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「アマデウス!」

2006.12.30 (Sat)

今年は、生誕250周年 の記念すべき モーツァルト・イヤー でしたね。
名作名作といわれながら、ずっと見逃していたあの作品を、
今年最後にやっと観ることができました!

 アマデウス ( 1984年/アメリカ 原題:AMADEUS )
【監督】 ミロス・フォアマン
【原作・脚本】 ピーター・シェイファー
【出演】 F・マーレイ・エイブラハム/トム・ハルス
     /エリザベス・ベリッジ/ロイ・ドートリス
     /サイモン・キャロウ/ジェフリー・ジョーンズ
     /リチャード・フランク



その年の アカデミー賞8部門 を総ナメにした、音楽史上最大のミステリー。
さて、その内容は・・・?

More・・・

物語の幕開けは、なんてドラマティック!
舞台は、雪降る深夜のウィーン。
とある屋敷の奥から突然静寂を打ち破ったのは、断末魔のごとき老人の叫び声・・・。

モーツァルト!

彼の名は、アントニオ・サリエリ ( F・マーレイ・エイブラハム ) 。
かつて宮廷作曲家として名を馳せた男が語り始めた、“ 衝撃の懺悔 ”とは、
果たして真か、戯言か・・・?




神の子 と呼ばれた天才 モーツァルト( トム・ハルス ) と、
99%の努力 で天才になりたかった サリエリ
この2人の関係を軸に描かれる人間ドラマは、出会いの瞬間から目を離すわけには
いかないほどスリリング!



特に、2人が皇帝の目前で初めて正式に対面するシーンは圧巻です。
モーツァルト を歓迎するマーチを、時間をかけて準備してきた得意げな サリエリ
しかし モーツァルトは、そのマーチを瞬時に暗譜。 
3パターンにアレンジし、完璧に弾きこなしてしまいます。
しかも即興で、いとも容易く曲の一部を手直しまでして、体が震えたつ完成形へと高めてしまう・・・。

その一瞬で、観客は打ちのめされます。 そして悟らされるのです。
誰もモーツァルトにはかなわない と。
そして次の瞬間、モーツァルト の高笑いと共にカットインしたのは、
子供のようにふてくされた顔で、神に祈る サリエリ・・・。

もうそれだけで、今後の2人の関係は明らか。
この先、サリエリ の嫉妬の炎がどのように燃えたぎっていくのか? 
2人を分かつ決定的なシーンは、どこで訪れるのか? 
その伏線がいたるところに隠されているのではと、観客はもう楽しみで楽しみで、
一瞬たりとも目を離すわけにはいかなくなる。
これは本当に見事な演出だと感服してしまいました。




見返りを求める サリエリ の愛に対して、「神」が与えた最大の試練は、
天才 モーツァルト の存在でした。
己が凡人であることを、まるで絶えず打ち寄せる波のごとくに見せつけられ、
嫉妬の炎に、狂おしいまでその身を焼かれながらも、
それでも 神の子から湧き出す調べ に、
感嘆の涙を流さずにはいられない・・・。

アマデウスで 描かれる サリエリ は、ごく普通の人間でした。
手の届かないものに憧れ、手に入らないものに嫉妬する愚かさ。 そこが、とても良かった。 
F・マーレイ・エイブラハム は、サリエリに対し敬意を払って演じていた気がしたし、
脚本を手がけた ピーター・シェイファー も、サリエリに対し愛情さえ感じていたかのようにも
思えます。
もしも、その時代に自分が生きていたならば、
神の子の奇跡から一瞬でも目を離すことができようか?


華やかな全盛期、宮廷との確執、最愛なる父親の死・・・。
全編を彩る、楽しげで軽やかな名曲の数々がマイナーへと傾き始めた頃、
モーツァルトの人生にも影が落ち始め、いよいよ物語はクライマックスへ。




それは、サリエリの執着 が頂点に達する時。
あれほどまでに恋焦がれた神の手に、ついに触れる瞬間がやってきたのです。
芸術家のはしくれならば、神の子が調べを生むその瞬間に立ち会いたい・・・。
内なる衝動にかられ、ひたすらにペンを走らせるサリエリは、
まるでモーツァルトに手を引かれる幼子のよう。
やがて、死相漂う壮絶な作曲の果てに残されたものは、人間・モーツァルト の亡骸でした。



果たして、モーツァルトを死に追いやったものとは、何だったのか?
あらゆる可能性を残したまま、観客が見終わった後に頭を抱えてしまうのも、この映画の面白さ。

誰よりもその才能を憎みながら、誰よりもその輝きから目をそらせなかった、サリエリ は、
もしかすると、我々凡人を象徴する唯一無二の 最愛なるモーツァルト・ウォッチャー
だったのかもしれません。 だからこそ、天才モーツァルトの功績の偉大さが伝わってくる。
これは、本当に上質で素晴らしい作品です!

