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淀川長治さんの命日

2005.11.11 (Fri)

今日、11月11日は、大好きだった映画おじさん、淀川長治 さんの命日です。

1998年に 89歳 で旅立たれて、ちょうど今年は 七回忌
生涯現役にこだわり、
お亡くなりになる前日まで 『 日曜洋画劇場 』 の収録をしたという、
お馴染みの、ニギニギポーズ で 「さよなら、さよなら、さよなら」

先生の、あの親しみやすい語り口と、かわいらしい笑顔は、
今でも決して忘れることはできません。

どんな映画でも、ほとんど批判をしなかった淀川さん。
「いいところはどこ? そこを見なさい」

未熟ですが、私もブログで、映画の話を書くようになってからは、淀川先生のこの言葉を、
いつも心にとどめて書くようにしています。 そして、最近、こんな本を読みました。
それは・・・?

More・・・

淀川長治が遺してくれたこと~映画が人生の学校だった
                     ( 単行本/出版社: 海竜社 1,470円 )

作者は、淀川先生と長年親交の深かった、佃善則 さん。

昭和21年頃、佃さんの故郷・四国の松山で、
初めて先生の講演を聴いたという、その出会いからお葬式までの話が、
さまざまな心温まるエピソードと共に綴られています。


私は、普通の大勢の淀川ファンのひとりで、
『 日曜洋画劇場 』 や、映画雑誌でお馴染みの 『 淀川長治 』 しか知りません。
この本には、あるときは先生と生徒のようであり、あるときは映画好きの友人として、
またあるときは仕事のパートナーとして、50年以上も一緒に過ごされた
佃さん の目から見た『 人間・淀川長治 』 が、
実に生き生きと、愛情と尊敬を込めて描かれていて、
憧れの存在だった淀川先生を、とても身近に感じさせてくれました。

読みながら、何度も何度も胸がジ~ンとして、文字が滲んで見えなくなることも。
また、そこに書き残された先生の言葉を、何度も何度も、繰り返して読んでみたりしました。

「映画はやっぱりみんなのもの。
映画館のなかで、こっちに学校の先生、あっちにそば屋のおかみさんがいる。
おじいちゃんも、子供もいる。みんなが学問や教養に関係なく、
一緒になってひとつの映画をみている。僕はそういうのが好きなの。
映画は人の垣根も国の垣根もとりはらってくれる。それがいいの。それが映画なの。」


これは、特に本の中で印象に残った、淀川先生の言葉。

映画を愛し、映画一筋で生き抜いて、映画の伝道師 と言い続けた、89年の映画人生。
この言葉は、最後まで 「ひとりの映画ファン」 でありつづけた一生を物語っている気がして、
迷ったのですが、一文だけ引用させて頂くことにしました。

その他にも、忘れられない心に残った言葉が、本の中にはたくさん詰まっています。
淀川先生の解説を聴かなければ、きっと食わず嫌いで観ることもなかった映画が、
たくさんあったことでしょう。
あの、絶妙で、コミカルで、分かりやすくて楽しい映画解説で、
私達を “ 映画への入り口 ” へと誘ってくれた 淀川長治さん。
映画が好きでない方も、機会があれば、ぜひ一度はこの本を読んでみて下さい。
人として大切なこと ” を教えてくれるはずですから。

ああ、もしも願いが叶うなら、一度くらい講演会に行ってみたかった。
” で、あの 淀川節 を聴いてみたかったなぁ・・・。

そこで、こんなサイトを発見!→『 淀川長治のクラシック名作映画 』

もちろん “ ” ではありませんが、あの 愛すべき名調子 が堪能できますよ。
私は 『 キング・コング 』 が、懐かしかったぁ~。
(ビデオパッケージに寄せられた先生のレビューがきっかけで観た
八月の鯨 』 は、ココをクリック!)

今日 11月11日 は、そんな大好きな 淀川長治 さんの命日。
これからも、先生が遺してくれた言葉を胸に、たくさんの映画を観て、
映画からたくさんの人生を学びたいな。

今夜は、生前、大好きだったというチャップリンの映画を観ながら、
泣いて笑って、改めてご冥福をお祈りしようと思います。



♪ 『 さよなら、さよなら、さよなら 』、 真似したこと、ありますか (笑) ?
    ↓

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テーマ : 芸能ニュース - ジャンル : ニュース

19:03  |  映画を愛した巨匠たち  |  Trackback(1)  |  Comment(14)

Comment

はじめまして。agatheと申します。
今日は淀川長治さんの命日なんですね。もうなくなられてから7年も経つんだー。

私は一度だけ講演会でお会いしたことがあります。
映画の伝道師であった淀川さんが大好きで、著書もたくさん読んで
大ファンだったんです。東京のはずれの映画の専門学校でおこなわれました。
もう14,5年まえだったかしら。

