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「ベティ・サイズモア」

2007.01.08 (Mon)

ベティ の夢は、看護婦 になること。
それはドラマの中の医者に をしたから。
看護婦になれば、きっと彼に会える。
思いつめたベティの恋は、独りで勝手に走り出して・・・?

ベティ・サイズモア ( 2000年/アメリカ 原題:NURSE BETTY )
【監督】 ニール・ラビュート
【脚本】 ジョン・リチャーズ/ジェームズ・フラムバーグ
【出演】 レネー・ゼルウィガー/モーガン・フリーマン/クリス・ロック
     /グレッグ・キニア/アーロン・エッカート/アリソン・ジャネイ




レネー・ゼルウィガーモーガン・フリーマン 、この異色の共演が贈る、
とびきりキュートなサスペンスタッチのラブ・コメディ。
偶然にも、明日9日(火)深夜12時40分からTV衛星第2で放送されます。
さて、その内容は・・・?( 多少のネタばれが含まれますので、ご注意を! )

More・・・

ちょっと内気で平凡な主婦、ベティ・サイズモア ( レネー・ゼルウィガー ) 。 
そんな彼女がハマッているのは、メロドラマ 「 愛のすべて 」
看護学校の学費を稼ぐため、中古車ディーラーを営む夫 デル の浮気にも気がつかず、
今日もせっせと郊外のレストランでウェイトレスのアルバイト。



そんなある日のこと、夫が商談のために、2人の客 チャーリー ( モーガン・フリーマン )
ウェズリー ( クリス・ロック ) を連れて帰宅します。
いつものように部屋にこもり、録画しておいたドラマのビデオに夢中の ベティ でしたが、
なにやら外で大きな物音が。  
ただならぬ雰囲気に、そっと扉の影からのぞいてみると・・・?

メロドラマの主人公、心臓外科医の デビット・ラベル ( グレッグ・キニア ) に恋をした ベティ
ブラウン管の中の彼は、どんなときでもわたしに優しく微笑みかけてくれるから。
彼女の現実はと言えば、かまってくれない夫に、手の届かない夢ばかり。
現実逃避したいベティの頭のスイッチは、偶然に目撃してしまった殺人事件のショックによって、
妄想の世界からOFFできなくなってしまうのです。




そうやって夢心地のまま、ベティ のちょっと危ない 自分探しの旅 が始まります。
妄想の世界では、ずっとなりたかった 大胆な自分 になれる ベティ
夫の顔色をうかがいながら、ビクビクしていたわたしはもういない・・・。

そこで登場するのが、彼女を追いかける犯人役の モーガン・フリーマンクリス・ロック
特に、こんなコミカルなフリーマンは見たことないほど面白いっ。
マヌケな凸凹コンビが加わって珍騒動を巻き起こし、さらに暴走するベティの行動は
さらにエスカレートして・・・と、さぁここからが、カンヌ映画祭脚本賞 を受賞した
本編の面白さ全開!なのですが、ストーリーはこの辺にしておきましょうっ。




さて、この映画のメインテーマは、「 昼メロ 」 にハマッてしまった主婦心理。 
ははは! なんと共感できるテーマではありませんかっ(爆)

何かが始まる予感がするんだ・・・。 遠いところで何かが僕を待っている
ブラウン管の中からそうささやく デビット を、
爪を噛みながら食い入るように見つめる ベティ の瞳は、実にリアル。
ああ!! もしかしたら、こんな顔してわたしもTVを見ていたのかしら?と、
ふと我を振り返って恥ずかしくなるくらい(笑)。
はにかむ レネー・ゼルウィガー の笑顔はすごくキュートだし、本当に上手いんですよね。

ドラマの医者を、現実の世界に探しに旅に出る ベティ
その姿はすごく滑稽なはずなのに、あまりの一生懸命さと彼女の熱意に
いつしか周囲も観客も巻き込まれ、そのうち何が現実だったのか分からなくなってしまうんです。
虚構と現実がシャッフルされて、純愛と危うさが紙一重スレスレに
進んでいくストーリーは、まさにコミカルでロマンティックでスリリング!