アマデウス は、宮廷作曲家 アントニオ・サリエリ が語る、天才 モーツァルト の生涯。
モーツァルト・イヤーを締めくくるにふさわしい、豪華絢爛な音楽史上最大のミステリー。
皆さんもいかがですか?





さて、今年も Caroli-ta Cafe をご訪問してくださった皆さま、
わたしの拙い記事にお付き合い頂きまして本当にありがとうございました。

今年は秋頃から急激に仕事が忙しくなったり、FC2のトラブルによるコメントや記事の消失という
アクシデントに見舞われたり、腰を悪くしたりと、後半は更新がままならない時期もありましたが、
そんな時でもなんとか続けてこられたのは、常にご訪問してくださる皆さまの温かい励ましが
あったからこそでした。
本当に本当に、お世話になりました。
2007年も、皆さまにとって幸多い年となりますように・・・。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
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テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

23:56  |  60~80年代名画  |  Trackback(1)  |  Comment(12)

Comment

24時間を切る!

この映画は、以前テレビで放映していたものを部分的に見ました。それまで作曲家モーツァルト=子供の頃から天才、程度の知識しかなかったため、映画を観て、ある種、衝撃に近い感覚を覚えました。 それは、モーツァルトの音楽は、時代の違いがあるとはいえ、激しさを持つベートーベンやロマン派のショパンらが作り出した音楽に比べ、感情が前面に出ず、音に遊びがありつつも規則正しくメロディーが流れていく印象があったので、そういった人生を送った人なのかと勝手に思い込んでいたためです。

さて、今年もあとわずか。残り24時間を切ってしまいました。この1年、Carolitaさんのブログで、映画の素晴らしさを再認識させていただきました。
来年も、どうぞ宜しくお願いします!
オルサ |  2006.12.31(日) 01:06 | URL |  【編集】

今年も・・・

残り少なくなりました。ここに着てすでに、あきらめモードで
のんびりTVを見ています。

アマデウスは宮廷のおかかえですから
考えられないような、皮肉たっぷりなものなどを上演したそうです。
いつの世も、お金持ちの上流社会のやることはわからん!

などととぼけた事を言いつつ、今年も暮れていくのでありました。
Caroさ~~ん、本当に仲良しになれてわたしは・・わたしは・・・ううう!
うれしいです。来年もCaroさんの記事を読んで、映画を見て楽しく暮らしたいと
思っていますので、ヨロシクお願いいたします。
べぶ |  2006.12.31(日) 01:53 | URL |  【編集】

出会いのシーン、圧巻ですよね。

Carolitaさんの感想、お待ちしていました。
私も、この映画の生命線は冒頭の出会いのシーンだと思います。あの単純な旋律による数分間の描写だけで、凡人と天才の距離感を絶望的かつ魅惑的に観客に理解させてしまうシーン。言葉で語ることなくテーマを描写できる映画芸術の特性の端的な事例がそこにありました。

映画と私の関係は、まさに音楽の神とサリエリの関係なのです。そう、この映画を観るのは自虐的な快感です(笑)。

葬送曲を紡がせることで、モーツァルトを追い込んでいくサリエリですが、私にはそのシーン、最初は嫉妬と悪意に基づいたかもしれませんが、やがてサリエリにとってその感情も希薄化したと思っています。
先の旋律を促すサリエリの中では、最後には芸術的欲求と奉仕だけが支配したのではないかと。あの死の床での聞き書きこそが、凡人と天才のコラボレーション。才あるものと愛好者とがチームワークによって美を生むと言う至福の瞬間に至ったとだと思いたいです。
だからこそ、モーツァルトは最期までサリエリを疑わず感謝の言葉すら漏らしたと、そう願望を込めて私は解釈しています。

秋深まってからこちらの日記を知りました。とても素敵な方と知り合えたと思います。ありがとうございました。
春先には父の法事で福岡に帰ります。そのときには同じ空気を味わわせていただきます。今後共宜しくお願いいたします。
kaoru1107 |  2006.12.31(日) 03:52 | URL |  【編集】