懐かしいです。

私のブログにも今日命日だったって書かせてもらおうかな・・。
教えてくれてありがとうございました。
agathe |  2005.11.11(金) 15:44 | URL |  【編集】

こちらこそ、

★agatheさん、コメントありがとうございます。
ぜひぜひ、ブログに淀川さんの命日のこと、お書きになって下さいね!
きっと、こんな風にみんなが語り合うことを、天国で喜んでいらっしゃるのではないかなぁ・・・。
私こそ、淀川さんの大ファンで、しかも講演をお聞きになった方にコメントを頂けて、とても嬉しいのです。
うわぁ、とても貴重な体験をされたのですね! 
もう二度とあんな方は現れないでしょうが、私も、いつまでも映画を観続けたいなぁと思います。
Carolita |  2005.11.11(金) 16:42 | URL |  【編集】

にぎにぎ・・

もうそんなになるのね・・・ちっちゃくってかわいいおじちゃま!
苦労人だったようですよね~。きめの細かいところは女性以上
わたしも見習いたい繊細さだったわ~

「さよなら・さよなら」の手は赤ちゃんのにぎにぎなのよ・・・
この方は赤ちゃんみたいに純粋だったと、思っています。
二度と出ない方です。ご冥福お祈りします。
べぶ |  2005.11.12(土) 10:05 | URL |  【編集】

こんにちわ。

11月11日、そーだったのですか。。
実は、この日、solyaにとっては、結婚記念日なのですが。。。
solya |  2005.11.13(日) 10:55 | URL |  【編集】

こんにちは!

★べぶさん、もうそんなになるのですよ~。
大好きだった、さよならおじいちゃま。
淀川先生の影響で好きになった映画はたくさんあって、今でも大きな存在です。
「赤ちゃんみたいに純粋」。 うんうん、確かにそうよね。
もし機会があったら、この本読んでみてね!
心がじ~んとしちゃったっ。 いい本です。


★ solya さん、わぁ、結婚記念日でしたか! おめでとうございます!
実は、この日は、小森のおばちゃまの誕生日でもあるんですよ。
今頃は天国で、淀川さんと小森のおばちゃまと2人、縁側でお茶でも飲んでいるかもしれませんね・・・。
Carolita |  2005.11.13(日) 11:35 | URL |  【編集】

お久しぶりです

お久しぶりです、micchiiです。
7日の命日にマックィーンの追悼記事を書いたんですが、11日は淀川先生の命日だったんですね。
大学に入学したばかりの年、大学に講演に来てくださり、『桜桃の味』を絶賛され、『失楽園』を散々酷評しておられました。

>どんな映画でも、ほとんど批判をしなかった淀川さん。
「いいところはどこ? そこを見なさい」

いつもそうおっしゃってましたよね。でも、『失楽園』はひたすらけなしてたような(笑)
講演に来て下さったのが1998年、「もう長くありませんから」なんて冗談をおっしゃってましたが、その言葉通りになってしまいました・・・。
今となっては、生「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」を聞けたのは一生の思い出です。

素敵な言葉をいくつも残されていますが、自分は「映画を頭で見たらつまらないね。もっと感覚的に見てほしい」という言葉を、映画を観る時の座右の銘にしています。
micchii |  2005.11.16(水) 18:07 | URL |  【編集】

こんばんは!

★micchiiさん、こちらこそご無沙汰してしまってっ。
そうでしたか! 7日はマックィーンの命日だったのですね!
知りませんでした。淀川先生とそんなに近かったなんて・・・。
あらっ、『失楽園』けなしていらっしゃったのですね(笑)
あのエンディングが、先生には許せなかったのかな。
実は、本の中でも『ガスパール~海辺のレストラン 君と過ごした夏』を
少し批判してらしたというエピソードがあったのです。
冒頭で、老いた母親を捨てるというシーンがあったので、
母親をとても大切になさっていた先生にとっては、それが許せなかったのではと、
著者の佃さんは書いていらっしゃいました。
私は、結構好きな映画だったのですが・・・(笑)

micchiiさんの記事には、いつも淀川先生のようなあたたかさを感じていたんですよ!
講演をお聴きになれたなんて、本当にラッキーでしたね!
でも、またひとりそんな方と知り合えて、これも先生が大切にされていた、
映画が生んだ『一期一会』かもしれないなぁと思います。

>「映画を頭で見たらつまらないね。もっと感覚的に見てほしい」
素敵な言葉ですね・・・。感動するのに理由はいらない。
私も、いつまでもそんな感覚を失わないでいたいなっ。 
Carolita |  2005.11.16(水) 21:01 | URL |  【編集】

淀川先生のことを素敵に語ったいい文章ですねぇ。
ネットサーフをしていて、つい、手が止まり、読みいってしまいました。
トラックバックをしようとしたけど、リンク先が見当たらないのはどうしてかなぁ。
ぜひ、リンクしたいページです。
すのじ |  2006.02.26(日) 10:14 | URL |  【編集】

