スポンサーサイト

--.--.-- (--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

ウディ・アレンの「マンハッタン」

2007.12.01 (Sat)

とうとう 12月 になりましたね。 街にイルミネーションが瞬く季節の到来です。
そこで今週、毎年恒例の ロックフェラー・センター前クリスマス・ツリー点灯式
ニュースで見ながら思い出したのが、この映画。

 マンハッタン ( 1979年/アメリカ 原題:MANHATTAN )
【監督】 ウディ・アレン
【脚本】 ウディ・アレン/マーシャル・ブリックマン
【音楽】 ジョージ・ガーシュウィン
【出演】 ウディ・アレン/ダイアン・キートン/マリエル・ヘミングウェイ
     /メリル・ストリープ/アン・バーン/マイケル・マーフィ
     /カレン・アレン



今年、75周年 の アニバーサリーを迎えたロックフェラー・センター前クリスマス・ツリー。
そして、12月1日72歳の誕生日 を迎えたのは、ウディ・アレン 監督。
今日は、ニューヨークをこよなく愛する彼の、アニーホール と並ぶ
初期の代表作をピックアップしてみました。
さて、それは・・・?

More・・・

舞台はもちろん、マンハッタン。
42歳でバツ2の アイザック ( ウディ・アレン ) は、作家を夢見る売れっ子TV作家。
17歳の女子高生 トレイシー ( マリエル・ヘミングウェイ ) と、歳の差恋愛進行形ですが、
レズビアンの元妻 ジル ( メリル・ストリープ ) が、暴露本を出版すると聞いて、
気が気じゃない。

そんな時、夫婦生活12年の親友 イエール ( マイケル・マーフィ ) が、
美人ジャーナリスト、メアリー ( ダイアン・キートン ) と不倫していると相談を持ちかけます。
なんとか改心させようと諭す アイザック ですが、全く説得力無し。

数日後、美術館で メアリー を紹介されるものの、
キャリアウーマンでインテリぶった彼女の印象は最悪。
しかしある夜、偶然パーティで再会した メアリー は、アイザック の第一印象とは
ちょっとイメージが違って見えて・・・?




ガーシュウィン「 ラプソディ・イン・ブルー 」 で幕を開ける、ファーストシーンからの4分間。
それはまるで、ウディ・アレン がこよなく愛する ニューヨークの風景を集めた写真集 を、
パラパラとめくっていくような感覚に似ています。





最初の 2分 は、活力と躍動感に満ちたニューヨークの 「 昼 」 を。
最後の 2分 は、魅惑的で刺激に満ちたニューヨークの 「 夜 」 を。




初めて見た時はちょっとしたカルチャーショックで、このオープニングにとても興奮したものです。
ウディ・アレンって人は、本当にニューヨークが好きなんだなぁと(笑)

そして、今見てもやっぱりセンスがあって美しいと素直に思える。
時代が変わっても、当時モノクロに隠された、監督の あの街への果てしない愛着と憧れ が、
今でもあの 「 4分間 」 の中に生き続けているからだと思うのです。

と絶賛しつつも、その街の住人達がお手本となるカッコいい生き方をしていないところが、
お得意のアレン流なんですよね。
なにやら理由アリの大人の男女が繰り広げる都会の人間模様の背景で、
監督があますところなく見せてくれるのは、ニューヨークのロマンティックな風景 たち。

朝もやの摩天楼を背にしたポストカードの写真のようなキスシーン。
ニューヨーク近代美術館や夕立のセントラルパーク、
マンハッタンの夜の散歩や幻想的なプラネタリウムに、夜景を眺めながらの遊覧馬車。
そして、ポスターでも有名なクィンズボローブリッジを見渡すベンチでのデートシーン・・・。




うっとりするほど、どれも何処かクラシカル。
あれほど甘く記憶に残る、極上のシチュエーションを思いつくなんて、
ウディ・アレンって人は、実は、とてつもなくロマンチストじゃないかしら(笑)
ちょっぴりほろ苦くて、どこかノスタルジックな気分さえ掻き立てられてしまいます。

マンハッタン に登場する女性たちって、皆、頭が良くて大人で自立したキャリアタイプ。
その台頭に ダイアン・キートンメリル・ストリープカレン・アレン など
蒼々たる面子を据えながら、その中で一段と際立って見えたのは、
マリエル・ヘミングウェイ が演じた17歳のトレイシー
それはまるで、磨かれていない原石のような輝きでした。




