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「シンデレラマン」

2005.10.01 (Sat)

とにかく、観ている間中、胸ぐらをガッシリ、掴まれていた気がした。

掴んだ相手の押し殺した息遣いからは、
「“ 誇り ” を持てば、明日の飯が食えるのか?」
そんな魂の叫びが伝わってくるようだった。

1930年代、失業者が一万人を越えた 大恐慌 のニューヨーク。
それは、誰もが自分が生きることだけに精一杯だった時代。
家族を捨てて逃げ出した者、盗みを働く者、暴動を起こす者・・・。
明日さえ見出せないギリギリの暮らしの中で、
主人公 ジム・ブラドック を突き動かしたものは一体何だったのだろう・・・?

More・・・

シンデレラマン 』 ( 2005年/アメリカ )( 原題:CINDERELLA MAN )
【監督】 ロン・ハワード
【出演】 ラッセル・クロウ/レネー・ゼルウィガー/ポール・ジアマッティ
    /クレイグ・ビアーコ





彼はライセンスを剥奪された 元ボクサー
全盛期をとっくに過ぎ、年をとった彼は、肉を食う若いボクサーに勝てるワケがない。
リングに上がった時、誰もがそう思った。

だが、落ちぶれた空腹のボクサーは、骨折しても、どんなに頭を殴られ続けても、決して倒れない。
「なぜ、倒れないんだ?」
対戦相手は気味悪そうに見ながら、また激しいパンチを浴びせ、襲いかかる。
それでも、彼は倒れない。
なぜなら、倒れるわけにはいかない 明確な理由 があったから。



わずかな仕事を奪い合い、子供のミルクさえ買えず、真冬に電気も止められた、どん底の生活。
この飽食の時代には、自分の身に当てはめて想像するのは難しいかもしれません。
失業率が高いといっても、今はまだ仕事を選ぶ「余裕」がある。
それを 「自分はまだ恵まれている」 と思えるかどうか。

「幸福の真の価値観」とは、逆境に立ったときこそ、私達の心を試そうとします。

「本当に守りたいものを知っている人間は、決して拳を恐れない。
 なぜなら、知らぬ間にたくさんの愛に守られているからー。」


この映画を観て、私はとても強く強く、そう感じました。




シンデレラマン は、実在したボクサー、ジム・ブラドック の半生を描いた真実の物語です。
シンデレラマン ”とは、全盛期のブラドックが初めて負けた時に、
激しくこきおろした新聞記者が、彼のリング復帰後に敬意を込めて名づけた
ネックネーム でした。



今から60年ほど前の マディソン・スクエア・ガーデン で実際に行われた試合は、
最長 15ラウンド にまでもつれ込んだ、生死をかけた真実のドラマ。


「シンデレラマン!シンデレラマン!」と、ザ・ガーデンを埋め尽くした満員の観客達が
大合唱したという、その再現された同じシーンをスクリーンで目の当たりにした私は、
まるで会場で試合を観戦している観客の一人のような気がして、
その圧倒的な緊張感に鳥肌が立ちました。




ボクシング映画といえば、まず スタローンロッキー
ポール・ニューマン傷だらけの栄光
そして、イーストウッドミリオン・ダラー・ベイビー などが思い浮かびますよね。
でも、この シンデレラマン は、明らかに一線を画していました。
初夏に 『 ミリオン・ダラー・ベイビー 』を観ていたので、
正直 「またボクシングか・・・」 と思っていた先入観は、
見事に打ち破られたというわけです。

私にとっては、「ボクシング映画であって、ボクシング映画ではない」 映画。

昨年度のアカデミー作品賞は、ご存知 ミリオン・ダラー・ベイビー(詳しくはココをクリック)
翌年に、同じ “ ボクシング ” を題材にした映画を撮るということは、比べられて必至のはず。
しかし、ロン・ハワード監督 は、監督らしい堂々としたスタンスで、
全く違う角度から“ ボクシング ”を捉え、人が 闘う意味 を説いてくれました。



ラッセル・クロウ とのコンビは、すでに ビューティフル・マインド で実績がありますが、
今回は、撮影中に一時大ケガをおったというファイトシーンの臨場感といい、
特に、リング下での 「静」 の彼の抑えた演技と、リング上での激しい 「動」 の彼とを
見事に演じ分けた ラッセル・クロウ が、もうとにかく素晴らしかった!