おはようございます。

★すのじさん、いらっしゃいませ!
ちょうどわたしもPCの前に座っていたので、
コメントにすぐ気がつくことができました。
拙い文章なのですが、そうおっしゃっていただけると本当に励みになります。
ありがとうございます。

トラックバック先ですが、スキンが分かりにくくて申しわけありませんっ。
実は、このコメント欄のずーーっと下に、トラックバック一覧が表示されているのです。よろしければ、どうぞそちらからお入り下さいね。
わたしもさっそく、そちらへおじゃまさせて頂きますっ♪
Carolita |  2006.02.26(日) 10:35 | URL |  【編集】

『 淀川長治が遺してくれたこと~映画が人生の学校だった 』 の著者・佃善則氏逝去

『 淀川長治が遺してくれたこと~映画が人生の学校だった 』 の著者で
VCA(有限会社淀川長治企画)社の佃善則会長は、
この11日に逝去されました。映画が大好きな方でした。

心よりお悔やみ申し上げます。
くまねこ |  2006.08.15(火) 14:29 | URL |  【編集】

はじめまして。

★くまねこさん、そうだったのですね・・・。
コメントを拝見して、思わず「ええっ!」と声を上げてしまったほど、驚きました。
本当に素敵な本でした。こんな本をお書きになる方は、一体どんな方だろうと、
いつかお会いしてみたいなぁと思っていましたのに・・・。
わたしは何もできませんが、ひとりのファンとして佃氏のご冥福を心よりお祈りしています。
本当に、知らせてくださってありがとうございました。
Carolita |  2006.08.16(水) 19:25 | URL |  【編集】

ヨドガワさんのこと

また旧いページにコメントいたしました。
私が怪獣映画以外のコンテンツの面白さに気付きだした中学生の頃、水先案内人は淀川さんでした。
1970年代、毎週ラジオの1時間番組があってよく聴いていました。その頃福岡で講演にも行きました(実家は福岡市です)。
専門家のコミュニティではシャープで辛らつな批評家でありながら、TVなど不特定多数に接するメディアではどんな映画でも誉めることで映画ファン開拓に徹底して努められた姿勢には敬服しますね。
中学生の頃購入した著作『私はいまだかつて嫌いな人に会ったことがない』(PHP刊)はまだ手元にあります。

74年頃だったと思います。中学2年でした。
ラジオ番組の中で、洋画の話ばかりの淀川さんが、日本映画にも観るべき良質のものがあると言われて『サンダカン八番娼館 望郷』と『砂の器』について紹介されたトークはひどく印象に残りました。今でもコメント記憶しています。
その2本を実際に観に行きまして・・・以降、私は邦画を大事しています。
でも、最近の邦画はマーケティング優位で大人向けが少なくなったと思います。淀川さんも少し嘆かれているのではないでしょうか・・・。
kaoru1107 |  2006.11.21(火) 05:55 | URL |  【編集】

いらっしゃいませっ♪

★ kaoru1107さん、こんばんは。
そうですか・・・。kaoru1107さんにとっても、淀川さんは忘れられない方なのですね。
わたしの出会いは、日曜洋画劇場でのさよならおじさんでした。
父が大の洋画好きで、子供の頃から洋画やプレスリー、そしてなぜか忠臣蔵の話(笑)を
耳がタコができるほど聞かされて育ったんですよ。
父は若い頃によく映画館に出かけたそうで、そこで観て感動した西部劇や007、モノクロ名画が
洋画劇場で放送されるときは、いつも一緒に見せられていました。(父の解説付きで(笑))
まだ小学生くらいでしたけど、淀川さんの映画紹介はとてもわかりやすくて、
とにかく見たい気持ちにさせられるんです。
だから、あの言い回しが毎週とてもとても楽しみで仕方がありませんでした。

ご実家が福岡なのですか?講演会を聞きに行かれたとは、う~ん、実にうらやましい!
今となっては大変貴重な体験ですね。

恥ずかしながら「砂の器」はまだ観たことがないのです。
淀川さんは古い映画だけでなく、新しい感覚をとても大切にされていたと、
著書で読みました。
今でもご存命だったなら・・・? お気に入りの若手監督は誰だろう?
こうやっていまだに偲ばれる淀川さん。
たぶんこれからも、映画好きである限り、さよならおじさんを忘れることはないと思います。

Carolita |  2006.11.21(火) 23:44 | URL |  【編集】

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 |  2007.11.15(木) 19:57 | URL |  【編集】

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先日布団の中でうとうとしていたところ、ふとこのフレーズを思い出した。自分の不確かな記憶によれば、どこかの映画番組のおしまいにこのフレーズをよく聞いたような気がした。Wikiで調べてみたところ、番組名は日曜洋画劇場、映画評論家の淀川長治氏の台詞だとわかった。肝
2005/12/09(金) 14:21:12 | 生存確認。

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