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「小説家を見つけたら」

2006.07.26 (Wed)

何気なく過ごしている日々の暮らしの中で、
時に、“ 一生忘れられない人 との出会いは、不意に訪れるものなのかもしれません。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちガス・ヴァン・サント 監督が、
あの、ショーン・コネリー を迎え、再び心に響く優しい 出会いのドラマ を見せてくれました。
それがこの映画、
小説家を見つけたら ( 2000年/アメリカ 原題:FINDING FORRESTER )
【監督】 ガス・ヴァン・サント
【製作】 ショーン・コネリー/ローレンス・マーク/ロンダ・トレフソン
【脚本】 マイク・リッチ
【音楽】 マイルス・デイヴィス
【出演】 ショーン・コネリー/F・マーレイ・エイブラハム/ロブ・ブラウン
     /アンナ・パキン/バスタ・ライムズ


ショーン・コネリー 自身が、スコットランド出身で、本物のナイト。
そんな彼が演じたのは、スコットランド出身の、伝説の作家。
さて、その内容は・・・?

More・・・

ニューヨーク・ブロンクスの下町に住み、物書きを夢見る16歳の少年
ジャマール ( ロブ・ブラウン ) は、母と兄との3人暮らし。
地元の高校に通いながら、放課後は町のコートでバスケットをするのが日課。

そんな少年達のもっぱらの関心事は、バスケにラップ、そして街角の古いアパートメントの
2階から、毎日、カーテン越しに双眼鏡でこちらの様子をのぞいている、
怪しげな 老人 ( ショーン・コネリー ) の姿。


「 あのじいさん、絶対に千年は生きてるぜ 」
「 昔、人を殺したことがあるらしい! 」


溜まり場にしているいつもの店で、根も葉もないウワサ話に花を咲かせているうちに、
ジャマール は仲間にけしかけられ、老人の部屋に忍び込むハメに。
しかし、老人とはちあわせしてしまった彼は、慌てて大切なノートが入ったリュックを
置き忘れてしまい・・・?

ショーン・コネリー がスクリーンに全身を現したのは、映画がはじまってから、約30分後。
タイトルから 小説家 の役だと分かっていたけれど、少年達のウワサ話に耳を傾けて
いるうちに、一体どんな風に登場するのかと、いやでも期待は高まっていきます。

世捨て人となった伝説の作家、ウイリアム・フォレスター 。
彼を演じた ショーン・コネリー 、当時 69歳 

老人を訪ね、部屋の前に立ちすくむ少年を、
ドアの小窓から刺すように、眼光鋭く見つめるシーンは、
一瞬のワンカットなのに迫力タップリ。


何十年も自分の部屋に引きこもり、頑固で、偏屈で、人に心を開かない。
マイルス・デイヴィス のトランペットにのせてタイプを打ち、
心の奥底に “過去” をしまい込んでしまった初老の作家を、
圧倒的な人間の厚みと存在感で魅せてくれるあたりは、お見事。
もし、ショーン・コネリー でなかったら、この映画は成立しなかったかもしれないなぁと思うほど、
その姿は、わたしの心に深く刻み付けられました。

何かを学びたいと思ったとき、導いてくれる と偶然めぐり合った、主人公、ジャマール 。
老人と少年、2人を結びつけたものは、1冊のノート
ひとりの少年の可能性は、その出会いから一気に広がりはじめます。



余談ですが、先日わたしの義理母から、こんな言葉を教わりました。
我逢人。  それは、人と人との出会いの尊さを三文字で表した言葉。
母の言葉を借りると、 「 一期一会とはまた違って、人と人との出会いばかりでなく、
“ 物と物 ” 、“ 人と物 ” との出会いの大切さも表している
のだそうです。

人でも物でも、見過ごしてしまいそうな 小さな出会い に気がついたとき、
そこから、素晴らしい 心のドラマ が生まれることがあります。
この映画は、まさにそんな感じ。 
派手ではないけれど、初老の作家と少年のかけがえのない出会いが、
じっくりと丁寧に描かれていて、自然に喉の奥がしめつけられる。

物書きを夢見る少年ジャマールを演じた、ロブ・ブラウン の真っ直ぐに未来を見つめる瞳と、
己を再生していくフォレスターを、その背中で語ってくれた ショーン・コネリー
そのキャステイングも、すごくイイですね。 久々に、素直に泣けました。



小説家を見つけたら は、夢見る若者の一途な思いと、出会いの素晴らしさを、
大人の乾いたハートに、ストレートに語りかけてくれる、一本。
観終わったら、貴方もきっと感想文を書きたくなるかも・・・!
おススメです!

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テーマ : 日記 - ジャンル : 日記

22:59  |  アメリカ映画  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

Comment

以前に自分のブログで映画に出てくる作家のことを書いた時に、この映画のことを思い出したんですけど未見だったので入れませんでした。
映画が始まってもなかなか登場させないのも、やっぱりコネリーだから出来ることですね。
でも原題からすると何をやってる人物かわからないようにしてある方が良さそうです。
だとするとこの邦題はどーなんでしょ。

コネリーが師となる映画となると「アンタッチャブル」もそうでしたね。
ケビン・コスナーに警官としてのレッスンをしてた。
コネリーの声ってなんか耳に残るんですよ。
5011 |  2006.07.28(金) 23:18 | URL |  【編集】

