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「マリー・アントワネット」

2007.02.04 (Sun)

久々に出かけた水曜レディース・デー。
会社から一番近い 「 ソラリアシネマ 」 での鑑賞となりました。

 マリー・アントワネット ( 2006年/アメリカ 原題:MARIE ANTOINETTE )
【監督・脚本】 ソフィア・コッポラ
【製作総指揮】 フランシス・フォード・コッポラ/ポール・ラッサム
         /フレッド・ルース/マシュー・トルマック
【衣装デザイン】 ミレーナ・カノネロ
【音楽PD】 ブライアン・レイツェル
【出  演】 キルステン・ダンスト/ジェイソン・シュワルツマン
       /リップ・トーン/ジュディ・デイヴィス/アーシア・アルジェント
                   /マリアンヌ・フェイスフル/ローズ・バーン/モリー・シャノン
                   /ジェイミー・ドーナン


さて、その感想は・・・? ( ネタバレはありません )

More・・・

エッジのきいた、ロック・ナンバーで始まるオープニング。
大好物だったという イチゴ のスウィーツに囲まれて、夢見るようなうたた寝姿。
目に飛び込んできたヴィヴィットな映像全てが、「 悲劇の王妃 」 というイメージを、
見事に180度覆してしまうほど対極にあって、結末は分かっているはずなのに、
ここから何が起きてあそこへたどりつくのか、逆に興味をそそられてしまうみたいな、不思議さ・・・。
そう、それが、ソフィア・コッポラ が描く マリー・アントワネット

ベルばら世代 には、輿入れの日の国境でのエピソードや、フェルゼン伯爵との秘密の恋など、
遠い昔に漫画で予習済みのシーンが、目白押し。
映像として改めて目にしたことで、いまだにそのページを思い出してしまうなんて、
やっぱり 池田理代子さんの 「 ベルサイユのばら 」 って、すごく強烈な漫画だったんだなぁと
痛感してしまいました。
ベルばら関連記事マリー・アントワネット映画化!』へ





ソフィア・コッポラマリー・アントワネット のベースは、
彼女が何年も前に読んだ、英国の人気伝記作家 アントニア・フレイザー の小説、
マリー・アントワネット 。 その時から、いつか世界一有名な悲劇のヒロインの
プライベートな素顔を描きたいと思うようになったといいます。

その言葉通り、この作品には、これまであまり知られることがなかった悲劇の王妃の、
ソフィア・コッポラというフィルター を通した 素顔 が、可憐でポップに、
しかもサブカルチャーっぽい匂いを漂わせながら、シンプルに描かれていきます。

世継ぎしか望まない周囲からのプレッシャー、 夫婦関係の苦悩、 宮廷のファッション・リーダー、
母親としての顔、 初めての恋と秘め事の逢瀬ー。
やがて、時代の渦にあらがうことさえできず、ただ呑まれていくしか、すべのない儚さ・・・。

どれをとっても、あまりに無邪気で頼りなく、あどけない表情を残したマリーの日常を、
意外に、淡々と追っていくあたりは、とても ソフィア・コッポラ らしい。





14歳で皇太子妃としてフランスに嫁ぎ、 18歳でフランス王妃。
一女一男をもうけ、フランス革命の引き金を引いたとも言われる散財の限りを尽くし、
37歳で断頭台の露と消えた、誰もが知っている彼女の生涯。
それだけ見れば、歴史を動かした悪女とも捉えられるのだけれど、

マリー・アントワネットって、本当はどんな人だったんだろう? 
彼女は、味方が一人もいない異国の宮廷で、何を感じ、何を考えて暮らしていたのだろう?


わたしには、史実に語られることがなかった素顔の彼女を知りたいという、
少女のように純粋な好奇心と想像力が、ソフィアを突き動かしていたようにも思えました。

だからこそ、こだわり続けたソフィア自身の直談判の末に叶えられた、
本物のヴェルサイユ宮殿やプチ・トリアノン での、
全面オールロケの効果は絶大です。


衣装をつけた キルスティン・ダンスト 演じる “ マリー ” が、鏡の間の窓辺に立って
うなだれているだけで、まるで、衣擦れが聞こえてきそうな当時のままの空間が、
時を越えて時代を語ってくれている。
きっと、現場で感じ取ったシンパシーを大切に撮られたのでしょうね。
多くの女性達がマリー・アントワネットに抱く夢を、スクリーンいっぱいに叶えながら、
最後まで大人になりきれなかった王妃の、ガラスのような 無垢な心
切なく胸に余韻を残した作品でした。




さて、あまりに 普通の女の子 っぽく、モダンな感覚で描かれているので、
きっと、違和感を覚える方もいらっしゃることと思います。
この作品は、たぶん女性と男性では、意見がハッキリ分かれそう(笑)
ただ、王妃であるがゆえ、普通 に感じ、考え、恋することが許されなかった時代に、
それでも、たった14歳で政略結婚の道具となった少女の、誰にも打ち明けられなかった青春が
あったとしたら?と、思いを馳せるだけでも、わたしは十分に楽しめましたよ!
もしも、マリー・アントワネットが違った時代に生まれていたら、
一体、どんな一生を送っていたんでしょうね・・・?!

