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「バベットの晩餐」

2005.09.29 (Thu)

「心を込めた手料理には、時に言葉よりも深く 思い を伝えてくれる不思議な力が
宿るのかもしれないー。」  
観終わって、そう感じずにはいられなかったのが、この映画、

バベットの晩餐 ( 1987年/デンマーク )
( 原題:BABETTES GAESTEBUD 英題:BABETTE'S FEAST )
【監督】 ガブリエル・アクセル Gabriel Axel
【原作】 アイザック・ディネーセン
【脚本】 ガブリエル・アクセル Gabriel Axel
【出演】 ステファーヌ・オードラン/ビルギッテ・フェダースピール
     /ボディル・キュア/ビビ・アンデショーン



さて、そんな映画の 舞台 とは・・・?

More・・・

時は19世紀後半。
これは、デンマーク の小さな小さな漁村で、
毎日を祈りに捧げながら静かに暮らす、老姉妹と村人達のささやかな物語。

マーチーネ (ビアギッテ・フェザースピール)フィリパ (ボディル・キェア) は、
村人に信頼厚いプロテスタント牧師の娘。
父の死後もその意志を受け継ぎ、若き日の淡い恋心 さえ胸の奥にしまったまま独身を貫き、
信仰と村人達の心のよりどころとして、穏やかな毎日を過ごしていました。

そんなある日、フランスの市民運動、パリ・コミューンで国を追われ、
夫と息子を失った バベット (ステファーヌ・オードラン) が2人を訪ねてやって来ます。
彼女は、その昔 フィリパ恋心 を寄せていたオペラ歌手の パパン
(ジャン・フィリップ・ラフォン) の紹介状を持っていました。
気の毒に思った老姉妹は、バベットを 家政婦 として雇い、一緒に暮らし始めるのですが・・・。



静かな漁村に突然現れた、一人の 異国の女性
口写しで言葉を覚え、母国とは全く違うやり方で調理する朝食の準備に奮闘し、
一生懸命に異国の習慣に慣れようと、ひたすら献身的に尽くす バベット
そして、彼女に多少の戸惑いを感じながらも、その辛い身の上を少しでも癒してあげたいと、
家族のように接する老姉妹村人達
そんな質素ながらも素朴な村の暮らしには、「困った時にはお互いさま」 というような、
助け合いながら一緒に生きてきた村人同士の 思いやりの心 が満ちていました。



バベット は謎の多い女性でした。賢く美しく、そして何より 料理 が上手。
気の毒な身の上を助けたつもりが、いつの間にか彼女の存在は、
老姉妹とって、なくてはならない存在になっていきます。
しかし、ある日とうとうフランスの友人が買い続けてくれていた 宝くじ が当選し、
バベット1万フラン という大金を手にすることに。
「とうとう、彼女が村を出て行く日がやってきたのだわ・・・。」
寂しさを隠し、笑顔で送り出そうとする老姉妹に、バベットは 最初で最後のわがまま を言います。
「私に皆さんの晩餐を催させて下さい。私の祖国、フランス式の食事で。」

そう、ついに謎に満ちた バベットの晩餐 の幕開けです。



例えば、皆さんは初めて フランス料理 を食べた時の事を覚えていますか?
ウサギウズラ海ガメエスカルゴ・・・。
想像もできなかった食材が調理され、見たこともない盛り付けで運ばれてくる、その白い皿の中身。
期待と興味と同時に、「一体何を食べさせられるのっ?」 と、不安や恐怖さえ覚えた経験は?
初めて食べる料理との出会いは、異文化との出会い に似ているかもしれません。



言葉 も、生活習慣 も、食文化 も違う者同士が分かりあう為には、
お互いの文化を押し付けあってもうまくいきません。
まずは、お互いが相手に歩み寄り、他国の文化に敬意を払い、
尊重しようとする 思いやりの心 が必要。
バベットの晩餐 には、閉鎖的な村人達の心の不安が、
食事が進むにつれ解きほぐされていく様子がとても丁寧に描かれていました。



何者かも分からない自分を助けてくれた異国の人々に、精一杯の恩返しをしたい。
そこでバベットが、国を追われたにも関わらず、あえて自分の祖国にこだわった
フランス料理 ”を選んだことには、とても大きな意味があります。

「愛する人々だからこそ、自分が愛する料理で幸せにしたいー。」

そこには、バベット の言葉にできない最大の感謝の気持ちと、そしてもう一つ、
彼女が 「ある人物から託された秘められた思い」 が込められていました。
ラストシーン、貴方が バベットの晩餐 の本当の意味を理解した時、
きっと、「そんな愛の表現があるなんて・・・」 と、胸にジーンと込み上げる熱い思いで
胸がいっぱいになるはず!



バベットの晩餐 は、
愛する人々と食卓を囲むことは、幸せを分かち合う人生最良の喜びであることを教えてくれる一本。
1988年度のアカデミー外国語映画賞受賞作品です。

さぁ、皆さんは誰と美味しいもの、食べたいですか?


♪ 『 バベットの晩餐 』 観てみたいですか?
    ↓

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テーマ : ミニシアター系映画 - ジャンル : 映画

00:57  |  その他の国の映画  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

Comment

困った!

わたしがこの立場になったとして、「正しい和食」で恩返しするのは
ちーーーっと無理。味噌汁、ご飯、漬物ではちょっとね。
なんだか自国の文化が怪しいわたしには、歌と踊りでしか
恩返しできないのかしら??
でもさ「東京音頭」じゃぁだめだよね!あははは!
べぶ |  2005.10.01(土) 21:43 | URL |  【編集】

意外と・・・

★和食、外国の方にはウケるかもよっ。
あちらは、ヘルシーなものをお好みですもの!
例えば・・・やっぱり、味噌汁に枝豆??
グィグィは、自分で味噌汁作ってるらしいよ!
でも、ダンスィングもいいねっ!
えっ?べぶさんは、「東京音頭」?
じゃ、私は・・・「炭鉱節」で、対抗するわよぉっ、フンフンッ!
Carolita |  2005.10.02(日) 09:32 | URL |  【編集】

はじめまして

写真がたくさんあって
すごく綺麗で飽きないブログですね。
まだまだいろんな映画が出てきそうなので、
また見させてもらいます。


葉月 |  2006.09.07(木) 13:23 | URL |  【編集】

いらっしゃいませっ♪

★葉月さん、こちらこそはじめまして。コメントありがとうございます! 
お返事すっかり遅くなってしまってごめんなさいっ。
映画、お好きなのですね~。ただの映画好きの拙いブログなんですけど、
もしよろしかったら、また遊びにきて下さいね。
新旧問わず、わたしの好きな映画ばかり集めているのですけど、
葉月さんのおススメがあったら、ぜひお話聞かせて下さるとうれしいですっ♪
これからもどうぞヨロシクお願いします。
Carolita |  2006.09.08(金) 22:28 | URL |  【編集】

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