名作ですよね

Caroli-taさん、こんばんは。
確か小学生の頃に、この作品を見てとても感動した記憶があります。やはり、名作ですよね!内容もさることながら、音楽も文句なしに素晴らしいですし。
実は、つい先日ディレクターズカット版のDVDを買ったばかりなんですよ~。こちらはまだ見れていないのですが、近い内に鑑賞する予定なので楽しみです♪
早いもので、今日で2006年も終わりですね。
いつもCaroさんの記事を読んでは、和ませて頂いています。
また来年もよろしくお願いします♪
Nyaggy |  2006.12.31(日) 21:19 | URL |  【編集】

こんばんは

えー、例によりまして本件とあまり関係ないんですが・・・
今年もあと一時間ほどで幕を閉じますね。
私にとっては波瀾万丈の年でした。

2007年がお互いにいい年になるよう心より願っています。
どうか良いお年をお迎え下さい♪
ZEISS |  2006.12.31(日) 22:58 | URL |  【編集】

あけましておめでとうございます。

年末にアマデウスですか!終末観があっていい感じですね。
天才と秀才の違い、そしてその残酷さを、美しい音楽と映像で
物語っていましたね。かなーり好きな作品です。
サリエリ役の F・マーレイ・エイブラハムはもちろん上手なんですが
モーツァルト役のトム・ハルスもかなり素晴らしかったので
出来れば両方にオスカーをあげて欲しかったっす。
それにしてもモーツァルトは本当に本当に天才ですね。
クラッシックで知ってる曲の半分以上は彼の曲のような気がします。

という事で(?)本年も宜しくお願いいたします!!
ペッタンコ |  2007.01.01(月) 20:44 | URL |  【編集】

明けましておめでとうございます!

★オルサさん、そうですね~わたしも音楽の授業でモーツァルトを始めて習った時は、
そんな人生を送った人だったとはとても想像していませんでした。
全てが真実ではないにしても、映画を通して歴史上の人物の人生を垣間見ることができることは、とっても楽しい体験ですよね!
それにしても、いつの時代も天才は変人であることには変わりがないのかな~っ。

今年もこちらは映画が中心になるかと思いますが、違った分野でもオルサさんのブログでたくさんの刺激を受けに伺いたいと思っていますので、ぜひ仲良くして下さいねっ♪ どうぞヨロシクお願いします。


★べぶさぁ~~ん、あけおめでございます~っ!(あ、あれ?死語?)
その通り!右に習えの庶民のわたしには、全くもって上流階級のお金持ちの方々の感覚は理解に苦しみますが、その時代をちっと電信柱の影から見ていたいかもっ。

最近は大奥などがブームですが、わたしからすれば、ウン十年前のTVドラマ沖雅也の家光・大奥がベストでした。(←かなりマニアック?)
去年はべぶちゃんと仲良しになれてわたしだってぇっ!!
今年はもっと去年より仲良くして下さいっ。どうぞよろしくお願いしますっ♪


★kaoru1107さん、本当に冒頭の出会いのシーンにはすっかりやられてしまいましたよ。
サリエリがモーツァルトを毒殺したと当時ウワサされたほど、実際に確執があったのでしょうが、それを憎悪だけではない敬愛と奉仕の念を込めてサリエリを描いてたところには大変驚きました。勝手なイメージですが、観るまではもっとずるがしこい悪者なんだろうと思っていましたから(笑)それもきっとF・マーレイ・エイブラハムの素晴らしさのなせる業なんだろうなぁとつくづく感じずにはいられません。
凡人と天才のコラボレーション!そうそう、本当にその通りですよね!
モーツァルトが死に至った要因は、いくつも可能性を残してくれたなと思いました。
直接的なシーンが描かれていなくても、周りにいた誰にもそのチャンスがあったわけですから。そんなことを考えると、想像するだけでも楽しい(笑)
「小説家を見つけたら」を、すぐにでも見直したい気分ですよ!

昨年は、わたしこそ素晴らしい出会いができたと本当に感謝しております。ありがとうございました。
映画を通して一期一会。それはわたしがブログを書くテーマなんです。
今年もいろんな映画でお話できるのを楽しみにしています。
久々のご帰郷、どうぞ楽しんでくださいね!