何のとりえもないと思っていた主婦に、ある日突然訪れる人生の転機。
ケ・セラ・セラ ~流れに身をまかせ、夢とチャンスを手に入れられるかどうかは、すべて自分次第。
その時 ベティ のとった行動はいかに? その続きはぜひ貴方の目で確かめてみて下さい!



ベティ・サイズモア は、ドラマにハマッた主婦が、ドラマよりハッピーな人生を手に入れる、
ちょっと変わったシンデレラ・ストーリー
いつの間にか夢と現実がすり替わっていく実にユニークな脚本は、
最後まできっと貴方を飽きさせないはず。
自分の本当の魅力に、まだ気づいていない貴女は必見(笑)! ぜひおススメしたい一本です!



 
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テーマ : TVで見た映画 - ジャンル : 映画

19:36  |  女性必見!の映画  |  Trackback(0)  |  Comment(9)

Comment

成る程、食わず嫌いはいけませんね。

どうしても所謂ラブコメは敬遠しがちなのですが、何事も偏見はいけません(笑)。脚本賞を得ているのであれば、通り一遍ではなさそうですね。BS録画をセットしてみようかと思います。
しかし、こういう役どころでもこなしてしまうモーガン・フリーマンには敬服してしまいます。ああいう年の重ね方をしたいものだと思っています。

kaoru1107 |  2007.01.08(月) 20:54 | URL |  【編集】

夢見るベティ

Carolitaさん、お久しぶりでございます。
なかなかコメントが残せずにいたのですが
この作品でしたら私も見ました~!
ベティが妄想の世界に入ってしまったところは
笑っちゃうけど、かわいいものですよね。
その夢から覚めてリアルになってしまう瞬間も
女優ってすごい演技するなぁと感心しました。
ハートフルなコメディ、たくさん笑わせてもらいました。
それでは最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ジュン |  2007.01.08(月) 21:13 | URL |  【編集】

こんばんは!

★ kaoru1107さん、そうそう、ラブコメにも外れはありますからね・・・(笑)
これは本当によくまとめられた展開だなぁと思いますよ。
食わず嫌い、わたしも結構多いですので。。。っ。
モーガン・フリーマン、大好きな俳優さん。
特に「ドライビング・ミス・デイジー」と「セブン」が印象的です。
ベースを弾くいかりや長介は、フリーマンみたいだと思ってました。
今度ご覧になられたら、また感想聞かせてくださいね。お待ちしています!


★わぁ!ジュンさーん!書き込みありがとうございますっ♪
いいんですよー、わたしもコッソリおじゃまするだけで失礼してしまって、
ごめんなさいねっ。遊びにきて下さって、うれしいです~!

ベティ!かわいかったですよね~。真面目なところが、また面白いっ。
そうそう、レネーは本当にあのような役が上手いですよね。
彼女はプロ意識が高いから、のめりこみやすいのでしょうか?
今年はこんな楽しいコメディもたくさん見たいなぁと思います。
ジュンさん、遅くなりましたが、本年もヨロシクお願いしますねっ♪
Carolita |  2007.01.09(火) 22:40 | URL |  【編集】

遊びにきました。

永遠の先輩・Carolitaさん。メールを頂いて、早速遊びにきました。
ざざ~っと読ませていただきましたが、映画に対する「愛」あふれる、ほんとに素敵なブログですね!
これからもちょこちょこお邪魔します。
さて、どうにもこうにもひっかかったのが、ちょっと古いんですが、一昨年の「王家の紋章」のコラム。
昭和の香りぷんぷんの少女時代を過ごした同世代ならではのコメントですね。
実は私も行ったんです、行ったんです!おんなじエジプト展、上野の博物館へ。
もちろん「王家」仲間の友達(実はS学院大学時代の友人なのですが)と。
おもしろかったな~。
「王家」。どこまで続くんですかね。
ユーラシア大陸を行ったり来たりのキャロル。
どこまでもついていくわ~って感じです。
ではでは、古ネタですみません。また来ますね!
mikazumi |  2007.01.10(水) 15:07 | URL |  【編集】

こんばんは!

