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「The Sun~太陽~」

2007.08.15 (Wed)

明日 8月15日 は、62回目の終戦記念日 です。
先週、前から気になっていたこの映画を観ました。

 『 太陽 ( 2005年/ロシア・イタリア・フランス・スイス 原題:The sun )
【監督】 アレクサンドル・ソクーロフ
【脚本】 ユーリー・アラボフ
【音楽】 アンドレイ・シグレ
【出演】 イッセー尾形/ロバート・ドーソン/佐野史郎/桃井かおり
     /つじしんめい/田村泰二郎/ゲオルギイ・ピツケラウリ
     /守田比呂也/西沢利明/六平直政/戸沢佑介/草薙幸二郎
     /津野哲郎/阿部六郎/灰地順/伊藤幸純/品川徹


ロシア人監督 アレクサンドル・ソクーロフ 氏が、
昭和天皇ヒロヒトを ひとりの人間 として描いた衝撃作。
さて、その感想は・・・?

More・・・

時は、太平洋戦争終戦直前、1945年8月 。 
始まりは、焼け野原となった東京のとある地下退避壕。

質素な身なりで数人の侍従に見守られながら、ひとり静かに食事を摂るその人の名は、
昭和天皇ヒロヒト ( イッセー尾形 )

日々戦況が悪化してゆく中、夜毎、悪夢にうなされる天皇。

そしてついに、連合国占領軍総司令官 ダグラス・マッカーサー との会見の日が訪れて・・・?





「 天皇は神であるー。 」 

かつて、誰もが天皇を 神の子孫 だと信じて疑わなかった時代が、
確かに日本にはありました。

まるで 太陽 を中心に、惑星が回っているように、
天皇 を中心に、日本の歴史が動いていた時代ー。

この作品は、わたしにとって、大変興味深いものでした。

ある時は、聡明で心優しく家族や侍従を思いやり、探求心旺盛で小さな生き物を愛し、
たまに映画俳優たちのプロマイドを眺め、贈り物のチョコレートに一喜一憂する侍従たちを
なだめる、陛下の姿。

ある時は、車窓越しに流れる、破壊された町並みを目の当たりにして身を乗り出し、
悪夢にうなされ、ひとり孤独に耐え、感情を押し殺しては何度も自問自答し、
神格人格 との狭間で葛藤する、陛下の姿・・・。




ここに描かれた昭和天皇の様子がどのくらい事実なのか、わたしには分かりません。
想像や脚色を加えたフィクションも、含まれていることと思います。
はっきりと覚えているのは、映像で拝見したことがある晩年のとても穏やかなお姿だけ。

日本人が見れば、きっといろんな思いがよぎる作品だと思います。
やっぱり外国人の見方だと、感じる方もいらっしゃることでしょう。

ただ、戦争を知らないわたしは、本当の昭和天皇 がどのようなお方だったのかと、
大いに想像力を掻き立てられるものでした。

後姿に歩き方。話し方にその横顔・・・。
まるで生き写しのような イッセー尾形 さんの名演に、
自分の記憶の中の映像を重ね合わせては、何度も何度も目を凝らして、息を呑む。

外国人から見た、玉音放送の意味。 日本人俳優達の、母国への思い。
そこには、歴史の教科書からは見えてこないであろう、
新しい歴史の検証への挑戦 さえ込められているようです。




当初、日本では公開不可能だとささやかれていた、この映画。
今や、DVDとなって誰でも気軽に手に取ることができるなんて、
それも 戦後62年 という、時の流れなのでしょうね。

わたしの祖父は、玉音放送 を聞くことなく、戦争で亡くなりました。
もし終戦まで生きていたなら、どんな気持ちでラジオを聴いたのだろう・・・?
ふと、そんな思いが心をよぎりました。

明日は、終戦記念日 ー。 この日だけではないけれど、やっぱり心に問いただそう。 

わたしたちの生きる世界は、本当に平和だと言えますか?


【終戦記念日・関連過去記事はコチラ】

→ 2006.8.14 「 チャップリンの 『 独裁者 』 」 へ

→ 2005.8.15 「 リリー・マルレーン 」 へ


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テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

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玉音放送玉音放送(ぎょくおんほうそう)とは、天子または天皇の肉声を放送することを言うが、一般的には1945年(昭和20年)8月15日正午(日本標準時|日本時間)にラジオ放送された、大東亜戦争(太平洋戦争 / 第二次世界大戦)敗北の宣言を指す。1945年
2007/08/16(木) 13:49:38 | ひよりの記録

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