スポンサーサイト

--.--.-- (--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告

「トーク・トゥ・ハー」

2005.12.04 (Sun)

情熱の国、スペイン 。
フラメンコ、ガウディ、闘牛、サングリア、イビザ島、ドンキホーテ・・・。
色で言うと、そう・・・、照りつける太陽に映える赤、緑、黄、オレンジがよく似合う国。
この映画には、私のイメージするスペインが、額に納められた絵画のように
ぴったりと、はめ込まれていました。

トーク・トゥ・ハー ( 2002年スペイン 原題:HABLE CON ELLA )

【監督・脚本】 ペドロ・アルモドバル
【出演】 ハヴィエル・カマラ/ダリオ・グランディネッティ
     /レオノール・ワトリング/ロサリオ・フローレス


監督は、スペイン出身の ペドロ・アルモドバル 氏。
オール・アバウト・マイ・マザー でメガホンをとり、
最近では、死ぬまでにしたい10のこと でも、製作総指揮として
名を連ねています。

実はコレ、見るのをずっとためらっていた映画なんです。
それは・・・?

More・・・

ファースト・シーンは、幕が上がったばかりの バレエ の舞台。
そこには、何の法則もなく無造作に置かれた無数の椅子と、壁。
薄絹を見にまとい、何かに身を任せるように漂う2人のバレリーナに人の気配はなく、
打ち寄せる感情の波に、ただ身を任せているだけ・・・。

暗がりの観客席には、そんな舞台を見つめながら涙を流す 2人の男 の姿が浮かび上がります。

看護師の ベニグノ ( ハヴィエル・カマラ ) と、
フリーライターの マルコ ( ダリオ・グランディネッティ ) 。
劇場でたまたま隣同士に座ったという、偶然 。
それは、何の接点もなかった2人の人生が交差した瞬間でした。


ベニグノ は、ある病院で働く看護師。
4年前に事故で昏睡状態に陥ったバレリーナの アリシア ( レオノール・ワトリング )
献身的に看護し、劇場にバレエを観に行っては、眠ったままの彼女に語り聞かせる毎日を
過ごしていました。

そんなある日、牛に引き裂かれ重傷をおった女性闘牛士、リディア ( ロサリオ・フローレス )
病院に運ばれてきます。その様子を影から見つめる ベニグノ
昏睡状態に陥った リディア のそばには、どこか見覚えのある顔が。
彼女は、前に劇場で隣同士になった マルコの恋人 だったのです。



再び交差する、ベニグノマルコ の人生。
そして、愛する人が、昏睡状態 であるという、偶然 。
同じ境遇だと感じ、介護のアドバイスをする ベニグノ ですが、
ショックのあまり、横たわった恋人の体に触れることさえできない マルコ は、
初め、頑なにそれを拒否します。
しかし、眠り続ける アリシア に語りかけ続ける ベニグノ を見て心を打たれ、
2人の間には、次第に、静かな友情が芽生え始めるのですが・・・?


人との出会いとは、偶然 が起こした奇跡なのかもしれません。
実は、私達の日常でも、それは毎日のように起きていること。
ただ、その “ 偶然 ” を気に留めるか留めないかによって、運命が左右されることもあるでしょう。
それは、これまでも映画として、数え切れないほど描かれてきました。
感動して、涙がこぼれて、ずっと心に残るもの。

けれど、 トーク・トゥ・ハー で描かれた 偶然の奇跡 を、
正直、私はなんと表現したらいいのか、言葉が見つからないのです。
すでにご覧になった方ならば、どうしても受け入れられないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
私は困惑しながらも、ただ「一人の女性を深く深く愛し抜いた、一人の男が起こした奇跡」
だと、思えてなりませんでした。
全身全霊捧げ尽くした 究極の愛 が、深い深い眠りの底から、 を呼び覚ましたのだとー。


そして、再び訪れる 偶然の瞬間・・・。
全ての真実を知る男と、知らない女が出会い、人生が交差していく時、
そこには、オール・アバウト・マイ・マザー にも通じた、アルモドバル監督 が追い求める
「生と死を越えた魂のつながり」 のようなものを感じ、私には、希望 の匂いがしました。

ずいぶんと抽象的に書いてしまいましたが、一言で言うと 重い 映画です(笑)。
でも、ストレートに心に訴かける、とても 分かり易く美しい映画 だと思います。

また、映画の中のライブシーンでは、
あの カエターノ・ヴェローゾ 本人がパフォーマーとして出演。
もう、その歌声には、思わずウットリ! 
ボサノヴァ・ファンには、たまらないサプライズ・シーンですね。

そんな芸術性の高さからか、本編は、2002年度アカデミー賞脚本賞、LA批評家協会賞監督賞、
ゴールデン・グローブ外国語作品賞、英国アカデミー賞脚本・外国語作品賞、セザール賞など他、
各賞を総なめにした問題作。

トーク・トゥ・ハー で起きた、シンクロニシティ ( 人生に起きる不思議な偶然 )。
さぁ、貴方は受け入れることができますか?
全ての答えは、映画の中にー。

♪ > 『 死ぬまでにしたい10のこと 』 は、観ましたか?
    ↓

banner_02.gif

テーマ : 雑記 - ジャンル : 日記

00:06  |  スペイン映画  |  Trackback(2)  |  Comment(12)

Comment

こんにちは!

