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マリリン・モンローの誕生日

2006.06.01 (Thu)

紳士は金髪がお好き七年目の浮気百万長者と結婚する方法
ナイアガラお熱いのがお好き帰らざる河・・・などなど、
皆さんはどの作品がお好きですか?
もし生きていたなら、今日 80歳 の誕生日を迎えていた マリリン・モンロー
没後44年を経ても、いまだファンの心に生き続ける彼女ですが、
この作品でまだ大スターを夢見る頃の、初々しい姿に出会うことができました。    
   
 イヴの総て ( 1951年/アメリカ 原題:ALL ABOUT EVE )
【監督・脚本】 ジョセフ・L・マンキウィッツ
【音楽】 アルフレッド・ニューマン
【出演】 ベティ・デイヴィス/アン・バクスター/ジョージ・サンダース
/ゲイリー・メリル/マリリン・モンロー/ヒュー・マーロウ
     /グレゴリー・ラトフ/ランディ・スチュアート/セレステ・ホルム



華やかな演劇界の裏側で、大女優と、その付き人からスターへと成り上がろうとする
新人女優との、女の嫉妬と野心を描き出した人間ドラマの名作。
それは、売れない時代の マリリン・モンロー の姿とちょっぴり重なって見えて・・・?

More・・・


そこは、演劇界最高の栄誉、 サラ・シドンズ賞 授与式の宴会場。
華やかな花々で美しく飾られたホールに集うのは、大女優、演出家、批評家、
プロデューサーに、劇作家とその妻たち。
史上最年少受賞者の誕生 を、興奮した面持ちで待ち望む列席者の中で、
なぜか冷ややかに視線を投げかける、数人の人々の態度が気にかかります。

発表の前に延々と続く会長の演説が、今夜のヒロインを褒めたたえはじめた頃、
カメラはやっと、発表を静かに待つ主人公の姿を捉えます。
でもそれは、彼女の表情ではありません。
円卓の上に軽く重ね合わせた、白くスラリとした 両手のアップ だけ。
見せるようで見せないその演出に、観客の期待が最高潮に達した時、
ようやく高らかに読み上げられた彼女の名は、 イヴ・ハリントン
わずか9ヶ月前は、憧れの女優の舞台に毎日通いつめるだけの、しがない田舎娘だったはず。
イヴ は、一体どうやって華やかな表舞台の頂点を極めたのか?
トロフィーを手に、カメラのフラッシュを浴びる彼女を遠くで見つめながら、
その軌跡の 総て を見届けた友人たちは、それぞれ複雑な胸中で、
今日までの日々を回想するのですが・・・?


主役は イヴ を演じた若々しい アン・バクスター のはずなのに、
その強烈な個性と貫禄で、完璧に主役を食ってしまった、
真の大女優 ベティ・デイヴィス
80年代に全米No.1に輝いた、キム・カーンズ の大ヒットナンバー、
ベティ・デイビスの瞳 にも歌われた彼女の大きな瞳には、
今でも観る者の心を覗き込むような、妖しげな魅力が溢れていました。



授賞式の後、物語はそれぞれの回想シーンで、一気に過去へとさかのぼります。
大女優 マーゴ・チャニング ( ベティ・デイヴィス ) を崇拝し、
毎日、劇場に通いつめる見知らぬ娘 イヴ ( アン・バクスター ) の姿に心を打たれた
劇作家の妻 カレン ( セレステ・ホルム ) は、ある夜、彼女を マーゴ の楽屋へ連れて行き、
2人を引き合わせます。
不幸な身の上に同情した マーゴ は、
自分の付き人として イヴ を雇うことに。
知性もあり、よく気が利いて、控えめで素直。 
そして何より マーゴ に献身的に尽くす イヴ の姿は、
見栄と虚栄がはびこる芸能界にあって、まるで清く無垢な存在。

あっという間に周囲の人々の信頼を勝ちえ、可愛がられるのですが、
やがてその野心をムキ出しにしていくことになろうとは、
この時は、まだ誰も知る由もなく・・・。


さて、イヴの総て の見どころは、なんといっても華やかな女優競演と、
世代交代をめぐる女の闘いでしょう!

