問ありがとうございます!
なにせ昔から凝り性なもので、ついつい夢中になっちゃって(笑)
かなりひとりよがりの拙いブログですが、皆さんがここに来てくださった後に、
取り上げたものでなくても、「何か映画がみたくなってきた!」と思ってくださるような
ブログにしたいなぁ~と、いつも思いながら書いてるんですよ。
ダンナさまとたくさんの映画を観て、もっとラブラブでいてくださいねっ♪
次回の帰省のときは、ゆっくり会いたいね! 楽しみにしています!
Carolita |  2006.05.12(金) 23:56 | URL |  【編集】

お引越し!

Caroさん!
また、ずいぶんコアなところから攻めますねぇ~
全然気が付かなかった、トスカーナのDVD欲しくなったぞ!
何度でもみたいよね!

ところで、引越し完了です。
べぶ |  2006.05.13(土) 01:33 | URL |  【編集】

時には。。。

★こんなところから攻めてみましたっ(笑)
わたしもDVD絶対買おうと思ってます!
他にも何本か出てきてたのよね~。観たい観たい!
『カビリアの夜』は、きっとべぶさんも気に入ると思います。
お時間があれば、ぜひチェックしてみて!

連絡ありがとう~♪ こちらも無事変更完了しましたよ!
Carolita |  2006.05.14(日) 00:02 | URL |  【編集】

お知らせ

こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
「カビリアの夜」の昔の広告もとりあげました。
よかったら、寄ってみてください。

http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
kemukemu |  2007.01.07(日) 20:26 | URL |  【編集】

★kemukemuさん、先ほどおじゃまさせて頂きました。
「カビリアの夜」の日本公開時劇場用広告なんて、大変貴重なものですね!
教えて下さって、ありがとうございましたっ♪
Carolita |  2007.01.08(月) 09:59 | URL |  【編集】

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