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「バタフライ・エフェクト」

2007.01.28 (Sun)

ただの衝撃的なサスペンス映画だと思っていました。
だけど、それはそれは切ない、究極のラブ・ストーリー。

 バタフライ・エフェクト
( 2005年/アメリカ 原題:THE BUTTERFLY EFFECT )
【監督】 エリック・ブレス
【脚本】 エリック・ブレス/J・マッキー・グルーバー
【出演】 アシュトン・カッチャー/エイミー・スマート
     /ウィリアム・リー・スコット/エルデン・ヘンソン
     /メローラ・ウォルターズ/エリック・ストルツ


北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる

簡単に言うと、「 はじめのほんのわずかな違いが、まったく違った結果を導き出す 」 という、
カオス理論 ( バタフライ効果 ) から、インスピレーションを受けたこの映画。

前から見たかった作品なのですが、さて、その内容は・・・?

More・・・



きみを救うため、ぼくは何度でも過去に戻る。 それは、神にも許されない行為ー。

いいコピーですよね~。もう聞いただけで「観たい!」とそそられるではありませんかっ。
いつもなら、あらすじのさわりを書くところですが、
これは言葉どおり、 愛する人を救うため、過去へ戻る青年の物語
それだけなら、そんなストーリーは前にもあったなぁと思うところなのですが、
この映画は、その 過去の描き方 があまりにリアルで、尋常ではありません。
観客は、たたみ掛けるような度肝を抜く展開に打ちのめされ、五感を奪われたまま、
ただただ、願うような気持ちで見守るしかないからです。



生きることに後悔はつきものー。
やってしまった後悔と、やらなかった後悔。
どちらをいくら悔いたとしても、時間は元には戻せない。
それでも、過去に戻れることがあったとしたら、人は迷わず時を越えてしまうのでしょうか?

少年時代から、何度も一時的に記憶喪失となるブラックアウトに見舞われていた、
主人公 エヴァン ( アシュトン・カッチャー )
大学生となり症状も落ち着いていたはずが、ある出来事をきっかけに、
失われた記憶の中の真実を突き止めようとします。
それによって引き起こされる悲劇ー。
彼は自責の念から、とうとう超えてはいけない一線を越えてしまうのです。




知ることで変わることもあれば、知らない方が幸せなこともある。
「 知りたい 」 という欲求は、人間の抑えきれない心理なんだけれど、
「 知る 」 ことには、覚悟が必要。
だから神様は、弱いわたし達に 「 忘却 」 を与えたのかもしれません。
だけど、過去も忘却も受け入れられない主人公は、何度でも過去に戻る。
愛する人を救えると信じて、何度でも。
その姿は、まるで心の中で過去にこだわり続ける、現実のわたし達のようでもありました。




あの時、こう言わなければ。
あの時、出会わなければ。
あの時、迎えに行っていれば。
・・・。

そうそう、生きることにやっぱり後悔はつきもの。 
だからこそ、この一瞬一瞬を大切に生きなくちゃいけないんだと痛感します。

過去は、自分ひとりで成り立っているわけじゃない。
数え切れない人々との人生が、複雑に絡み合っているから、
たとえ、その時に自分が悔いない行いをしていたとしても、今の自分が、大切な人が、
今以上に幸せになっていたかどうかなんて、誰にも分からない。

つまりそれは、
北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる という比喩で表されるカオス理論
この世に存在する物質、現象全ては相互作用によって成り立ち、
その関係の中では、些細な変化が大きな変化を生む。

という考え方に通じているわけです。





同じ経験をしても、同じ言葉を聞いても、人によって感じ方も受け止め方も違うから、
プラスに作用する人もいれば、マイナスに作用する人もいます。
過去も、どう解釈するかは、自分次第 なんですよね。 
時間は戻せなくても、未来だけは自分で描くことができるのですから。
今、どう生きるかによって、周りの人も幸せにできるんじゃないかなぁ。
衝撃的な内容に目を奪われながら、ふと、そんなことを考えずにはいられませんでした。


バタフライ・エフェクト は、カオス理論を “ 過去と現在 ” へと巧みに当てはめてた、
ショッキングで切ない、異色のサスペンス・ラブストーリー。

愛する人を救うため、主人公 エヴァン がとった最後の選択とは・・・?
切ない切ないその結末に、貴方はきっと胸がいっぱいになるはず!
ちなみにDVDには、別エンディングが2パターン収録 されていましたので、
そちらもお見逃し無く! おススメです!




