スポンサーサイト

--.--.-- (--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

「カイロの紫のバラ」

2005.07.18 (Mon)

もしも、もしも憧れの映画の主人公がスクリーンを飛び出して、
私に愛をささやいたとしたら・・・。
もしも、もしもスクリーンの向こう側に、
もう一つの世界が実在しているとしたら・・・。


映画を観て、何度そんなことを考えただろう。
でも所詮、映画は“虚像”
分かっているけれど、そんなロマンティックな想像が何度心を癒してくれたことか。
何度、希望を与えてくれたことか。
それこそが映画の素晴らしさ。
それこそが映画が起こす奇跡。

あっという間の1時間22分
こんなことは久しぶりだった。
観終わった後なぜか不思議な気分になって、とくかく直ぐにもう一度繰り返し見てしまったのが・・・。

More・・・

「カイロの紫のバラ」(1985年/アメリカ)
【監督】 ウディ・アレン
【出演】 ミア・ファロー/ジェフ・ダニエルズ/ダニー・アイエロ/ダイアン・ウィースト


うまく説明できないけれど、
何とも言えず心地よいこの映画の空気にずっと触れていたかった気がする。

私にとって、映画を観たい時はどんな時だろうと考えてみた。

何も考えず笑いたい時。
ワクワクドキドキ、スリルを味わいたい時。
愛する人と同じ感動を分かち合いたい時。
辛くて現実から逃げ出したい時。
そして、何かに迷って背中を押してほしい時・・・。


当然、その気分によって選ぶ映画も変わってくる。
選んだ映画がぴったり合えば、気分スッキリ心晴れ晴れ。
「うん、明日もがんばろっ」なんて単純に思ってしまう。
私はそれでいいと思う。なぜなら映画は“虚像”なのだから。

でも、たまにそんなつもりじゃなかったのに、たまたま観た映画が心から離れないことがある。
ある時は、今まで見たことがないような美しい風景だったり、
ある時は、「それってまるで私に言ってるの?」みたいな耳が痛いセリフの一言だったり、
ある時は、風に舞う羽のように軽やかなダンス・シーンだったり・・・。

期待通りでも期待外れでも、それはそれで楽しいのだ。
だって、やっぱり映画は“虚像”なのだから。




「カイロの紫のバラ」シシリア(ミア・ファロー)は本当に美しかった。
容姿が・・・というより、大好きな映画の話をしている時の彼女の生き生きとした表情。
普段は誰からも愛されないとコンプレックスさえ感じている彼女に、
実はこんなに美しく、可憐で、人を惹きつける魅力があったなんて!
彼女自身でさえ気がついていなかったことを観客は気がつかされる。
“映画”がシシリアを変えたのだ。

しかし、“映画”“現実”とは違う。
割れたお皿はもとには戻らないし、
小道具のお金でシャンパンは飲めないし、
ぐうたら亭主に愛想を尽かしても結局は出戻るしかなく、
キーのない車は当然走らないし、
ラブ・シーンで照明は“フェード・アウト”しないのだ。

「そんなの当たり前でしょ!」と噴出しそうになることを
ウディ・アレン監督は次から次へと並べ立てる。
映画は“虚像”だと皮肉たっぷりに描きながらも、
「ちょっと、そこでポップコーン食べてるあなた!
でも一度くらいは、スクリーンの中でこんなことやってみたいでしょ?」

いたずらっ子のように“映画への愛”たっぷりの目で語りかけてくるのだ。
まるで私たちの心の中の願望を見透かしたかのようにね。
だって私たちの“夢”を叶えてくれるのが“映画”なのだから!




この映画を教えて下さったのは「愛すべき映画たち」のmicchiiさん
「カイロの紫のバラ」「映画への愛に溢れた映画」と表現していらっしゃいましたが、
本当にその一言に尽きると思いました。
スクリーンを見つめるシシリアの“瞳”は、スクリーンを見つめる私達の“瞳”そのものだったもの。

人の心に“希望”という名の明かりを灯した映画は、いつまでも心の中で輝き続けるんだよなぁ。

「一本の映画が人生を変える奇跡-。」
そう信じさせてくれる映画がまたひとつ増えました。

♪ 『カイロの紫のバラ』 好きですか?
    ↓

banner_02.gif




13:59  |  アメリカ映画  |  Trackback(2)  |  Comment(6)