★ わぁ!mikazumi ちゃんだっ!さっそく遊びにきてくれてありがとう~っ!
古いネタでも全然オッケーですよ! まだあの頃は書き始めたばかりだったから、
今読み返すと、我ながら赤面しちゃうっ(汗)
だけど、たった一本だけ書いた王家の記事に気がついてくれるとは、さすが(笑)
なんと同じエジプト展を観にいってたなんて、やっぱりわたし達は前世で姉妹だったに
ちがいないわっ!
どこまで続くのか、いっそのこと終わらずに一生さらわれていて欲しい気もする(爆)
これで心強い王家仲間ができたので、心おきなく語り合いましょう~!

好きな映画のことばかり書いてますが、ヒマな時には遊びにきてねっ♪
いつでも待ってますよ!
Carolita |  2007.01.10(水) 22:46 | URL |  【編集】

先刻、鑑賞しました。さて・・・

なかなか面白い、そして興味深い作品でした。少し長いコメントになりますがご容赦ください。
2時間の上映時間、まったく先の読めない展開で完結させた力技には恐れ入りました。私的には、あそこまでドラマの世界にのめり込む心理(異常心理があったとしても)に残念ながら共感できなかったので皆さんほどには楽しめなかったですが、とにかく落しどころが予測できないので、ラストまで引っ張られてました。

ここからは私の推測でしかないのですが、エンドロールのビリングに、モーガン・フリーマンがトップで記されていましたが、この映画の本来の主人公はフリーマン演ずるチャーリーなんだと思うんです。つまり、元々のプロットは“昼メロにはまった主婦の不思議なシンデレラストーリー”ではなくて、“殺人者が被害者の妻に惹かれて破滅するストーリー”だったのだろうと感じました。
そうやって映画を俯瞰すると、この見事に先の読めない展開が理解できていきます。

この映画のユニークなところは、殺人者と妻のキャラクターを恋愛感情が生まれないように引き離したことだと思います。それによって単純な犯罪映画が恐ろしく手の込んだラブコメディに変貌していったのでしょう。被害者の妻を単に悲劇のヒロインに収めるのでなく、現実逃避で大胆な行動に走る意外なキャラにし、その足取りを追うことで、単なる色恋でなく晩年の犯罪者がピュアな女の心情にほだされて行く味わいを生んでいく訳です。
何故、そんな設定に走ったか? そのほうが女性客に受けるというプロデューサーの判断でしょうね。それは当たったと思います。

だからベティの側から物語を観ると展開が読めないのです。チャーリー側から観ると、意外にもシンプルな物語であることに気づかされます。おそらくは副主人公だったベティを膨らませていくうちに、多様なアイディアが次々に付加されていったものと思われます。普通そんなことをしたらストーリーが破綻して収集がつかなくなるのですが、何せチャーリーの単純明快な物語軸が一本ゆるぎなく存在しているので、思い切りべディのお話の枝葉を広げられたのでしょう。

私の推測の根拠は、映画の丁度中盤にあります。
ハリウッド映画の定石は、上映時間の丁度半分のところで物語の分水嶺が設定されます。主人公に大きな転機が起きストーリーの流れが変化するのです。多少の例外はありますが、ヒット狙いの娯楽作は概ねそうなっていますよ。
この映画も60分ちょっと過ぎるあたりでベティはデビッドに出会っています。そして、それに先立つ57分あたりでは、チャーリーがベティの幻に出会いキスをしています。これこそ、チャーリー主人公のシナリオの名残です。

物語の分水嶺(ミッドポイントとも言います)で、ベティは夢想と現実がシンクロして後半の展開に向かいますが、チャーリーもそれまでドラッグと目撃者の口封じのための追跡行から、明らかにベティに特別な感情を抱いていることに気づき、その後の行動の動機付けが行われているのです。
ベティのミッドポイントが心情より現象面の変化であるのに比べ、チャーリーのそれは明らかに心情を揺さぶる出来事になっています。このシーンがあるから、クライマックスでチャーリーはベティを殺さないのです。語り合ってしまい、破滅へ向かうことになります。
そう、やはり本来の主人公はチャーリー。それゆえに、偉大なフリーマンをキャスティングし、本人もノッて演じたのでしょう。
そして、本来は脇役だったベティを大きく膨らませ、映画のセールスポイントを担えたのはゼルウィガーの存在感の賜物でしょう。これはプロデューサーの力技だと思いますし、それに応えた脚本家と2人の役者の賞賛すべき仕事だと思います。

すみません、もの凄く長文になりました。お許しください。
kaoru1107 |  2007.01.11(木) 00:16 | URL |  【編集】

こんばんは!