★Nyaggy さぁ~ん、うわぁ~ディレクターズカット版のDVD??いいなぁ!
これは何度でも鑑賞したい名作だと思います!子供の頃に観た映画は強烈に印象に残るものですよね!そんな作品たちを大人になって見直すのが最近の楽しみです。
ホロリポイントが違ったり、ストーリーの背景により深く入り込めたり。
中には、「ええっ?こんな映画だったかな??」とショックを受けることもありますが(笑)
ゆっくり堪能して、また感想聞かせてくださいねっ♪

さて、去年はNyaggyさんのブログと出会えて本当にうれしかったですっ♪
今年も、お互い主婦で映画好きなブロガー同士、語りあいましょう!
これからもどうぞヨロシクお願いしますっ♪


★ZEISS さーんっ♪ ブブブっいいんですよ~、全然関係なくて(笑)
そうですかぁ、波乱万丈な一年だったのですね。実はこう見えてもわたしもいい意味で激動の一年だったんですよ(笑)ここ数年は、本当に変化の多い年が続きましたが、前向きにひたむきに生きていれば、必ず報われる日がやってくるのだと思い知りました。あとご先祖さまの大切さも。。。

そうですね、2007年がお互いにとっていい年となりますように、わたしも心からお祈りしています。あっ、ZEISSさんも体だけには気をつけて下さいねっ。
またおじゃまさせていただきます。なかなか記事はかぶらないかと思いますが、(笑)今年もヨロシクお願いしますねっ♪
Carolita |  2007.01.01(月) 21:14 | URL |  【編集】

おっとっと(汗)

★ペッタンコさん、失礼しましたっ。コメントに今気がつきましたっ。
あれよあれよとバタバタしているうちに、年がすっかり明けてしまいましたねっ。
年末にモーツァルト。ずっと観れていなかったのですが、
この作品のおかげで、昨年は大変満足した気分で幕を閉じることができましたよ!
そうそう、トム・ハルス!本当に怪演でしたよねっ。
彼が笑うたびに、なぜがわたしもつられて笑ってしまい・・・(←不気味な人)
わたしもたぶん知っているクラシックは、ほぼモーツァルトかと。
今年はなんとなく、ベートーベンがくる~~!!気がします。こっ、根拠はありませんが。。。(笑)

ということで?こちらこそ今年もよろしくお願いしますっ♪
Carolita |  2007.01.02(火) 19:25 | URL |  【編集】

明けましておめでとうございます。

「アマデウス」大好きな映画です。
ちょうど楽器店で働いていたころだったので、
あれこれ色々とみんなで語りましたよ(笑)
最近あまり映画を見に行けなくてストレスたまってますが、
そのストレスもCarolitaさんのとこへ来ると解消してしまいます。
今年もどうぞよろしくお願いします★
eiko |  2007.01.03(水) 19:28 | URL |  【編集】

★ eiko さぁ~ん、明けましておめでとうございます!
そうなんですね~、楽器店で! なんか eiko さんっぽいわぁ~っ♪
音楽されてる方は、モーツァルトについて語り始めたら止まらなくなりそうですね!
わたしも年末年始はあれこれ忙しくて、劇場にはなかなか行けてないんですよっ。
わぁウレシイっ♪ 少しでもお役に立てたら、書き甲斐があります。
お互い映画を観ないとストレスたまりますよねっ(笑)
今年もジョニーモード全開で(笑)ヨロシクお願いしまーす!
Carolita |  2007.01.04(木) 16:08 | URL |  【編集】

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます、本年も宜しくお願い致します。
新年最初のTBをさせていただきました。
傑作中の傑作とはこの映画のことですよね。
サリエリは「凡人」なら幸せな一生を送れたのに、モーツァルトの天才ぶりがわかってしまう「秀才」であったがための悲劇。
それでも、終盤の『レクイエム』を書き取るシーン、「神の領域」に触れることのできた喜び、鬼気迫る名演技でしたね。
改めて、本年も宜しくお願い致します。
micchii |  2007.01.06(土) 12:40 | URL |  【編集】

今年もよろしくお願いします

★ micchii さん、T/Bありがとうございます!
そうですよね、ただの「凡人」ではなかったための悲劇といえますよね。
この映画によって新しいサリエリ像を見た気がします。オープニングから観るものを引きつけて離さないドラマティックさといい、本当の真実とは一体何なのかを、
幾通りも想像させてくれる傑作だったと感じました。
今年は、まだまだ観ていない名作に触れたいなぁと思います。あー!本当に時間がいくらあってもたりませんね!(笑)
こちらこそ、本年もどうぞヨロシクお願いいたします。
Carolita |  2007.01.06(土) 19:32 | URL |  【編集】

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