彼の抑えた表情にみなぎる “ 魂の気迫 ” 。
ラッセル・クロウが、15ラウンドを闘い抜くシーンを、小手先の細かいカットでごまかさない
「真のボクサー」
になりきれるかどうか、
全ては、そこにかかっていたと言っても過言ではないかもしれません。

でも、最後に一つだけ注意!
特に、ラストシーンでは、あまり 字幕 に集中しないで下さい!
ラストシーンでは、映像と音声だけに集中して下さい。
字幕を見たら、一番いいところ を見逃しますよっ。
私は、早くDVDでそこだけ観たいです~(涙)

いやぁ~ シンデレラマン、観にお出かけになる時は、どうぞハンカチを忘れずに(笑)
子供たちのかわいい笑顔に心がっちり掴まれて、こんな人物が実在したんだぁと思うだけで、
胸いっぱいの勇気が沸いてくる一本!
最近元気がない日本のお父さんには、ぜひ、おススメです!

さぁ~こりゃ前評判通り、アカデミー賞取っちゃうかもよ~っ!


♪ 『 シンデレラマン 』 観たいですか?
    ↓

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テーマ : オススメの映画 - ジャンル : 映画

23:58  |  アメリカ映画  |  Trackback(6)  |  Comment(13)

Comment

早いですな!

なんだか好評なこの映画ですが、いいと思うのよね!
でもでもごめんなさい、主演のラッセル・クロウが苦手です。
すでに観に行く元気がない。ボクシング物も苦手です。
「あしたのジョー」は別格です。

BJも奥さん役だし見たいかな~って思ったけど
Caroさんの紹介で十分見た気になりました。ありがとう!
いけっちゃうのかオスカーまで。。。。
べぶ |  2005.10.01(土) 21:50 | URL |  【編集】

おはよう~

★あららっ。クロウさん、タイプじゃなかったですかぁっ(汗)
BJは、献身的な妻を熱演してた。この方は、幅の広い女優さんになってきたよ。
あと、長くなるから書かなかったけど、ジアマッティさん、あの「サイドウェイ」の
人ね、この方もすごく重要なポジションで、上手い!
共演者が下からクロウさんをしっかり支えてるキャスティングの図式が、
これまた本筋とピッタリ来てたし、アカデミー好みの作品ではないかと思いますよ~。
まぁ、べぶさんが「あしたのジョー」お好きとは、発見だわっ。
じゃあ、「北斗の拳」も好き? 私は、人の足つぼ押しながら、
「お前はもう死んでいる~」と言うのが好きよっ(爆) ←ヘンタイおばさんやんっ!
Carolita |  2005.10.02(日) 09:51 | URL |  【編集】

TB、ありがとうございます。
素敵なブログですね。
シンデレラマン、家族のために生きることを
考えさせられました。
今の日本の豊かさと
もしもあのようになったとき
本当に生きていけるのか・・・・
考えさせられました。
自分自身の「誇り」は何なのだろうかともね
終わりはこうなるだろうなと読めましたが、
結構どきどきさせられましたね。
fujisan |  2005.10.02(日) 19:04 | URL |  【編集】

う~ん・・・

私はボクシング映画は「ロッキー」しか見ていないんですよ。
ですから、ここでコメ書けるようなタマじゃないんですが・・・
「ロッキー」を初めて見たときは、さすがに興奮しました。
まさにアメリカンドリームでした。
そのあとの「ランボー」はちょっと好きになれなかったけれど。

リンクの件、ありがとうございます。
「Digital Photo Gallery by ZEISS」は継続しますが、もう一つの
「写真ざんまい!デジタルざんまい!」は暫く休止です。
どうにも忙しくて、二つ運営するのは難しくなりました。
ZEISS |  2005.10.02(日) 22:54 | URL |  【編集】

コメントありがとうございました

Carolitaさん、福岡なんですね。
ホークスはパワーがあって強いですね。でも、2年前の忘れ物をいただきに参ります。今年こそ持って帰りますから・・・・。スムースJazz、松居慶子さんのCDを聞いてみてください。HPも素敵です。ボブ・ジェームスさんとのコンサートも一度行きました。また、今度お薦めあれば教えてください。
fujisan |  2005.10.02(日) 23:39 | URL |  【編集】

こんばんは~。

★fujisanさん、いらっしゃいませっ!
私も終りはそうに違いないと思っていても、不安で不安で、
ハラハラさせられましたよね。
でも、私は一番いいところで字幕に振り回されてしまって、そこが心残り(涙)
そう感じたのは、私だけだったのかしら?
大恐慌の時代も、ネイティブなら、もっと感じ方が違うのかもしれませんね(笑)


★ZEISSさん、こんばんはぁ!
リンクの件、ご了承頂けて嬉しいです! これで、スムーズに飛べますっ♪
ではでは、さっそくヨイショっと(??)

