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「ナイロビの蜂」

2009.05.06 (Wed)

GWも今日で終わりですね。 
わたしは湯布院へ旅行に出かけたり、家でのんびり過ごしましたが、
皆さんのなかには海外に出かけられた方も多いのでは?

さて、今日の映画のはじまりは、
空港でよく見かける、ごくありふれた別れの風景。
物語は、ふたりのこんな会話からはじまります。

「 もう行って。離陸まで時間があるから。外は暑すぎるわ 」
「 そうだな 」
「 行ってくるわ 」
「 じゃ2日後に 」


強すぎる陽射しの中、まるで溶けるように消えていく旅立つ の後姿を見送りながら、
大きく手を振る、 の背中。
まさか、あんな運命が待ち受けているとも知らずにー。

ナイロビの蜂
( 2005年/イギリス 原題:THE CONSTANT GARDENER )
【監督】 フェルナンド・メイレレス
【原作】 ジョン・ル・カレ
【脚本】 ジェフリー・ケイン
【出演】 レイフ・ファインズ /レイチェル・ワイズ
     /ユベール・クンデ /ダニー・ヒューストン/ビル・ナイ
     /ピート・ポスルスウェイト /ジェラルド・マクソーリー





監督は、 シティ・オブ・ゴット で衝撃のデビューを飾った、フェルナンド・メイレレス
さらに、レイチェル・ワイズ が、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞で
最優秀助演女優賞の2冠 に輝いた話題作です。
さて、その内容は・・・?

More・・・

ガーデニングが趣味の温和な夫・ ジャスティン ( レイフ・ファインズ ) は、
ケニア駐在の英国外務省一等書記官。
いつものように植木に水やりをしていた彼のもとへ、
突然、最愛の妻・テッサ ( レイチェル・ワイズ ) の死の知らせが届きます。

変わり果てた遺体を前に、ジャスティン は、妻の死の 真実 を追い求めるのですが・・・?



まるで、意識だけがとてもとても遠くへ旅をしていた気分です。

黒い肌に華のように浮き立つ原色。 
強調された赤と蒼(あお)と茶色は、血と水と大地 を象徴しているかのよう。

あの色彩。 あのスケール感ー。
なぜ監督が フェルナンド・メイレレス でなければならなかったのか、
観終わった時、その理由が少しだけ解った気がしました。


革命家のように高い志をもって支援活動に取り組む妻、テッサ と、
争いごとを好まず、温和で庭いじりが趣味の外交官の夫、ジャスティン

2日後の再会を約束したまま、ついに帰ることがなかった妻の 真実 を探し求めるうち、
背後に隠された、アフリカを食い物にする 大国と巨大企業との利権の構図
白日の下にさらされていきます。

わたしは原作を読んではいませんが、ここに描かれていたことはかなり衝撃的でした。
小説は緻密な取材をもとに書かれたフィクションだとわかっていても、
似たような現実が今も地球の裏側で起きているかもしれないと思うと、
考えさせられずにはいられません。



テッサ は、そんな現実を目の当たりにした時、ただ考えるだけではなく 行動 を起こした女性。

時に映画は、自分の知る由もないところで動いている世界の現実を教えてくれるものです。
物語は レイフ・ファインズ の目線で語られていきますが、やはり亡き テッサ の存在が絶大。

自分の思いに対して一途であるがゆえ、目の前の現実を変えるために動かずにはいられない。
その反面、時には思いが強すぎて抑えきれず、取り乱してしまうことも。

周囲との摩擦を恐れず、危険を冒しても曲げられない信念をもつまでに
彼女を駆り立てたものは、一体なんだったのか。 
レイチェル・ワイズ は、理想と現実に揺れるテッサの心情を、
美しく情熱的に、そしてとても現代的な女性像の象徴として演じていた気がします。





「 お互いをよく知らない 」

「 わたしを探求して 」


アフリカへの赴任が決まった ジャスティン に、こう言って逆プロポーズをした、テッサ 

人は皆、自分の本質を誰かに理解してほしいという願望を持っているんじゃないかな。
だけど、他人を心から理解するのは容易なことではありません。
相手を尊重するあまりに本質から目を反らし、大切なことを見失ってしまうこともある。


一番大切に思っていたからこそ、どんな時も 聞かない ことで妻を見守った夫と、

一番大切に思っていたからこそ、どんな時も 言わない ことで夫を守ろうとした妻。





お互いを思いやったことですれ違って、
長い旅路の果てにやっとたどり着いた 「 真実 」 を理解した時、
きっと貴方も不思議な安堵感とやるせなさで、胸がいっぱいになってしまうかもしれません。

ナイロビの蜂 は、アフリカをめぐる陰謀を背景に、
妻の意志を継いだ夫の壮絶な闘いをスリリングに描いた社会派サスペンス。

テッサが問いかける、 愛する者を守る術 。 
貴方なら、愛する人をどう守りますか?

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テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

23:27  |  イギリス映画  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

レイフさま~~~

とにかく素敵なレイフ様!!
でもこの作品は、わたし的にはあまり印象がないのであります。
見たんだけど・・・・・アルツ?

なんだか埃っぽい映画が多くない?
そういう作品がすきなのかしらね~~!
べぶ |  2009.05.09(土) 00:47 | URL |  【編集】

★Beve。さーん、こんにちは。

そうそう、『イングリッシュ・ぺイシェント』も埃っぽかったですね~!(笑)
この作品のレイフ様はどちらかといえば優柔不断で終始悩んでましたので、
印象が薄かったかも?

最近は男前度の高い役よりクセのある役が増えているみたい!
それも演技力があるからできるワザですね。
Carolita |  2009.05.10(日) 13:01 | URL |  【編集】

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