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『 ある公爵夫人の生涯 』

2009.06.07 (Sun)

「 本当の愛に気づくのが遅すぎて、結婚するのが早すぎたのよー。 」

ジョージアナある公爵夫人の生涯
( 2008年/イギリス・フランス・イタリア 原題:「THE DUCHESS」 )
【監督】 ソウル・ディブ
【原作】 アマンダ・フォアマン
【脚本】 ソウル・ディブ/ジェフリー・ハッチャー
     /アナス・トーマス・イェンセン
【衣装デザイン】 マイケル・オコナー
【出演】 キーラ・ナイトレイ/レイフ・ファインズ
     /シャーロット・ランプリング
     /ドミニク・クーパー/ヘイリー・アトウェル


1757年 6月7日 は、
ジョージアナ・スペンサーの誕生日だったそう。
その直前に嫁いだ彼女は、
幸せが約束された ジューン・ブライド だったはず。

さて、その生涯とは・・・?

More・・・

「 18世紀にも、スキャンダルー。 」

チラシに書かれた、このコピー。 
観終わった時、あまりにも酷似したその生涯に少し鳥肌が立ってしまいました。


舞台は、18世紀の英国。 
主人公は、ダイアナ元妃の祖先にあたる実在の人物、
ジョージアナ・スペンサー ( キーラ・ナイトレイ )
物語は、彼女が 17歳の誕生日直前 に 名家デヴォンシャー家
嫁ぐところから始まります。

公爵8

憧れの公爵夫人となり、初めての結婚に胸をときめかせたのも束の間、
彼女に架せられた使命は、デヴォンシャー家の跡取りとなる 男子 を生むこと。

夫婦らしいまともな会話ひとつ交わさず、
妻に無関心な デヴォンシャー公爵 ( レイフ・ファインズ ) との愛のない結婚に、
ひたすら空しさをつのらせるしかない ジョージアナ
そんなある日、夜会でひとりの女性、レディ・エリザベス・フォスター
( ヘイレイ・アトウェル )
と出会うのですが・・・?



出合った人をみな虜にしてしまう、その美貌とその話術。
賭け事が大好きで、女性でも言いたい事は物申す、物怖じしないその度胸。
ずば抜けたセンスは、誰もが憧れる社交界のファッションリーダー・・・。

そんな彼女の最大にして最高の長所こそ、唯一、夫だけに愛されなかった原因だとしたら、
世の女性たちはどう生きていけばいいのか分からなくなってしまいそうです。

英国中から羨望の眼差しを受けながら、孤独であり続けた ジョージアナ
やっと心を通わせた ただひとりの親友、レディ・エリザベス・フォスター は、
後に夫の愛人となり、3人の奇妙な同居生活が始まります。

公爵7


思い描いた 結婚 とは間逆の、生殺しのような現実。 
夫婦関係が崩壊しても、妻から終わらせることなど絶対に許されなかった時代。
何世紀もの間、どれだけの女性たちが葛藤し続けてきたことでしょう。

苛立ちと孤独で気が狂いそうになっても、受け入れるしか生きる術がなかったからー。

愛するがゆえに耐え忍び、手放すことで守ることを選んだ彼女の生き方を、
単に “ とても強い女性 ” だったという言葉では 語り尽くせない気がしました。

公爵1


ジョージアナが遺した華々しい功績 は、今日の歴史家達から再評価されているそうです。
ロンドンに、政界や文壇の有志が集うサロンを開いたことも、
華麗な人脈を利用し、政治活動に没頭していたことも、
ゴージャスな装いで当時のファッション文化を牽引したことも、
もし彼女の心が愛で満たされていたなら、歴史は変わっていたかもしれません。


スクリーンの中で、あでやかに人前に立つ、ジョージアナ・デヴォンシャー
誰もがその姿をひと目見たいと登場を待ちわびた、美しき人・・・。

彼女が微笑みの影に隠し続けた苦悩に思いを馳せた時、
かつて 英国の白いバラ と讃えられ、世界中に愛されたあの人の面影を
思い出さずにはいられませんでした。

公爵9


「 本当の愛に気づくのが遅すぎて、結婚するのが早すぎたのよー。 」

チャールズ・グレイ に本心を問いただされ、こうつぶやいた ジョージアナ

物語の結末を見届けた時、この言葉は彼女自身のことだけでなく、
夫・デヴォンシャー公爵 の本心をも 代弁していたように思えました。

夫婦という 契約 のもと、
当主にとって愛を育むことよりも優先しなければならなかった家名を絶やさぬことの重圧が
いかなるものであったのか、現代に生きるわたしにはとても想像できないけれど、
歳を重ね、夫婦という から開放された2人は、初めて自分がつけた相手の傷跡に気づき、
深手を負った同士のように互いの心と向き合えたのかもしれません。
壮絶な葛藤の末に結んだ “ 因縁の絆 ” の軌跡がここには描かれていた気がします。


200年前、確かに実在した、ある公爵夫人のドラマティックな生涯。
時空を超え交差する、ジョージアナとダイアナの世にも奇妙なシンクロニシティ・・・。

貴方なら、どう感じますか?


→関連エントリー 2005.8.30 「ダイアナ元妃の命日」

→関連エントリー 2008.8.29 「ダイアナとジョージアナ」

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テーマ : 映画感想 - ジャンル : 映画

18:36  |  女性必見!の映画  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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