★kaoru1107さん、さっそくご覧になられたのですね! 
そして、おお~!見事このブログのコメント最長記録樹立でございます(笑)

紹介した映画について、ここまで熱心に感想を書いて下さるのは嬉しいですよ!
大変興味深く熟読させて頂きました。
なるほど、違う登場人物の視点から映画を観ると、作品そのものが変わって見えてくるというのは、面白いですね。チャーリーが実は影の主役だったということは考えていなかったので、その視点から見ると合点がいく部分も多くありますよね。

ただ、クライマックスの捉え方はわたしはちょっと違いました。
破滅というより、最初はチャーリーもまた妄想から彼女への思いを募らせていましたが、いつのまにかベティの本質を見抜いていた彼は、それを彼女に伝えたことで救われたんだと思います。そして「ドラマがなくても、君には“自分”がいるから」というセリフで、ベティはそこで初めて何のとりえもないわけじゃない“自分”の存在に自信をもったように感じました。

対照的に、ベティが再度出演依頼をしたデビットに、「だけど本物はひどい人」というようなセリフをいうのは、とても印象的でしたね。
彼女もまた妄想から始まって、人を見抜くことを学んだんだと思います。
そして最後まで、昔からの夢に忠実に生きた姿は、心の成長の証。
観ていて、とても清清しかったですよっ♪

まぁやっぱり熱く語れる映画というのは、良質な作品なんだなぁと思います。
いやぁ~本当に同じ映画を観ても、感じ方が違うというのは、面白いですねっ!
これだから、ブログはやめられませんね(笑)
Carolita |  2007.01.11(木) 21:37 | URL |  【編集】

長いコメント、ごめんなさい

いや、ちょっと筆が過ぎました。重すぎて他の方々が気軽にコメントしづらいと思うので削除してください(汗)。

そう言いながら一寸補足を(笑)。チャーリー主人公説(?)で見直すと、彼の心情変化の描写が実は足りていません。本当はもう少し描きこんであって、2時間15分くらいの映画になっていたのではないかと…(ex.クライマックスでクリス・ロックを「息子」と呼ぶのも唐突)。つまりW主人公です。そこを思い切ってベティ中心にまとめたのではないか? 脚本段階か、編集段階かはわかりませんが。
だって、ミッドポイントの描写を見れば、ベティ側の描写の方が面白いですからね。チャーリー側をざっくり削いだのではないかなぁ。

2時間作品だと、15分~20分あたりで主人公に第1の転機(殺人の目撃)。60分前後にミッドポイントとなる決定的な出来事(デビッドに会う)。第2の転機が100分~110分あたりにあって(チャーリーと向き合う)それが大抵クライマックスです。アート系作品や欧州映画や邦画はこの構造が崩れがちですが、タイムカウンターを表示しながら見ると、ハリウッド映画は見事にそうなっています。
kaoru1107 |  2007.01.12(金) 05:28 | URL |  【編集】

なるほど~!

シナリオの基礎知識のないわたしですが、そのようなお話を聞かせて頂けるのは大変興味深いです。
2時間の中には大抵、起承転結がありますが、その同じ条件をどう膨らませ、どう料理していくか、
映画製作に携わる皆さんには想像以上の苦労がおありなのでしょうね。

最近はネタ切れ気味のハリウッド映画のように見受けられますが、
その分、ドラマががんばっていますね。
民放で放映される機会が増えたのはうれしい限りです。
まるで70年代のアメリカン・ドラマブームの再来のよう。
まぁ今のドラマは映画顔負けのシナリオで、ずいぶん進化していますが。
W主人公説、いいですね!
「ベティ・サイズモア」は、連続ドラマにしてくれても面白かったんじゃないかと
思うくらいです。
Carolita |  2007.01.13(土) 16:10 | URL |  【編集】

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