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ムッシュ・カステラの恋

2005.06.24 (Fri)

大声で笑う。下品なジョーク。周りの空気が読めない。
思ったことをそのまま口に出す。元気が取り柄。無神経でデリカシーのかけらもない・・・。

さぁ、思い浮かべてみて下さい。貴方の周りにも一人や二人はいるでしょう? こんなおじさん(笑)。
この映画の主人公“ムッシュ・カステラ”は、まさにそんな「おやじ」の代表選手!

はじめてタイトルを見た時、
“カステラ”!なんてかわいい名前なのっ!きっとかわいいおじさんの物語ねっ」と期待していたら、
登場したのはなんと~!ジャック・ニコルソン似ジャン・ピエールバクリ
いやいや、大げさじゃなくて、かなり似てます(笑)。
20050623232811.gif

パンチDEデート風に言うなら
「焼きたてのふわふわカステラというよりは(いうよりはっ♪)、
一週間以上経過し、どっしり油がまわったカステラ」って感じでしょうかっ? (うっ、まずそ)。

さて、その“カステラ”の中身はどんなもんかといいますと・・・。

More・・・

工場を経営する会社社長のカステラは、
妻にも部下にもやることなすこと「ダメだし」をくらう、覇気のない中年のおじさん。
妻の強力なススメで英会話を習うハメになり、
そこへやって来たのは、真面目で堅苦しい40歳の女講師、クララ ( アンヌ・アルヴァロ )
20050623231642s.jpg

全く関心のないカステラは彼女を追い返すのですが、
数日後、思いもかけない場所で再会することに。
それは偶然、観に行った舞台の上。
きらびやかな衣装を身に着け主役を演じる彼女の姿が!
なんと~!彼女は女優だったのです!
すっかり演劇の世界に魅了されたカステラは、
クララに “ おやじ流 猛烈アタック ”を開始するのですが・・・それがかなり笑えます。
どんなに「きっ、キモイ(汗)」かは映画で確かめて頂きたいのでここでは書きません。
ただ、上司には絶対したくないNo.1キャラですね(笑)。

それが、物語が進むにつれ、だんだんとかわいらしく、愛おしくてたまらなくなるから不思議!
一生懸命な人をあざ笑うことはできないって気持ちにさせられる。
中年おやじのカステラは、純粋に演劇絵画芸術に感動します。
それはきっと、彼にとっての初めての経験だったはず。

子供の頃、気に入ったおもちゃを見つけた時のワクワク感。
今まで全く触れたことがなかった世界に出会った時のショックと興奮。
突然、パァーッと目の前に光がさして世界が広がっていくような感覚。
私も、最後にそんな風に感動したのはいつだったろう?

カステラには、芸術論など難しいことはわかりません。
だから“言葉”で感動を説明できない彼は、
“お金”という方法で気持ちを表すのです。

芸術は、理論を理解していないと語れないのか?
無知な人間は、本当の芸術が分からないのか?

時に舞台であり、芸術であり、女性でもある、何か“美しいもの”に心動かされた気持ちを、
“おやじ流”に一生懸命に表現しようとする主人公の姿に、
しばらく忘れかけていた、理屈ではなく心に従うことの素晴らしさを教わったような気がします。
20050623231751s.jpg

 ↑(上の写真の左の女性がアニエス・ジャウィ)

この映画の登場人物は、カステラとクララだけではありません。
彼らをとりまく友人のマニー(アニエス・ジャウイ)やボディガード達にも、みんなドラマがあります。
自分とは「違う世界」だとか「違う価値観」だとか「思い込み」
最初から見向きもしなかった世界へ足を踏み入れたとき、
それぞれが「新しい自分」に目覚めていくのです。

ほんの少し勇気をふり絞って素直になれたら、人生はもっと楽しくなるに違いない!
映画の原題は「The Taste of Others (Le Gout des Autres) 」=『他人の趣味(好み)』
実は、私の今年のテーマは「今までにしたことがない事をやってみる」ことなのですが、
今、この映画と出会えたことも運命だったのかな?

