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秋風が沁みる「旅情」

2008.10.06 (Mon)

サン・マルコ広場で待ち合わせ、夕陽を眺めたブラーノ島。 
ひなげしの花は、彼女が 「 夢 」 だと言ったから。

幸せな時間(とき)を過ごすほど、女は別れの予感を感じずにはいられないー。

旅情7旅情 ( 1955年/イギリス 原題:SUMMERTIME )
【監督】 デヴィッド・リーン
【脚本】 H・E・ベイツ/デヴィッド・リーン
【音楽】 アレッサンドロ・チコニーニ
【出演】 キャサリン・ヘプバーン/ロッサノ・ブラッツィ/イザ・ミランダ
     /ダーレン・マクギャヴィン/マリ・アードン/ジェーン・ローズ




やっと秋らしくなってきましたね。
風がひんやり頬をなでると、あっという間に過ぎていった夏の日がウソのように思えます。

さて今日ご紹介する映画は、ひと夏の大人の恋の代名詞 。 その内容は・・・?

More・・・

ファーストシーンは、海岸線を走るオリエント・エクスプレスの中。

車窓越しに憧れのベニスが近づくにつれ、
興奮を隠し切れない ジェーン ( キャサリン・ヘップバーン ) は、
アメリカからやってきた、気ままな女一人旅。

偶然の奇跡と甘い期待をスーツケースいっぱいに詰め込んで、
彼女はベニスに降り立つのですが・・・?

旅情5


「 旅は女を大胆にするー。 」

ましてやそれが水の都、ああ恋の都ベニスなら、なおのこと。
主人公のハジケる気持ちもよくわかる。

観光地では、見るもの聞くこと初めてのことばかり。
カメラ片手に好奇心で目を輝かせるのは、最初だけ。

次第にひとりの時間をもてあまし、サン・マルコ広場で ハトを眺めてカフェ三昧。
ふと視線を感じ振り向けば、そこには微笑むイケメン紳士。

旅情


好意をもっても悟られないよう、強がるのは当たり前。
「 ちょっと!軽い女じゃないわよ! 」 と鉄壁の守りを固めてみても、
おいおい、相手は世界一口説き上手なイタリアの伊達男ですよ。
 
胸の内をズバリ言い当てるのはお手のもの。
ウブな彼女に、ここぞの場面で 「 大人になれよ! 」 の決め台詞。

心見透かし見つめられれば、一生一代の恋かも?とすっかり魔法をかけられて、
ベニスの運河に花火がにじむ・・・。

無題


本作は、旅先でのひと夏の大人の恋を描いたメロドラマの名作ですが、
その魅力はやっぱり、ヒロインを演じた キャサリン・ヘップバーン でしょう。

彼女が ジェーン を演じたのは、 48歳の時。

真面目で奥手、なかなか素直になれないシングル・レディの胸の内を、
飾らない少女のようにチャーミングで品良く、しかもユーモアたっぷりに演じきったあたりは、
素のままじゃないかと思うほど自然体でステキです。

だけど、冷静に考えれば、これって実に不道徳なお話なんですよねっ。
れっきとした妻子がありながら、堂々と独身女性を口説いちゃうんですから!

観客はあっけにとられながらも、筋の通った屁理屈についつい耳を傾けてしまいます。
そして次第に思うのです。
「 ああジェーンなら、彼も本気になってしまうかもしれないわ! 」と。

旅情4


そして、有名なラストシーンへ。

時すでに遅し。 
動き出した列車を、レナート ( ロッサノ・ブラッツィ )
人波を押しのけ、懸命に追いかけます。
そう、手にはあの ひなげしの花 を握りしめて。

ロマンチストな伊達男が最後の最後で見せた、ひと目はばからぬカッコ悪さ。

スマートさのカケラも無い、そんな丸出しの 男の純情 が、グッと女心を掴んだラストシーンは、
女性なら一度は夢見る、「 ひと夏の思い出 」 と言えるのかもしれません。


キャサリン・ヘップバーンの 旅情 は、
たった一度の旅先での恋が、 その後の生き方を変えるかもしれない と思わせてくれる一本。
美しいヴェニスの風景は、何度観ても貴女の旅心をかきたててくれることでしょう!

→2006年「秋に見たい大人のロマンス~旅愁」へ

→2007年「初秋に観たい映画~田舎の日曜日」へ 

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テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

23:39  |  クラシック名画  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

Comment

確か・・・

赤いベネチアグラス出てきませんでしたか?
その印象が強く残っていますが…。

48歳でもラブロマンスを演じられる、というのは良いですね。
何となく励まされます。

※こんなサービスをgooがやってます。ブログ通信簿。
http://blogreport.labs.goo.ne.jp/
kaoru1107 |  2008.10.07(火) 06:47 | URL |  【編集】

★ kaoru1107 さん、こんばんは。

はい、赤いベネチアングラス出てきます!
このグラスに魅かれてアンティークショップに入ると、
なんと店主がロッサノ・ブラッツィというわけですね。

このベネチアングラスの小道具ひとつとってみても、なんと旅心をくすぐる演出でしょう。
いくつになっても、恋はしていたいものですね。


通信簿、面白いですね~。
さっそくやってみましたら、「オール3」でしたっ。
更新頻度、もっとがんばりましょう、ですって!(爆)
Carolita |  2008.10.07(火) 22:48 | URL |  【編集】

こんにちは

ずいぶんと前に観たので、ラストシーン以外は詳しくは覚えていないんですが、「 大人になれよ!」なんていう決め台詞があったんですね!
今度使おうっと。メモメモ・・・。
micchii |  2008.10.13(月) 15:09 | URL |  【編集】

★ micchii さん、はい!ぜひぜひメモっといてくださいっ(笑)

ロッサノ・ブラッツィの長台詞は、思わず耳を傾けてしまう説得力があって
今観るとまた面白いですよ。

ああ、「大人になれよ!」なんて最後に言われたのは一体いつだったかしら。。。
(↑遠い目(笑!))
Carolita |  2008.10.14(火) 23:18 | URL |  【編集】

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