傲慢でワガママ、しかしカリスマ的な魅力に満ちた、
生まれながらの天才女優 マーゴ に、
文句なしの存在感で周囲を圧倒する、ベティ・デイヴィス 。



貧しい田舎出身ながらも、賢くて計算高く、誰よりも激しい野心で、
どんな手段を使っても、夢へのチャンスを掴もうと画策する
新人女優 イヴ に、アン・バクスター 。 



劇作家の妻という肩書きと夫を愛する以外
他に何もとりえがないことを自覚しながらも、
お人よしで、心優しい世話好きの婦人 カレン に、
セレステ・ホルム 。



その美貌を武器に、有名プロデューサーに気に入られようと、
あちこちで媚を売る大根女優 ミス・カズウェル に、
マリリン・モンロー 。





この当時のモンローは、役柄のとおりの売れない無名女優。
それでも短いシーンの数々を、とても楽しそうに演じている彼女は、すごくカワイイ!
お目当てのプロデューサー目がけて歩いていくというシーンがあるのですが、
すでにあの モンロー・ウォーク を思わせる、
肩から入るウォーキングをちょっとだけ披露していますしね (笑)

夢だけを支えに、野心を燃やして成り上がっていく 主人公イヴ を、
彼女は、どんな気持ちでカメラの陰から見つめていたのかしら?
現に、この出演をきっかけに、一度は契約を切られていた20世紀フォックスと
再び契約できたということですから、きっとモンローにとっても忘れられない作品
だったのかもしれませんね。

そしてぜひ観て頂きたい、ラストシーン。
女性ならきっと、はっと息を呑むような美しさに、思わず見とれてしまうはず!
追い求めた夢と喝采の彼方に、女優イヴが見たものとは?
イヴの総て は、華やかな演劇界の裏側で、夢に賭ける女優達の怯えや葛藤、
プライベートな人生の 総て を、華麗なる女優競演で見せてくれる、人間ドラマの名作。



そして50年以上の長い時を経た現在、恐らくこの映画の女優陣の中で、
演技力はともかく、あらゆる意味で一番知名度が高いのは、たぶん マリリン・モンロー でしょう 。
夢のため、どんなことでもして無名の時代を乗り切った彼女こそ、
実生活においては、本当のイヴ だったのかなぁ?
いまだに死因の謎については、さまざまな憶測がささやかれるほど、
ファンの心を魅了してやまないその微笑は、この映画の中でもひときわ輝いて見えました。

そしていつの日か、マリリン・モンローの “ 総て ” が明らかにされる日が、
やってくるのかもしれませんねっ。

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テーマ : 今日は何の日!? - ジャンル : ニュース

07:05  |  クラシック名画  |  Trackback(1)  |  Comment(13)

Comment

「お熱いのがお好き」に一票

マリリン・モンローの名前は映画ファンじゃなくても知ってましたよね。
でも実際に彼女の生の声を初めて聞いたのは「お熱いのがお好き」でした。
それまではテレビの吹き替えばっかりだったんで。
声は向井真里子さんでしたっけね。
色っぽいけど、ちょっとバカっぽい感じが…。
でも「お熱い…」のシュガーを演じるモンローを見て、なんてチャーミングな女優さんなんだろうと思いましたよ。
最近では「サイダーハウス・ルール」のシャリーズ・セロンがモンローに似てるって思ったな。
5011 |  2006.06.01(木) 22:11 | URL |  【編集】

この映画のラスト、おっかなかったですねー。
ベティ・デイヴィス は大好きです(なんとなくスーザン・サランドンとかぶります)
マリリンモンローが「本当のイヴ」というのはうなずけますね。
最近女優さんに元気がないなーと思うのは私だけでしょうか。
キーラ・ナイトレイとかリース・ウィザースプーンとか
なんか違うぞーと思います。大型新人出てきませんねー。

ペッタンコ |  2006.06.02(金) 16:09 | URL |  【編集】

またまたお久しぶりです~♪

 こんばんは、ルーシーです。

 「イヴの総て」ですかぁ~、懐かしい名作映画ですね。 私もかなり前に見た記憶があります。 なんか意外にどろどろと、したたかな人間の側面を描いていましたね。

 印象的だった場面は、たしかレストランで食事するシーンで、イヴに脅迫されたカレンの演技がなぜか印象にあります。(たしか笑っていました)

 おおすじとしては、周りを利用しながら登りつめるイヴ。 それでも視点を変えると、少ないチャンスを活かそうとし、したたかではありますが、上昇志向が強くそういった世界には必要な人物~ともとれそうです。

 また、印象的なフィービー(でしたっけ?)の存在。 因果応報的な皮肉っぽい場面でしたが、これも見かたを変えると、演劇界には絶えず上を狙う次世代の若者がチャンスを探して存在する厳しい実状~ともとれ、単にイブのしたたかぶりなどを表現した~とは違った側面を感じさせてくれたものでしたね。(でも、女性ってコワいですぅ~・・・失礼しました・・・汗)