あの声が・・・

★5011さん、わたしも好きですよ。 『007』の頃から・・・。
温泉があるから、よく大分県別府に行くんですけど、
今でも「ショーン・コネリーが来たのよねぇ~」とつぶやいてしまう、古いわたしです(笑)

この映画ですね、実は全然期待してなかったんだけど、とても良かったですよ! 
ただ5011さんのおっしゃるとおり、邦題がいただけませんよねっ。
そのタイトルのせいで、わたしも今まで観なかったんだもん・・・。
「アンタッチャブル」のスーツ姿、とてもステキでした。渋い、渋すぎる。
今ではハリウッド事実上の引退となっているそうですが、
まだまだ彼をスクリーンで見たい! ホントにそう思いました。
Carolita |  2006.07.29(土) 22:34 | URL |  【編集】

先入観

今日、ムービープラスで見ましたよ。今まで、話題になったジャック・ニコルソンとヘレン・ハントの「恋愛小説家」に似たストーリーなのかな?二番煎じ的な映画なのかな?と、タイトルに「小説家」が付くばっかりに勘違いしていました。ですから、今まで見る機会がありながら見たことがなかったのです。数日前に、Carolitaさんのこの記事を見て、どうも内容は想像していたものとはちがうらしいとわかり、今日やっと見たのです。

私も、この映画好きです。そして、実在しないウイリアム・フォレスターの部屋に、私も迷い込んでみたいなと思いました。入るなら、ドアからではなく、ピカピカに磨かれたあの窓から。
オルサ |  2006.07.30(日) 01:10 | URL |  【編集】

邦題が・・・。

★オルサさん、これもまた邦題で損している映画かもしれませんねっ。
おおっ、わたしもムービープラスで観たんですよっ♪
きっかけは、ショーン・コネリーが出ていたから。

>入るなら、ドアからではなく、ピカピカに磨かれたあの窓から。
うわぁ~うんうん、オルサさんらしい素敵なコメントですねっ。
いつの間にか、架空の小説家が実は実在していたのでは?と思うほど、
ショーン・コネリーの人としての厚みを感じて、ジーンときました。
これからは、邦題に騙されないようにしなくては・・・(笑)
Carolita |  2006.07.31(月) 23:21 | URL |  【編集】

先週末に観ましたが・・・

うーん。ごめんなさい。私にはイマイチでした。
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」と「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」を足して2で割ったようなストーリーで期待していたのですが…。
ミッド・ポイントのタイプ打ちのシーンはなかなかの昂揚感だったのですが、その後の展開はそれを超えられずに終わった感じでした。
フォレスターがいかに凄い作家であるか、観客には実のところよくわからないのがこの映画のアキレス腱だと思います。作中でいかに有名作家だと説明しても、実際の文章がある訳ではありません。それゆえにコネリーの存在感に頼ることになるのでしょうが、それ以上でもそれ以下でもなかったように感じました。
クロフォード先生は明らかに“サリエリ”であり、フォレスターが“モーツァルト”、ジャマールが“モーツァルトjr"という構図だと思いますが、音楽と違って文章のレベル感は映画で把握するのは難しいです。クライマックスの朗読シーンが途中を省略したカットつなぎになっているのもそのせいです。いっそ、実在の作家だということにするのも手だったかもしれません。
…すみません。ちょっと筆が過ぎました。こういう感想もあるということでご容赦ください。
kaoru1107 |  2006.11.28(火) 22:44 | URL |  【編集】

なるほど~。

★ kaoru1107さん、いいんですよ~。感じ方は人それぞれですから、
いろんな感想をお聞きするのは、わたしにとっても楽しいのです。

なるほど、モーツァルト×サリエリという構図は面白いですね。
鑑賞中は気がつきませんでしたが、たしかに当てはまる気がします。
わたしはショーン・コネリーが好きなので、彼の存在だけで「伝説の作家」だと
思い込んで見ていたんですよねっ。
確かに文章レベル感を映像で表現するのは難しい!もう少し小説の印象的なフレーズなどが入っていたら、印象はもう少し変わっていたかもしれませんね。

なので、そのあたりには目をつぶって、分かりやすさとショーン・コネリーその人と、
ジャマールの澄んだ瞳に一票!かな(笑)
Carolita |  2006.11.28(火) 22:57 | URL |  【編集】

ご容赦に感謝です

いただいたコメントにもう少しだけコメント。

クロフォード先生を演じているのは F・マーリー・エイブラハム。「アマデウス」のサリエリその人ですよね。だから狙いはアリアリなのです。

観ていてひとつだけ気になったこと。
ブロンクスの公立校に通う少年少女たちは、この映画観たらどう思うのでしょう?
kaoru1107 |  2006.11.28(火) 23:21 | URL |  【編集】

実は・・・

「アマデウス」!まだ観ていないのです! 伝記は読んだことがあるのですが、
映画の方は超有名な名作ですのに、いつかいつかと思いつつ・・・っ。
同じ俳優だったとは、それは意味アリアリですよね!
これでなぜクロフォード先生があそこまでフォレスターやジャマールに
固執していたのかが、納得いきましたっ。
おかげで、また違った楽しみ方ができましたよ。ありがとうございますっ♪

そして、kaoru1107さんが教えて下さったこのタイミングに、なんとTVで
「アマデウス」が衛星で12月4日に放送されるんですって!
おおお~、これは観るしかないでしょうっ。
感想はまたアップしますねっ♪
Carolita |  2006.11.29(水) 22:59 | URL |  【編集】

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