最後に、世界中の女の子達を虜にするドレスや靴、美味しそうなスウィーツは、もう史上最強!(笑)
いつまでもいつまでも、ずーっと眺めていたいくらい、本当にカワイイ~のです!
刺繍、レース、生地の織り、質感まで、細かい部分まで手を抜かない本物の一級品だと、
劇場の大画面で見ると、よーく分かります。
今月末に発表される アカデミー賞 で、マリー・アントワネット は、
唯一、衣装デザイン賞 にノミネートされていますので、そちらも結果が楽しみですねっ。




今まで観た事がないほど、ヴィヴィットでモダンな宮廷絵巻、マリー・アントワネット の世界。
皆さんも、ソフィア・コッポラ の感性に触れてみてはいかがですか?

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テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

21:22  |  アメリカ映画  |  Trackback(1)  |  Comment(13)

Comment

まさにガールズ・ムービー

こんばんは。
今日見てきました。
それでオープニングの少女アントワネットの目覚めのシーンを見て、これって青春映画の定番だなって思いました。
だから1人の女の子の青春モノってみるのがいいんでしょうね。
歴史モノって構えて見ちゃうと物足りなさを感じる人もいるのでは。
キャストではジェイソン・シュワルツマンのずんぐりむっくりなのがウケました。

5011 |  2007.02.04(日) 21:46 | URL |  【編集】

こんばんは!

★5011さん、おおっ!なんというタイミングっ♪
そうそう、そうなんですよ、究極のガールズ・ムービー。
いやいや、自らをガールズ世代とは口が裂けても言えませんが(笑)、
すっかり気分は少女時代に戻ってしまうくらい、今回の記事には気合が入りました(爆)

歴史ものは結構好きなのですが、ソフィア・コッポラにとってこの作品は、
忠実に史実を再現することが目的ではなかったと思うんですよね。
これだけ有名なヒロインを、あれだけ意表をついた描き方をできるのは、
たぶんソフィア・コッポラくらいでしょうか。

ジェイソン・シュワルツマン、顔の大きさはルイ16世の肖像画そっくりでしたよね!
なんでも、ソフィアさんの本当の従兄弟らしいです。
Carolita |  2007.02.04(日) 22:10 | URL |  【編集】

男女の感覚の違いって・・・

Carolitaさんの文章を読んで、なかなかそそられるものがあるのですが、きっと女性の方々程には楽しめないのかもしれないですねぇ…。
おそらく、おそらくですよ。男の子が戦争映画において無骨でリアルなメカにまみれた人間模様に魅かれてしまう感覚と、女の子が“ベルばら”的世界に思い入れる感覚は、相通じるものがあるかもしれません。
ソフィア・コッポラは、そういう自分の中の感覚をストレートに映画化したのではないでしょうか、と推察します。

ところで、やっぱりみんな英語でお話してました?
kaoru1107 |  2007.02.04(日) 22:37 | URL |  【編集】

リアルなメカ

★わはは! kaoruさん、その通りその通り!
ソフィアさんは、見事に女の子の夢を叶えてくれたんだと思います。
ただしリアルなメカやスポコン、冒険ものにも、たまに心惹かれてしまいますが。(笑)
そうそう、記事中にも書こうかと思ったのですが、会話はもちろん英語でございます。
アントワネットが初めて宮殿に入る際、出迎えた子供達に挨拶するシーンがあるのですが、
そこで「ハロ~ッ♪」と呼びかけたのには、さすがに違和感を感じてしまいました。
そこだけでも「ボンジュ~ル」と言ってほしかったかなぁ。。。
kaoruさんも、機会がありましたら、ぜひっ♪
Carolita |  2007.02.04(日) 23:00 | URL |  【編集】

ある意味・・・

こんにちは。Carolitaさんのこの記事UPを狙ってましたー。通常はスクリーンではよほどのことがないがきり、1回だけしか観ませんが今回は、待ちきれずにすぐ観て、また1週間後に友人と2回目を観ました。監督の感性に、すごいなあと思い、ルイ16世がベルばらのキャラに酷似していることに、わお!と思い、ラストの馬車シーンの中途半端な切り方に、ふう~んと、そんな感じですね。他の方のコメントにもあるように、ガールズムービーなんでしょうねー。でも、中高年の女子(笑)がとても多かったです。この年代の支持は圧倒的なので今年は仏流ブームくるかも?ある意味、ツボだった私も、その一部ですが。
eiko |  2007.02.05(月) 08:34 | URL |  【編集】