 当時もいろいろな見かたをされたそうですが、そういう微妙な心理やかけひき、風刺など、この頃のアメリカ映画の脚本のよさ(もちろん演技もですね~)には今の映画にはなかなかない知的な演出も感じます~、マリリンのブレイクの予感(?)も感じさせる名作ですね~、長くなってスミマセン、ではまた~!(いつも思いますが、こういった映画を選び出すcaroli-taさんの着眼点は素晴らしいですね! TBさせて頂きました~)
ルーシー |  2006.06.02(金) 21:51 | URL |  【編集】

はじめまして。
私はブログを始めたばかりで、映画や音楽に興味があるので書いたり読みまわっています。文章を書くのは不得手なので、色々と参考にさせて頂きます。
マリリンの名前は知ってるけど、まだ作品はみたことない。ツタヤでさがしてみます^^;
ゴン |  2006.06.03(土) 00:18 | URL |  【編集】

良い映画はいいですね

私も日本にいるときにレンタルしてみました。
内容ははっきり覚えてないのですが、「おもしろい!」&「ベティ・ディヴィスがすごい!」と感じたことは記憶に残っています。
そういえば、マリリン出てましたね。

この前フロリダへ行ってきたのですが、あちらでは日本よりずっと彼女の人気が高いと感じました。日本人はいつの時代も「妖精オードリー」が大好きですが。
Flina |  2006.06.03(土) 06:01 | URL |  【編集】

皆様コメントありがとうございますっ♪

★5011さん、そうそう! 今よりもその頃のシャーリーズ・セロンは、
マリリンに似てるなぁ~とわたしも思ってたんですよ。
女優人生よりもその生き様がなにかと注目の的ですが、
コメディでの彼女って、ホントにカワイイ! 気取らない庶民的な(言い換えれば
やっぱりちょっとおバカっぽい(笑))なとこが、とってもキュート。
『お熱いの・・・』も好きですが、『百万長者と結婚する方法 』もいいですね。
ちょっと甘えたような生声を聞きたいから、やっぱり字幕で観たいなぁ~。


★ ペッタンコ さん、スーザン・サランドン!たしかに目元のあたりも似てますが、凄み?があるところも、近いですね。
あの瞳でじっと見つめられたら、ビビリますよ、実際(笑)
新人女優・・・そうだなぁ~誰だろう。。。
作品でうならせてくれる女優さん、思い当たりませんよね~。
こうなったら思い切り若返って、ダコタ・ファニングちゃんあたりに期待しますかっ。
将来、杉田かおるにならないように、温かく見守りたいと思います(笑)


★ルーシーさん、T/Bありがとうございます!古い映画はいいもんですよね~。
上昇志向、これは“ポイジティブ”ということでもありますから、
芸能界ではそれが強いほど、勝ち残っていけるのでしょうね。
ブログを書くようになって古い映画を見直すようになったら、
新作ももっと楽しめるようになりました。(いろんなパクリものにも遭遇しますけど。。。(笑))
そうそう、カレンの演技! かなり笑ってましたね!あれは、すごく印象的なシーンでした!
いやいや、着眼点だなんて恥ずかしいのですが、そんなお言葉頂けてうれしいですっ。
またアップした映画が重なるといいですねっ♪


★ゴンさん、初めましてっ♪ 初訪問&コメントをありがとうございます。
そうですかぁ、映画や音楽がお好きなのですね~。
ここは映画の話がメインですが、たまに音楽も絡めて書いたりしています。
ブログ、始められたばかりなのですね! ぜひそちらへもおじゃまさせてくださいねっ。
よろしければ、今度はアドレスなどお知らせ頂けると嬉しいですっ♪
マリリンの映画は、とってもキュートなものが多いですよ。
ぜひ一度ご覧になってみて下さいね。


★わぁ~ Flina さん、いらっしゃいませっ♪
フロリダですか? へぇ~、そっか!やっぱり西と東では、風土の違いで
俳優の人気の好みが分かれちゃうこともあるんでしょうね~。
たしかに、インテリニューヨーカーより、太陽降りそそぐおおらかなフロリダの方が、
マリリンのキャラは支持されやすいのかもっ。
ならやっぱり、ニューヨーカーはオードリー派がおおいんでしょうねぇ。
わたしも一度はティファニーの前でクロワッサン食べてみたい・・・(笑)
小柄な日本人には、オードリー。でも、最近の日本ではエロカッコイイがブームですから、
マリリンもそのうち人気を巻き返すかもしれませんね!
Carolita |  2006.06.04(日) 00:34 | URL |  【編集】