誰かを傷つけると分かっているのに押さえようのない、男と女の身勝手さ。
それって、理性を超えた 大人の本音と弱さ なのかな。
そこに監督自身がウンザリしながらも、唯一トレイシーの若さと一途さに、
なんだか 一筋の癒しと救い を求めているみたい。

そんな彼女を見ていると、アレン監督の現在の妻、スン・イー・プレヴィン と重なってしまいます。
2人の実際の年齢差は、なんと 35歳
ウディ・アレンの長年のパートナーで、スン・イーの養母でもあった ミア・ファロー との
三角関係の末、10年程前、ヴェネツィアの教会でようやく結婚式を挙げたのは有名な話ですが、
スン・イー本人がドキュメンタリー映画 ワイルド・マン・ブルース の中で
こう話していたのは、興味深いです。

「 ボクの作品の中での一番のお気に入りは、『 アニーホール 』なんだ。」

「あらそう? わたしは『 マンハッタン 』 の方が好きだわ!」



誰かと別れて傷ついて、また誰かと出会って恋をして、結局別れて傷ついて、
それでも、まだ誰かを求めずにはいられない。
いくつになっても、人生それの繰り返し。

みんな自分が思っているほど、実は大人じゃないのかもしれない。
だから マンハッタン を見ていると、ホッとするんですよ。
この歳になってはじめて、あのいい加減さや滑稽さが愛しい とさえ思えるようになりました。





さて、12月1日に72歳の誕生日を迎えた、ウディ・アレン 監督。
彼が最も愛するニューヨークも、いよいよ本格的なクリスマス・シーズン突入です。
監督も何処かで、愛する家族と一緒にあのツリーを見ているのかしら?
なにはともあれ、
Wish you all the best for this great day. Hope you continue to shine!

【 ウディ・アレン関連過去記事 】
→2005.12.1「アニーホール」

→2005.11.5「地球は女で回ってる」

→2005.7.18「カイロの紫のバラ」




banner_02.gif





テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

20:53  |  アメリカ映画  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

Comment

こんにちは
お久しぶりです
まったく自分のブログは更新していませんが、こちらに遊びにはちょくちょく来てます!!
この作品、観たいんですよ。なぜなら今クイーンズボロー橋の近くに住んでいるから!!!!!!!!!
観なくっちゃ!
まき |  2007.12.04(火) 13:54 | URL |  【編集】

★まきさん、こちらこそお久しぶりです!遊びに来てくださってありがとうっ♪

うわぁ~~!!なんと、あのクイーンズボロー橋の近くにお住まいだなんて!
今も、あのベンチもあの風景も変わらないですか?
わたしも一度は行ってみたい場所なんですよ。
ウディ・アレンの映画を観るたびに、その気持ちは高まりますっ。

こちらも最近仕事が忙しく、今週なんて帰宅後はほとんどパソコンを開く気力が
ありませんでしたっ。
お返事が遅れてしまってごめんなさいね。
12月中旬を過ぎれば落ち着くと思いますので、また前のペースで更新できるかと
思います。
また、遊びにいらしてくださいねっ♪
Carolita |  2007.12.08(土) 21:56 | URL |  【編集】

こんにちは~!私はアレンの中で一番マンハッタンが好きなんです!!!

最後の「6ヶ月なんてすぐよ。変わらない人もいるわ。もっと人を信じなきゃ」(うる覚えなので間違ってたらごめんなさいっ)という少女の台詞を受けてなんとも言えない顔をするウディ・アレンの顔が大好きなのです。サントラは多分50回以上聞いています。ニューヨークをあえてモノクロで描いているところも好きだし、始まり方も終わり方も大好き!!!!!!
ペッタンコ |  2007.12.13(木) 15:19 | URL |  【編集】

★わぁ~ペッタンコさん、いらっしゃいませ! お元気そうで安心いたしました~(笑)

おお~そうですか!やっぱりお好きでしたか!!!
あのラストシーン、そうそう、セリフ、バッチリですよ!
うんうん、あのアレンの顔、忘れられませんよね。もう、大好き。
なんとも言えないようで、少年のような心を砕いたあの笑顔。
自分の疑心暗鬼で身勝手さを見透かされて苦笑い、みたいな・・・。
見直して改めて、なんて味わい深い作品なんだと惚れ直しました~。

わたしは持っていないのですが、サントラを50回以上だなんて、スゴイわっ。
そのお気持ち、なんだか分かる気がします!
Carolita |  2007.12.15(土) 22:29 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://carolitacafe.blog9.fc2.com/tb.php/294-616c30b7

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。