史上最強

確かに、史上最強のガーリーな世界かもですね。
細かいことは抜きにして、靴やドレスを眺めているだけでも、本当~に楽しかったです!ものすごく豪華な、動くファッション誌を眺めている気分。
ソフィア・コッポラ監督のこういう感性、結構好きですね。
アカデミーの衣装デザイン賞、ぜひ獲ってもらいたいものです。
Nyaggy |  2007.02.05(月) 13:15 | URL |  【編集】

こんばんは~。

★eikoさーん、おお~2回鑑賞とはすごいですねっ!
あのビジュアルは、何回見てもかわいくて仕方がないお気持ち、分かりますっ。
わたしもね、そう思ってたんですよっ! ルイ16世は極似で笑ってしまいました~っ♪
そういう時、仲良しのお友達と観にいくと楽しいですよね~。後でかなり盛り上がりそう!
尻切れトンボな感もありますが、最後まであえて描かなかった気がします。
あーっ!あの後、国境沿いで捕らえられてしまうのよね・・・と、心の中でつぶやきながら、
ひとりで映画館を後にしたのでした。
ああ、死ぬまでに一度は生ヴェルサイユ宮殿に行ってみたいわぁ~。



★Nyaggyさーん、動くファッション雑誌、ホントにそんな感じでしたね!
あのアントワネットをあんなに大胆に描くなんて、ソフィアさんの感性にはある意味カルチャーショックを受けました。 前から気になる方だったのでインタビュー記事なども読んでいたのですが、現場でもトレーナーにジーンズという感じで、
そんなナチュラルなスタイルにも、女性としても共感してしまいます。
アカデミー賞、取れるといいですね! そしたらお父さんと登場かも?(笑)

T/Bありがとうございます。わたしうっかりしてて、Nyaggyさんのところで違う記事に貼ってしまってごめんなさいっ。 もう一度やり直した方がいいかなっ汗
Carolita |  2007.02.05(月) 22:26 | URL |  【編集】

TB

Caroさん、TBの件了解です。
って、言われて今気づきました(^_^;)
どちらでもいいですよ~。
もし貼りなおされたら、別記事の方は消しておきますね。
Nyaggy |  2007.02.06(火) 13:05 | URL |  【編集】

ありがとう!

★Nyaggy さーん、わお!今、気がついちゃいましたねっ(笑)
いやいや、本当にお手数かけちゃってごめんなさいっ。
では、お言葉に甘えて、後日訂正にうかがいますね。
いやぁ~ん、ホントにドジドジっ(汗)
Carolita |  2007.02.08(木) 23:23 | URL |  【編集】

まだ見てない!

Caroさ~~~~ん!これ本を読んで待ってるのですが
最後の首ポロリンもありますのか?あるなら見ないの・・・
怖いから!!ネタバレだからあっちに書いてくだされ!
気弱なべぶちゃんですみません。

本日、マリーアントワネットの再現カップケーキを
メゾンカイザーにて購入です。あしたのおやつです。
べぶ |  2007.02.09(金) 23:13 | URL |  【編集】

なんと~!

★べぶちゃん、マリーアントワネットの再現カップケーキですと??
それって、博多大丸のメゾンカイザーにもあるかしらん??
どんな味だったぁ? ううう~食べたいっ。映画見たから、ますます食べたいわっ!(笑)

ネタバレないように書いたつもりだけど、大丈夫かなっ?
ムフフッ、お問い合わせの件、アッチでお答え致します! 待っててね~っ♪
Carolita |  2007.02.10(土) 22:59 | URL |  【編集】

はじめまして

おそらくはじめましてだと思います。違っていたらごめんなさい。
TBさせていただきました。が、まだ着いてないようです。

「現場でのシンパシー」というのに共鳴しました~そうそう、きっとソフィアは現場で何かを感じながら撮ったに違いないと思います。勝手な想像ですが。

それから私は男性ですが、そこそこ楽しんだです。
メカものや戦争ものにはあまりはまりません(笑)

では失礼します。
manimani |  2007.02.12(月) 01:19 | URL |  【編集】

はじめまして!

★manimaniさん、初コメントありがとうございますっ♪
T/Bしてくださったんですよねっ。こちらに問題があって届いていないようなんですっ。
本当にごめんなさいっ!他にもよくあって困っているのですが、原因がわからなくて・・・。

「シンパシー」に共感してくださったのですね!とても嬉しいです。
わたしももちろん想像ですが、彼女ならきっと作りこむというよりは、
そうしたような気がしたのです。

女性だけが楽しめる映画だと寂しいですよねっ。
男性も楽しめたというご意見を聞くと、デートで出かけたいと思っている
女の子達はきっとホッとすると思いますよっ♪
ソフィアが次に何を撮るのか、とても楽しみですね☆
Carolita |  2007.02.12(月) 21:38 | URL |  【編集】

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監督・脚本: ソフィア・コポラキャスト:キルスティン・ダンスト ジェイソン・シュワルツマン マリアンヌ・フェイスフル リップ・トーン ジェイミー・ドーナン オーロール・クレマン アーシア・アルジェ
2007/02/05(月) 12:54:03 | And life goes on... movie etc.

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