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ジョン・ウェインの「黄色いリボン」

2007.06.10 (Sun)

来週末6月17日は、父の日 ですね。 皆さんは、どんな風に過ごされますか?
わたしは、昨日一足早く家族で集い食事をしました。
今日は、ジョン・ウェイン が大好きなわたしの父に教えてもらった
思い出の一本をご紹介します。

 黄色いリボン( 1949年/アメリカ 原題:SHE WORE A YELLOW RIBBON )
【監督】 ジョン・フォード
【原作】 ジェームズ・ワーナー・ベラ
【脚本】 フランソワ・ニュージェント/ローレンス・スターリングス
【音楽】 リチャード・ヘイグマン
【出演】 ジョン・ウェイン/ジョーン・ドルー/ジョン・エイガー/ベン・ジョンソン
     /ハリー・ケリー・Jr/ヴィクター・マクラグレン
     /ミルドレッド・ナトウィック/フランシス・フォード


明日 6月11日 は、ジョン・ウェインの命日 です。
これは、彼が遺した 騎兵隊三部作 の一本。
さて、それは・・・?

More・・・

舞台は、1876年のアメリカ西部。
退役の日を6日後に控えた、スタアク砦の騎兵隊 ブリトルス大尉 ( ジョン・ウェイン ) は、
最後の任務として、駅馬車で東部へ帰る隊長夫人とその姪の オリヴィア の護衛と共に、
抵抗を続けるインディアン掃討作戦を指揮することに。

しかし、騎兵隊との対立を深めるインディアン達は、部族を超えて一致団結。
一足先に駅馬車の宿駅を焼き払ってしまいます。
多数の犠牲者を目の当たりにした 大尉 は、やむなくスタアク砦へ引きかえすことに。
しかし、退役の日は目前に迫っていて・・・?





黄色いリボン は、ジョン・ウェイン演じる ブリトルス大尉 が、
いわゆる 「 定年 」 を迎えるまでに残された6日間 を描いた物語。

西部劇ですが、首に懸賞金がかかった流れ者も、保安官も、荒々しくワイルドなガンマン達が
馬に乗ってドンパチ!!みたいな、いかにもといったシーンはあまり登場しません。
部下達に慕われ、引退後の夢を語り、若い少尉達の恋の仲裁までかって出る様子は、
意外にもユーモアたっぷりで、コメディチック。





しかしその一方で、穏やかにその日を迎えようとしながらも、
ふとした瞬間に垣間見せる ブリトルス大尉 の鋭く沈着冷静なまなざしには、
吹きっさらしの荒野の日々が鍛え上げた、骨太の男の落ち着きがキラリと光る。

そんな二面性が、決して上っ面だけではない主人公の人徳なんだと観客が心底信じてしまうのは、
やはり、ジョン・ウェインという俳優が演じた賜物なんだと思わずにはいられません。


ジョン・ウェインー
騎兵隊の黄色いリボンが誰よりもよく似合う、西部劇史上最大のスーパースター。
1907年に生まれ、1979年の72歳にガンで惜しまれながらこの世を去るまでに、
彼が出演した映画は、その数なんと 172本
2007年の今年は、ちょうど 生誕100周年 にあたる年。
そして、明日 6月11日 は、ジョン・ウェインの命日 でもあるのです。

大学在学中から演劇を志し、
その後トラック運転手など数々の職を転々としながら、
撮影所の道具方をしている時、ジョン・フォード 監督と出会います。
そして、1929年に同監督の 最敬礼 で役者デビューを果たすことに。

その後も盟友フォード監督とタッグを組んだ 駅馬車 』 『 アパッチ砦
リオ・グランデの砦 』 『 静かなる男 』 『 捜索者
など、
心躍らされる代表作は数あれど、わたしはこの 黄色いリボン が一番好きです。

そこには、怒りの葡萄 』 『 わが谷は緑なりき など不朽の名作を世に送り出した、
ジョン・フォード監督がこだわった 最も人間らしい人間ドラマ の気品が溢れています。
そして、なんといってもジョン・ウェインという俳優の、その懐の深さに包み込まれるような安心感がたまらなく心地良いんですよね。



黄色いリボン の魅力は、誰もが知っているあのメロディーと、
なんといってもあのクライマックス!
主人公が現役最後の仕事として導き出した、騎兵隊とインディアンとの争いの結末は、
一滴の血も流させないという、まさにウェスタンという土俵を借りて、
ウェスタンの常識をくつがえしたくらいの偉業だと思うんです。

あの映画の根底に流れているのは、全ての民族を超えたところにある、
人間の持つ 英知 への敬意と愛の精神。
その 無血の精神 に、いまだにわたしは、深く深く感銘を受け続けています。




誰でも必ず歳をとります。 そして、いつかきっと現場を去る日がやってくるでしょう。
その時に形や物ではなく、「志」 という心の置き土産を後輩に託せるような人間でありたいと、
わたしは、この映画から学んだ気がします。

黄色いリボン は、名優ジョン・ウェインと巨匠ジョン・フォード監督が魅せる、
男の引き際の美学 を痛快に愉快に描いた、人間ドラマとしての西部劇の傑作。
今の時代だからこそ、世代を超えて観ていただきたい一本です!