さて、『ロッキー』は私も興奮しましたよっ。あのテーマも良かったですね!
スタローンは自分で脚本を書いて映画会社に持ち込んだんですって。
なので思い入れも深く、俳優としての彼自身のアメリカン・ドリームとも重なって、
より感動的だなぁと思いました。
未だにTVでボクシングの試合を見ると、つい「エイドリア~ン!」と叫びたい衝動にかられますけど(爆爆)←へんな人でしょ~!
ZEISSさんもお忙しいのですねっ!とうぞ、無理をされませんようにっ。
Carolita |  2005.10.02(日) 23:48 | URL |  【編集】

★fujisanさん、まぁ!こちらこそ、お手柔らかにお願いしますね(笑)
阪神ファンは、勢いがあって手ごわそうだわぁっ(汗)
ホークスがペナントで優勝したら、博多っ子は、中洲から那珂川に飛び込むんですよ。
あっ!でも、これやっちゃ、おまわりさんにしかられますので、いけませんよっ。
道頓堀の阪神ファンの皆さんと似てますね(笑)

さて、わぁ松居慶子さんですね、実は私も大好きなんですよ!
ボブ・ジェームスとのコンサートなんて、いいですね~、聴いてみたいわぁ!
fourplayも、よく聴きます。ジョージ・ベンソンもいいですよね!
fujisanさんとは、いろいろと音楽のお話ができそうで楽しみです。
これからも、おじゃまさせてくださいねっ♪
Carolita |  2005.10.03(月) 00:00 | URL |  【編集】

リンクしていいですか?

こんにちは。コメントありがとうございました。
これからも読ませていただきたいので、リンクさせていただいていいですか?
よろしくおねがいいたします。
foo |  2005.10.06(木) 10:21 | URL |  【編集】

遅レスでごめんなさい!

★fooさん、おはようございます!
今週は、連休前で仕事やら家事やらでバタバタしておりました。
リンクの件、こちらこそ、ありがとうございます!
嬉しくて、さっそく貼らせて頂きましたよっ。
ところで、Futabaさんとお呼びしたらいいか、Fooさんとお呼びしたらいいか、
迷ってますっ。
私も水曜日に、たまに一人で出かけますよ、映画館♪
平日はなかなか出にくいのですが、だんなさまが飲みに行った時なんかは・・・ねっ。
これからも、新作のレビュー楽しみにしてますね!どうぞヨロシクお願いしますっ♪
Carolita |  2005.10.08(土) 09:22 | URL |  【編集】

私も見ました!

こんにちは!シンデレラマン、私も見ました。
そして、ブログに記事を書こうって思っていたけれど、
Carolitaさんの文を読んで、いつものこどながら、
あまりのすばらしい記事で、もう私ごときが書くことがございません(笑)
ほんとうにラッセルクロウはすばらしかった!
私も今年のアカデミー、もうしかして?って心から思いました。
そして、久しぶりに泣けました。
素敵な記事をどうもありがとう~♪
eiko |  2005.10.12(水) 08:08 | URL |  【編集】

いらっしゃいませ!

★まぁそんな!eikoさんの記事、こちらこそ、いつもの楽しみにしてるんですよ!
いつもあったかいお言葉頂けて恐縮しながらも励みになってます、ありがとう!
それにしても、いやぁ、良かったですよね~、久々心にガシッときましたよね。
実にテーマがアメリカらしくて、アカデミー好みでもあって、私は今のところ『シンデレラマン』に一票!
一人で見に行ったんですけど、暗闇の中で一人泣いている自分を後から想像したら、
かなり怪しかった!(笑)
でも、一人映画館は以外とやめられない。。。。
Carolita |  2005.10.12(水) 22:52 | URL |  【編集】

こちらの記事も・・・

TBさせて貰いました。感動作品、胸に迫るいい映画でした。
たけちゃ |  2005.10.23(日) 15:12 | URL |  【編集】

いらっしゃいませ!

★たけちゃさん、T/B&コメントありがとうございます!
「シンデレラマン」、いい映画でしたね。
私も、後ほどおじゃまさせて頂きまーす!
Carolita |  2005.10.23(日) 21:26 | URL |  【編集】

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シンデレラマンはボクサー、ジム・ブラドックをモデルに、 彼が奇跡の復活を成し遂げる過程と彼を支える家族の愛情の強さを追った実話作品。 実在した男が奇跡を起こした感動の人間ドラマです。 1920~30年代にかけてのニューヨークの雰囲気がすばらしく再現されています。
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製作年度:2005年製作国・地域:アメリカ上映時間:144分監督:ロン・ハワード製作総指揮:トッド・ハロウェル原作:-脚本:アキヴァ・ゴールズマン 、クリフ・ホリングワース音楽:トーマス・ニューマン出演:ラッセル・クロウ 、レネー・ゼルウィガー 、ポール・ジアマッ
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