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「リストランテの夜」

2005.08.05 (Fri)

貴方が、もう一度行きたくなるレストランは、どんなレストランですか?

メニューの内容? 内装の雰囲気? 盛り付けの様子? 価格と予算?
私にとっては、味はもちろんだけれど、そこで働くスタッフも重要だったりする。
レストランって“時間”を楽しむ場所であって欲しいからかな。

さて、映画 『 リストランテの夜 』 に登場する“ リストランテ「パラダイス」 ”は、
今にも潰れそうなイタリアン・レストラン。
雰囲気も悪くないし、もちろん料理は絶品! なのに何故かお客が入らない。
映画を観ている私も「 オイオイ、大丈夫? 」と心配になってきた。

そのワケとは・・・?

More・・・

リストランテの夜(原題:BIG NIGHT 1996年/アメリカ)
【監督】スタンリー・トゥッチ 
【出演】スタンリー・トゥッチ/トニー・シャルーブ /ミニ・ドライヴァー
     /イザベラ・ロッセリーニ/イアン・ホルム/マーク・アンソニー



「 舞台は、ニュージャージーの小さな港町。
リストランテ 「 パラダイス 」 を営むのは、イタリア移民の二人の兄弟。
プリモは一流のコック。いわゆる職人気質で冗談も通じない頑固者。
セコンドはアメリカかぶれ。
店の経理とギャルソンを掛け持ちしながら経営を支えるしっかり者。
そんな二人は、故郷イタリアの味で勝負し、一旗挙げる夢を抱いてアメリカにやってきた。
だが、現実は思う通りには運ばない。
味オンチなお客に伝統的なイタリアの味はうけず、経営は火の車。
それに対し、同郷でもあるパスカルが経営するイタリア料理店には連日連夜の人だかり。
セコンドパスカルの助言を受け、店の運命をかけた豪華な晩餐会を計画するのだが・・・。」


“理想主義”の兄に、“現実主義”の弟。
店を繁盛させる為には、兄弟で協力しあうことが大切なのに、
お互いに自分のやりたいことばかり相手に押し付けて、歩み寄ろうとはしない。
二人とも同じ“夢”を持っていたはずなのに。


友達でも家族でも恋人でも夫婦でも、お互いの“距離”が近すぎると見えなくなることがある。
何でも言える間柄は素晴らしいけれど、自分の意見ばかり言っているうちに、
相手が言ったことをちゃんと聞かなくなる、というか心に響かなくなる。
分かっていたはずの相手の良い所を忘れ去り、悪い所ばかりが気にかかる。
そしてそのうち、片方は言い続け、片方は口を閉ざしてしまうのだ。

“レストラン”は、私達に至福のひと時を与えてくれる場所。
美味しいものを食べている時に不機嫌な人なんて、見たことない!
そして、味にサービスに、お腹も心も満たされて酔わされた時、
初めて、そこで過ごした幸福な“時間”への対価を支払う価値が生まれる。
シェフやギャルソンにとって、苦しそうなお腹を抱えて店を出る客を見送る時こそ、
最大の“充実感”と仕事への“誇り”を感じる瞬間ではないかと思う。


プリモセコンド、二人が目指していたものはまさにそれだ。
運命の晩餐を通して、少しずつ自信を取り戻していく二人の表情はとても印象的だった。
同じ目標を達成するために志を一つにした兄弟ほど強いものはない。
“あ・うん”の呼吸に余計な言葉も必要ない。それほど、家族の“絆”は深いのだ。


ところで、次から次へと運ばれるイタリア料理の中でも、
特に具をいっぱいに詰め込んだパスタの包み焼き「ティンパーノ」がすごく美味しそう!
全編を彩るカンツォーネの名曲に耳を傾けながら、
プリモが振る手鍋の中のバジリコやガーリックのオイルソースの香りを想像しているだけでも、
かなり幸せな気分になれる。
bignig2.gif

しかも、料理をこんなに美味しそうに撮って見せるのだから“イタリア映画”に違いないと思ったら、
実は、数名のイギリス人俳優以外は、監督も俳優も皆アメリカ生まれの出演者やスタッフが
集結して作られた“アメリカ映画”なのには驚いた。

もともとアメリカは移民の国だ。
様々な国籍の料理がごった煮の中で、たぶん一番発達した食文化はファースト・フードでは?

そんなアメリカで育った彼らにとって、きっと太陽の恵みをいっぱいに浴びた食材を、
手間暇かけて調理するイタリア料理は、何とも魅力的な憧れの的ではないだろうか。
映画の中で、イタリア移民のアメリカへの憧れと現実を描きながらも、
その裏には、アメリカ人が憧れる伝統的なイタリアの食文化への最大の賛辞
込められている気がした。

さて、もう一つ、脇役がとても魅力的。
「 パラダイス 」で働く唯一のスタッフに、あのマーク・アンソニー
ラテン・アーティストとしての彼の活躍は言うまでもないけれど、
最近ではジェニファー・ロペスの夫と言ったほうが分かりやすいかな?

もう一人は、ライバル店「パスカル」の女性マネージャーとして登場するイザベラ・ロッセリーニ
彼女は、あの大女優イングリッド・バーグマンの娘で、元夫はあのマーティン・スコセッシ監督!

最後に本作は、
全米批評家協会賞NY批評家協会賞インディペンデント・スピリット新人脚本賞を受賞。
曲者揃いのギャルソン達が運ぶのは、
コミカルでユーモアたっぷりの人間模様のフルコース。
そうそう、食後にはホロ苦い涙のエスプレッソも忘れずに。

リストランテの夜 は、夏バテ気味の貴方に、“食欲”と明日への“意欲”を与えてくれる一本!

貴方なら、今宵何をオーダーしますか?

♪ 『 イタリア料理 』 好きですか?
    ↓

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01:03  |  アメリカ映画  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

この映画、兄弟の掛け合いが楽しかったですよね~。
それに、料理がすごくおいしそうでした。
上映された時のタイトルは、たしか「シェフとギャルソン リストランテの夜」
だったと思います。KBCの小さな劇場で観たのを思い出しました。
carolita さんのコメントを読んでいたら、
ホント、イタリア料理食べたくなってきました~(笑)
ルナ |  2005.08.06(土) 22:39 | URL |  【編集】

こんばんは~。

★ルナさん、いらっしゃいっ。まぁ、KBCで上映されたんですね!
私は劇場で見逃してしまって、ビデオが出てから2度観ました。
そうそう、頭には“シェフとギャルソン”がついてたんですね~。
ほんとイタリア料理が美味しそうで、お腹は「キュるキュる」鳴りっぱなしでした(笑)

夏は一気に食欲がなくなるので、こんな美味しそうな料理の映画でも観て胃を奮い立たせてますよ~。
ルナさんも夏バテには気をつけてっ♪ 
carolita |  2005.08.07(日) 21:21 | URL |  【編集】

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