「ムッシュ・カステラの恋」(1999年/フランス)
【監督・脚本・出演:】アニエス・ジャウイ
【脚本・主演】ジャン・ピエール・バクリ
【出演】アンヌ・アルヴァロ/アラン・シャパ/クリスティアーヌ・ミレ/ジェラール・ランヴァン工

20050623231703s.jpg

ちなみに、この「ムッシュ・カステラの恋」は、
大ヒット「恋するシャンソン」などを手がけ、脚本も主演もこなす
フランスでも才女と名高いアニエス・ジャウイが初めて監督としてメガホンをとった作品で、
2000年モントリオール国際映画祭グランプリ、
同年ヨーロピアン・フィルム・アワード脚本賞、
2001年セザール賞作品賞、脚本賞、助演女優賞、助演男優賞を受賞


でも、たとえ何も賞をとっていなくても、私にとって間違いなく素晴らしいと言い切れる一本。

あ~、本当に観てよかった!!

♪『ムッシュ・カステラの恋』 観たくなりましたか?
    ↓

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00:18  |  フランス映画  |  Trackback(4)  |  Comment(5)

Comment

TBありがとうございました

おじさまが主人公なのにこんなに爽やかな映画は初めてかもしれません。
やはり監督が女性だからでしょうか・・?
私個人的にはアラン・シャバ扮する運転手さんのキャラが好きです☆
瓢箪鯰 |  2005.06.25(土) 18:22 | URL |  【編集】

おひさしぶり!

カステラが美味しそう!って長崎かすてーら?なんて思ったら映画の主人公の名前だったんですね!わたしは、大きな声をだす人がきらいなの!話し声がやたら大きい人はパスだわ~。我が社のオジサンもカステラというよりは♪お好み焼きって感じです。価値観は天と地ほど違います。わたしは日常からちょっと開放されたい時があります。今、仕事が煮詰まっていて、逃げ出したい。でも、血を吐くまでがんばるぞ!←アホ
べぶ |  2005.06.25(土) 21:41 | URL |  【編集】

おはようございます!

★瓢箪鯰さん、遊びに来てくださってうれしいです!
運転手さんでしょ?途中からフルート吹き始めて、
最初意味がわからなかったのですが、
わかったときには大感激しちゃいました。
フランス映画は日本映画に似た間が得意な方ではなかったのですが、
だいぶイメージが変わってきたのかな?
また、そちらにもおじゃまさせて頂きますね♪


★べぶさんったら、うふふっ♪
美味しいものに目がないべぶさんだから、
きっと“カステラ”の写真に反応してくださると思ってましたよっ。
お好み焼きですか!
そりゃおいしそうっ・・・あ、いや、クドそうですね(笑)
わたしのトコは断然女性が多いので、おじさまはきっと肩身が狭い思いをしていると思います。だから、おじさまより女同士の方が恐いですぅ!

そっか~。煮詰まったときはいいアイデアが出てこないからキツイですよね~。
そんなときは無理をしちゃあいけませぬ。
私なら自然と触れ合うかな、海とか緑とか見に行っちゃうのっ。
あと、思いっきり笑える映画があれば最高!
人生楽ありゃ苦もあるさ~♪(by水戸黄門)キツイことの後には絶対楽しいことが待ってるよっ!ええい、ビビビビー!!また博多から元気ビーム発射しときました。効いてるっ?
Carolita |  2005.06.26(日) 09:23 | URL |  【編集】

TBありがとうございました。
気がつくのが遅くなってしまって…。
たしかに似ている、ジャック・ニコルソン(笑)。
ラストがとてもよかったです。
ムッシュの姿をみつけて
わたしもじんときちゃいました。
TBさせてくださいね。
pumiwo |  2005.07.14(木) 23:12 | URL |  【編集】

こんばんは。

★pumiwoさん、ようこそいらっしゃいませっ♪
こちらこそ過去記事にT/Bさせて頂いたので、分かりにくかったでしょ?
ごめんなさい!
「ムッシュ・・・」はなんと言うか、見終わった後晴れ晴れとした気分になれました。本当に良い映画でしたよね!
T/Bもありがとうございました。コメントの続きは「僕のスウィング」へ続くく・・・。
Carolita |  2005.07.15(金) 21:32 | URL |  【編集】

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