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「 陽のあたる場所 」

2006.02.04 (Sat)

「私達、さよならを言うために出会ったのね・・・。」

今でも、時々ドラマや映画で耳にするこのセリフ。
それは、若き日の エリザベス・テイラー 演じる アンジェラ が、
刑務所にいる恋人 ジョージ ( モンゴメリー・クリフト ) との最後の面会でつぶやいた一言。
それまで 白いドレス でしかスクリーンに登場しなかったのに、
死を目前にした恋人に会う為、たった一度だけ 黒いドレスに身を包んだアンジェラ
まるで、静かに、全ての運命を受け入れたかのように・・・。

アメリカ映画史に残る不朽の名作 陽のあたる場所
絶世の美女と謳われた “ リズ ” ことエリザベス・テイラー は、出演当時・・・?

More・・・

弱冠 19歳 で、この美貌ですよっ! はぁ・・・ため息がでるほど完璧です。。。



わずか 10歳 で映画デビューを果たした リズ は、子役の頃からスター王道真っしぐら。
モンゴメリー・クリフト との2大スター同士の共演は、当時大きな話題だったそうですが、
決してそれだけではない、人間ドラマを形成する全ての要素が詰まっているのが、この、

陽のあたる場所 ( 1951年/アメリカ 原題:A PLACE IN THE SUN )

【監督】 ジョージ・スティーヴンス
【脚本】 マイケル・ウィルソン/ハリー・ブラウン
【原作】 セオドア・ドライサー
【出演】 モンゴメリー・クリフト/エリザベス・テイラー
     /シェリー・ウィンタース/アン・リヴェール
     /レイモンド・バー



1925年に発表された セオドア・ドライサー 原作アメリカの悲劇 は、
古典的悲劇を現代版に置き換えた、まさに先駆け的作品でした。

主人公は、田舎町で母親と暮らし、貧しいながらも布教活動に身を捧げてきた
青年 ジョージ ( モンゴメリー・クリフト )
水着製造業で財を成した 叔父、イーストマン は、
彼の真面目で素直なひたむきさの中に隠れた、野心 を見抜き、
自分の会社で働かないかと呼び寄せます。
ヒッチハイク を重ね、なけなしの金を叩いて、やっと新調したスーツさえ、
正しい着方が分からずにジャケットからネクタイを出す始末。
招かれた叔父の豪邸は、華やかで裕福な、まるで別世界のよう。
そして、偶然現れた令嬢 アンジェラ ( エリザベス・テイラー ) を見て、
あまりの美しさに一目で心を奪われてしまうのです。

・・・やがて時は流れ、
工場での下積みに慣れた頃、
ジョージ は同僚の アリス ( シェリー・ウィンタース ) と恋仲に。
そして、やっと出世コースを歩き始めた時、
あるパーティで、偶然に憧れ続けた アンジェラ再会
一方では、影ながら彼を支えてきた アリス 妊娠
2人の女性と理性と野心の狭間で、揺れ動く ジョージ

止められない恋心に火をつけた 運命の再会 は、待ち受ける悲劇へ幕開けだったのでした・・・。



教養もなく、地位もなく、財産もない。あるのは、真面目と素直さだけ。
そんな田舎者から出てきたひとりの青年が、
ただ、陽のあたる場所 を手に入れたいと願った思いが招いた、破滅 への道。

取り返しのつかない過ちは、いつもほんの小さな ウソ から始まるのかもしれません。
その ウソ を隠すために、また別の ウソ をつかなければならない。
そうやって一生苦しめられることを恐れた時、人は 次の選択 を迫られます。
告白するか、隠し通すか、それとも別の手段で・・・。
そんな人間の 欲望と理性との戦い は、いつの時代でも、どこにでも転がっている、
実にリアルなテーマ。

陽のあたる場所 は、その選択を誤ってしまった一人の青年の破滅の物語。
朴訥、野望、出会い、憧れ、再会、葛藤、欲望、裏切り、疑心、虚偽、改心、そして償い・・・。
些細な “ ほころび ” から、道を踏み外していく主人公 ジョージ の心の動きを、
段階を踏みながら、あそこまで繊細に描写していく様子を見れば、
まさにハリウッド映画史に残る 人間ドラマの草分け と言われている理由が分かるはず。



特に一気に引き込まれたのは、ジョージの心に初めて “ 殺意 ” が芽生えた瞬間でしょうか。
それを打ち消そうとしながらも 「いや、待てよ・・・」 と、善と悪 が心の中を交差する場面。
そこでのセリフは一切ありません。
目の動きだけで演じきった モンゴメリー・クリフトの映画史に残るロングショット は、
今観ても思わず息を呑むシーン。

主人公が、決して根は悪人ではない、素直でごく普通の青年であるが故に、
大きな罪を犯した後の、あまりのお粗末で無知な行動を見て、
観客は 「なんでこんなことになったんだ?」 と、その理由を考えずにはいられないのです。

それは、戦後復興さなかの 1950年代、アメリカンドリームを夢見た大勢の若者達にとって、
決して他人事ではない話だったに違いありません。

人生を狂わせるに値するほどの、アンジェラ の輝き。
「私達、さよならを言うために出会ったのね・・・。」
この名セリフに込められたのは、
無垢で純粋な彼女が生まれて初めて知った、
愛の喜びと苦悩への別れの思いだったのかもしれませんね。



陽のあたる場所
古い映画ですが、観れば観るほど味が出る素晴らしい傑作。オススメです!

♪ 『私達、さよならを言うために出会ったのね』 このセリフ、聞いたことありますか?
    ↓

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テーマ : ひとりごと - ジャンル : 日記

21:54  |  クラシック名画  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

リズ

わたしは、オードリー派です。
リズはどーーーも苦手です。もっとも子役の時はめっちゃ可愛いので好き!
そしてなにが恐ろしいかというと、今の彼女の改造ぶりです。
そんなにしなくっても、美しいのに・・・
なにもそこまで!やめて~~~!映画の話からどんどんはなれて
すみません!!クレオパトラあたりで止めといてほしかった!
あ~~~ファンの方ぶっていいです!すみません。
べぶ |  2006.02.06(月) 22:31 | URL |  【編集】

こんばんは~。

★ふふふっ、だからマイケルの親友なのかしら?(笑)
「クレオパトラ」、今でもリズの代名詞だよね~。
でも若い頃の美貌には、絶句してしまいます、わたし。
美しい人は、“美”に対して貪欲なのねっ。
実は、このわたしも・・・(???) 
・・・って、決していじってないよっ(汗) 
べぶちゃんは、叶姉妹くらい?(爆)
Carolita |  2006.02.07(火) 21:33 | URL |  【編集】

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