Comment

この作品はみていません。なんだかズンと来そうで怖いなぁ!
ミア・ファーローは大好きな女優さん!真似して髪を短くした事が
ありました。わたしは当然モンチッチです。(涙)
彼女の出演作「フォローミー」もうこれはなんだか私の中では
ツボでして、涙がでるのね~。音楽がまたいい。
ダメダメ、書いてるだけでうるうるしちゃう!
べぶ |  2005.07.18(月) 11:00 | URL |  【編集】

そうそうスタイルは大事です

★べぶさんの気持ち分かります。何事もスタイルから入るのは基本よねっ(笑)
「カイロの紫のバラ」はタイトルは聞いたことがあったけど、機会がなくて見たことがなかったんですよ。
でも、今ぐらいの年齢で観たから感動できたと思うなぁ。
前半は特に「そんなのアリですか、アレンさん!」みたいに結構笑えますよ~(爆)
べぶさんも機会があったら一度どうぞっ。
観終わったら水野晴男さんみたいに「いやぁ、映画ってほんとにいいもんですねっ」って言いたくなっちゃう。そして大切にしたくなるそんな感じかなっ!
Carolita |  2005.07.18(月) 16:07 | URL |  【編集】

ありがとうございます!

TB&コメントありがとうございます。
拙いだなんてとんでもありません!何度も読み返してしまいました^^
自分も、終わってすぐ繰り返し観たんですよ!
ですので、「この映画の空気にずっと触れていたかった」というの凄くよくわかります。
「スクリーンを見つめるシシリアの“瞳”は、スクリーンを見つめる私達の“瞳”そのもの」、まさにその通りですね!
carolitaさんにとっても大切な1本になったみたいで嬉しいです。
あと、記事中にリンクしていただいてありがとうございました。
micchii |  2005.07.19(火) 17:18 | URL |  【編集】

よかったっ。

★micchii さん、こんばんは! 事前にお断りしていなかったので、ちょっと気になっていたのですが安心しました(笑)
でも、どうしてもmicchiiさんのお言葉を引用させて頂きたかったので思い切って書いちゃいました。
「カイロの紫のバラ」に出会えたのも、ブログを始めたおかげだなぁと思います。
これからもヨロシクお願いしますねっ!
carolita |  2005.07.19(火) 21:30 | URL |  【編集】

commentありがとうございました

フランス公開のものと同じデザインなのですか。日本版は題字が往年の邦画テイストで、てっきり日本独自の味を出したのかと思っていました。
「映画への愛に溢れた映画」、正にその通りですね。でも、前に生きて行く人間を絶対肯定したこの映画には、「人間愛に溢れた映画」、そんな賛辞もよく似合うと思います。
ilovemovie-K |  2005.08.03(水) 23:43 | URL |  【編集】

★ilovemovie-Kさん、ようこそ!
ポスターは基本的に同じもののようですが、比べてみると少~しだけ色などを変えてあるみたいですね。でも、国によってポスターもDVDのパッケージも違ったりするので、
それを見るのもとても楽しいです。
「カイロ・・・」は、本当にステキな映画でしたね。
また、そちらへもちょくちょく伺わせて下さい。宜しくお願いします♪
carolita |  2005.08.05(金) 00:51 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://carolitacafe.blog9.fc2.com/tb.php/34-61602a90

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

カイロの紫のバラ  1985/アメリカ  ★★★★★監督 ウディ・アレン出演 ミア・ファロー / ジェフ・ダニエルズ / ダニー・アイエロ■あらすじ■ 1930年代のアメリカ、酒・博打・女遊びとどうしようもない夫を持つウェイトレスのシシリアは、町の映画館で公開された
2005/08/01(月) 12:28:09 | Cinema-Absolutism
THE PURPLE ROSE OF CAIRO(1985/米)【監督】ウディ・アレン【出演】ミア・ファロー/ジェフ・ダニエルズ/ダニー・アイエロついに、ついにこの日が訪れました!傑作、名作、何度でも観たい作品、そういうのは何本もあっても、映画への愛に溢れていて、その映画というより、
2005/07/19(火) 17:11:52 | 愛すべき映画たち

▲PageTop

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。