TBに再トライです。

念のため、こちらの記載ページはこちらです↓。
http://d.hatena.ne.jp/kaoru1107/20060901

ある高齢の作家の方から、映画シナリオの人物描写のお手本として、近年の作品では「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」を、旧作では「イヴの総て」を挙げられました。
いろんな映画やドラマに応用されていったスタンダード、マスターピースですね。見応え十分でした。
kaoru1107 |  2006.11.23(木) 22:21 | URL |  【編集】

こんにちは!

★kaoru1107さん、いらっしゃいませっ♪
おお~そうですか!それは興味深いエピソードですね。
この頃の作品には、後に様々なストーリーの王道となるようなものが多いですね。
スタンダード、マスターピース、本当にそんな言葉がぴったり。
当ブログでも取り上げましたが、「日のあたる場所」もまさにそんな作品のひとつだと思います。
そうやって考えると、やはり今の時代は出尽くしてしまった感もありますね。
Carolita |  2006.11.26(日) 16:57 | URL |  【編集】

kaoru1107さんへ

追伸です。 ごめんなさいっ!T/Bやはり入っていないようですっ。
一時期スパムが多かったので禁止ワードを増やしていたのですが、
それも今は解除したはずなのに・・・っ。
何度もお手間をおかけしてしまってすみませんっ。
あのようにコメントに記事のリンクを貼って下さったら伺いますので、
またそのような方法で教えていただけると嬉しいです!
Carolita |  2006.11.26(日) 17:38 | URL |  【編集】

面白い派生作品

ずっと昔の初見時には、この映画のことを知らなかったので気づきもしませんでしたが、なかなか興味深いものがありました。「刑事コロンボ第14話『偶像のレクイエム』(1973)」。
犯人役はアン・バクスター。初老を向かえかつての栄華を失いつつある大女優という設定。舞台はハリウッドの撮影所内で、「イヴの総て」で衣装賞のオスカーを得た衣装デザイナー:イディス・ヘッドもカメオ出演しています。
明らかにアン・バクスターにあてて書いた脚本です。ちょっとお薦めです。
kaoru1107 |  2006.12.11(月) 05:55 | URL |  【編集】

こんばんはっ♪

★kaoru1107さん、またまた興味深い作品を教えて下さってありがとうございます!
刑事コロンボ!いつも洋画劇場で見ていました。もう、大好きでした!
「偶像のレクイエム」、たぶん観ているとおもうのですが、まったく覚えていなくって・・・。
ビデオ屋さんにあるかしら?アン・バクスターがそんな役だったなんて、
「イヴの総て」のその後のお話みたいで、面白そう!
こんな風にニヤッと「分かる人には分かる」仕掛け、たまりませんっ(笑)
Carolita |  2006.12.11(月) 22:46 | URL |  【編集】

コロンボは・・・

レンタルには随分以前から並んでいたようです。私も最近まで気づきませんでした。しかし、このDVD-BOXを衝動買いしてしまいました(笑)。
http://d.hatena.ne.jp/kaoru1107/20061114
23枚組なので結構リーズナブルではないかと…。勿論、半額レンタルが安いですが、思春期を共に過ごした間柄なので所有欲もあり…。まだ2話分しか観ていないので当分楽しめます。
kaoru1107 |  2006.12.12(火) 21:47 | URL |  【編集】

★ kaoru1107さん、お返事おそくなりましたっ。
そうですかぁ~、じゃ我が家の近所のレンタル屋さんにも並んでいるかもですね~??
それにしても、23枚組とはすごいっ!欲しくなるお気持ち、分かります!
それって、吹き替え版ですか? コロンボはやっぱり吹き替えで見たいわぁ(笑)
アマゾンで検索していると、いろんなBOXセットを見つけることがありますが、
ファンの心をくすぐるような企画が多いですよね!
わたしもいつも眺めては、お買い物かごに入れたり出したりしてますよ~。
最近では、トラボルタ・ダンスパック3点セットを悩んでますっ(笑)。
コロンボセットを堪能されましたら、ぜひまた感想をお聞かせくださいねっ♪
Carolita |  2006.12.15(金) 22:10 | URL |  【編集】

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2006/06/02(金) 22:12:50 | ビートルズな気分

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