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テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

19:29  |  クラシック名画  |  Trackback(1)  |  Comment(6)

Comment

私も、好きです。

頼りになるアメリカン・タフガイ、強硬なタカ派として色々言われますが、スクリーンの中の彼はやっぱり見事なヒーローですね。私も「黄色いリボン」、大好きです。

でも、あのメロディーを口ずさんでいても、わかってくれる若い人は殆どいないんですよね・・・。
因みに私のジョン・ウェインBESTは「リオ・ブラボー」でございます。

ところで、我が国の父の日は6月の第3日曜日ではなかったでしょうか? ちょっとドキッとしました。
kaoru1107 |  2007.06.10(日) 21:16 | URL |  【編集】

あたたっ汗

★やっちゃいました。。。父の日は来週ですよねっ。
昨日家族で食事をしたんですけど、みんなは来週だとわかっていたんでしょうね(汗)
さっそく何もなかったフリをして、冒頭を修正しましたよっ。
kaoruさん、ありがとう~! ホントに慌てんぼうで困りますっ(笑)

「リオ・ブラボー」ですか! たぶんまだ観たことないので、ぜひ観てみます!
このテーマに限らず、名画のテーマではなかなか話があわず、
ジェネレーションギャップを感じちゃうことって多いですよね(笑)
最近ビールのCMで、元ちとせがカバーしている「慕情」が流れてきたので、
思わずひとり「Love~is a many sprendored thing~♪」と口づさんじゃいました(笑)
Carolita |  2007.06.10(日) 22:13 | URL |  【編集】

そうそう、100周年らしいですよね。
BS2で特集していて、『駅馬車』を観ました♪
彼はデビュー当時大根だったというエピソードまで紹介されていましたよ
作品も面白かったです。

『黄色いりぼん』も面白そうですね。
今度観まーす♪
まき |  2007.06.13(水) 13:50 | URL |  【編集】

★まきさーん、こんばんは~♪ 記事渋かったですかねっ??(笑)
「駅馬車」ご覧になったんですね~、わたしも久しぶりに観たいです!
アメリカでは、西部劇専門チャンネルで特集が組まれたり、記念行事が
開催されたりと盛り上がっているそうですね~。いまだに根強い人気ですよね!

「黄色いリボン」、ぜひご覧になってみてくださいませっ♪
意外に笑えつつ、実は奥の深い作品です。また感想聞かせてくださいね!
Carolita |  2007.06.14(木) 23:21 | URL |  【編集】

『黄色いリボン』!!!

むちゃくちゃ好きですこれ。
ジョン・フォード監督は、いわゆるの西部劇ももちろん素晴らしいですが、これと『わが谷は緑なりき』が大好きです。
そして、この映画は、ラストのナレーションがなんといっても最高です。

「ここにもたくましい兵士や、1日50セントのプロがおり、辺地を守ってる。
どこの砦に行こうと、彼らには変わりがない。
身なりは汚く、歴史のページにも登場しない。
しかし、彼らが馬で通り、戦った所が、合衆国になったのだ。」

なんど聞いても痺れますね~。

横レスですが、『リオ・ブラボー』、後半がやや微妙ですが、前半の面白さは尋常ではなく、西部劇史上最高傑作との声も少なくない、文句なしの傑作です。
UP済ですので、ご覧になってからでも読んでいただけたらと思います。
micchii |  2007.06.20(水) 10:53 | URL |  【編集】

お返事遅くなりましたっ。

★ micchii さーん、遅いレスで失礼しましたっ。
おお~!やっぱりこちらにコメントを入れてくださったのですね、嬉しいです!

そうですよね!ラストのナレーションも最高でしたっ。
昔初めて見た時は、映像だけではよくわからなくて、父が解説してくれたんですよ。
でも大人になった自分の目で観直した時には、胸に感じ入るシーンが変化していて、
さらに好きになりました。
micchii さんが、以前たしか「西部劇はアクションだけではないことを教えてくれた作品」と
コメントしてくださったことは今でも深く心に残っているんですよ。

そうですか、うんうん、『リオ・ブラボー』!
こんなに皆さんが薦めてくださるのなら、見なくては!
レビューもぜひ拝見させていただきますねっ♪
Carolita |  2007.06.23(土) 22:33 | URL |  【編集】

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2007/06/20(水) 10:46:49 | 愛すべき映画たち

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