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テーマ : 愛の流刑地 - ジャンル : 映画

18:51  |  アメリカ映画  |  Trackback(1)  |  Comment(3)

Comment

Wao! ご覧になりましたか!

やった! このモチーフで語れる相手が、それもCarolitaさんのようなハイセンスの相手ができて、いささか興奮しています。
少しばかり違和感を覚える部分があるのですが、この作品は良いですよね! 何の予備知識もなく見始めた私は、途中までサイコ・サスペンスだと思っていたのでした。中盤からそれが徐々に裏切られ始め、とても知的で切なさ溢れる展開に進んでいきました。これは頭が良くて、恋する心のプリミティブな部分を大切にできる人のシナリオだと思いました。主人公の最後の台詞。あんな愛の言葉にはなかなかお目にかかれません。
2種類のエンディングは、作者がコメントしているように“それをやっちゃあお終い”風ですね。本編のままが正解でしょう。でも、自分の実生活ならハッピー・エンドのやつでお願いします(笑)。

この映画のモチーフが、うまくこなされた作品が昨年公開されていました。
アニメ版「時をかける少女」です(大林宣彦版には、このモチーフはありませんでしたよね)。どちらも見事な感動に昇華させてくれています。
ああ、この手の映画の話なら、いくらでも続けていたいものです。
kaoru1107 |  2007.01.28(日) 19:42 | URL |  【編集】

こんばんは

面白いですよね~。
期待して観たんですが、その期待を裏切らない出来でした。
別パターンのエンディングもご覧になったんですね!
私は噂に聞いただけなんですが、劇場公開版のエンディングがベストじゃないかな~と思いました。
Nyaggy |  2007.01.29(月) 20:53 | URL |  【編集】

★ kaoruさん、こんばんは! いやいや、ハイセンスだなんてもったいないお言葉を頂き、恐縮ですっ。これは前から見たかったのですが、いい意味で予想を裏切られた感じ。
なんだろう? ホントに切なくなりますよね~っ。
見終わって、「切なぁ~いっ!」と3回もつぶやいてしまいましたよ(笑)
誰にでも青春の悔いというか、そんな思いのひとつやふたつあるはずだから、
ついつい自分の経験をフラッシュバックせずにはいられないのかもしれませんね。
そんな風にタイムトラベルに“巻き込まれた”わたしは、あの最後の選択には少しゾッとさえしました。だけど、そこが逆に計り知れない思いの深さを感じさせて、ああ、切ない切ない。。。。 はははっ!こりゃ完全に脚本家の思うツボですね(笑)

へぇ~アニメ版「時をかける少女」も、そのようなお話なのですね?
機会があれば、ぜひ見てみますね!


★Nyaggy さぁ~ん、やっと見ちゃいましたよっ! 
T/Bありがとうございますっ。面白かったですよね~っ♪ 
別エンディングも、見ました見ました! わたしも、オリジナルエンディング派です。
人それぞれお好みがあるでしょうが、他のパターンだと作品自体が別物になってしまう気がして。
それにしても、いろいろ撮っているものなのね~と感心感心。
DVDの特典で面白かったのは、ロビン・ウイリアムズの「RV」のメイキング。
カットされたギャグの別テイクがいくつも収録されていて、2度笑わせてくれましたよっ♪
Carolita |  2007.01.29(月) 23:07 | URL |  【編集】

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監督・脚本: エリック・ブレス&J・マッキー・グラバーキャスト: アシュトン・カッチャー エイミー・スマート ウィリアム・リースコット エルデン・ヘンソン メローラ・ウォルターズ エリック・ストルツ 
2007/01/29(月) 20:50:56 | And life goes on... movie etc.

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