この監督の映画好きなんです。いい評判もたくさんきいているんですが、見るのをためらっていました。やはり話の内容が重そうでちょっと躊躇してしまうんですよね。

でも、やっぱり、見てみようという気になりましたわ!
ありがとうCalolitaさん。
agathe |  2005.12.04(日) 07:56 | URL |  【編集】

こんにちはっ。

★わぁ、agatheさん! 監督がお好きでしたら、ぜひご覧になってみて下さいね。重いテーマで、なんともいえない気持ちになるかもしれませんが、
映像の美しさは、眩しいくらいですよ。

『死ぬまでにしたい10のこと』は、これから観るところだったんですよ(笑)。
最近は、スペインの映画も変わってきましたよね。
アルモドバル監督の、独特の色使いも好きです。
ああ、一度は行ってみたい、スペイン。そんな思いが掻き立てられましたよ!
Carolita |  2005.12.04(日) 11:26 | URL |  【編集】

おお、スペイン!

何を隠そう、(隠すものは何もない・・・)私は第二外国語はスペイン語を
選択したんですよ。
なぜスペイン語を選んだのか?
それは情熱の国スペインを少しでも理解したいため・・・

な~んてのは真っ赤な嘘で、楽をしたかっただけなんですよ。
フランス語は兄貴が選択して失敗しているし、ドイツ語は何となく好き
にはなれない。
まして中国語はチンプンカンプン・・・
となればスペイン語です。

でも、選んでよかったですよ。
大学時代で一番楽しい時間を過ごすことができました。
殆ど覚えていませんが(笑)

あっ、映画のコメントになりませんでしたね。
いつものことですが。
ZEISS |  2005.12.04(日) 12:07 | URL |  【編集】

こんばんは~♪

★ブブブッ! ZEISSさんってば、映画と関係ない話でも、全然問題ございませんのよ(爆)
でも、「スペイン」でこんなに反応して頂けると、嬉しいわぁ!
第二外国語で、スペイン語? それも、一番楽しい時を過ごされたなんて、
ふぅ~む?? 一体どのような授業だったのかしらん?
すごーく興味が沸いてきましたよっ。(カルメンみたいなイケてる女性の先生がいたりして!)
私は、フランス語・・・だったんですが、ほとんどサボってしまって、
全然ダメダメ(笑)
最近、フランス映画を見る度に、もう少し真面目にやっときゃよかったと、
反省しております。
うんうん、勉強は、できるうちにしておくべきですよね!
Carolita |  2005.12.04(日) 23:04 | URL |  【編集】

はじめまして、ココと申します☆
わたしは全くくわしくはないですが映画が大好きです。
「トーク・トゥ・ハー」は、以前から見たいなーと思いながらもタイミングを逃してまだ見ていません。「死ぬまでにしたい10のこと」は見ました。
テーマのわりに重くなりすぎず観ることができて私は好きな一本でした。


また遊びにきたいと思います☆

coco |  2005.12.05(月) 01:32 | URL |  【編集】

いらっしゃいませっ♪

★ココさん、はじめましてっ。 コメントありがとうございます!
「死ぬまでにしたい10のこと」ご覧になられたのですね。
ココさんもお好きな一本だということですし、私もとても楽しみにしています。
映画お好きなのですねっ♪ こんな風にブログを通してお知りあいになれて
とても嬉しいですっ。
拙いブログですが、また遊びにいらしてくださいね。
私も、後ほどおじゃまさせて頂きますねっ♪
Carolita |  2005.12.05(月) 21:59 | URL |  【編集】

こんばんは

自分は苦手ですがこの作品は支持者が多いですよねw
思い続ける男を描いている点ではキシェロフスキーの「愛に関する短いフィルム」とよく似てます、どっちもあまり共感できないですが。
アルモドバルの表現は性にしろ愛情にしろ極端な発露を見せる印象です、劇中劇は面白かったですね。TBさせて頂きました。
lin |  2005.12.06(火) 01:51 | URL |  【編集】

お久しぶりです!

★lin さん、こんばんは! T/B&コメントありがとうございます!

>アルモドバルの表現は性にしろ愛情にしろ極端な発露を見せる印象です
ホントそうですよね。かなり困惑しましたが、生きている限りそんな真実もあるのかもしれないなぁ・・・なんて、ちょっと考えちゃいました。

キシェロフスキーの「愛に関する短いフィルム」も似ているのですか?
まだ観ていないのですが、聞いたことはあります。ぜひそちらも観てみたいなっ。
でも、linさんは苦手だったんですよね・・・。
私も、また戸惑っちゃうかな? 
劇中劇の巨大なセット、あれには、オイオイオイ・・・と、確かに冷や汗が出ましたね(笑)
Carolita |  2005.12.06(火) 20:14 | URL |  【編集】

始めまして

マルケスの小説を思い出させるような幻想的で詩的な映像に強烈な個性を感じた一作です。
最終的に見出される希望にじんとくるものの、ペニグノが気持ち悪くてひいてしまいます・・・・
村上エケコ |  2005.12.07(水) 06:52 | URL |  【編集】

いらっしゃいませっ♪

★村上エケコ さん、初コメントありがとうございます!

>幻想的で詩的な映像に強烈な個性を感じた一作・・・
そうですね、ホントに詩的で鮮やかな映像は、今でも瞼に焼き付いています。
ベニグノ、そうそう、ストーカーみたいで気持ち悪かったですね(笑) 
なのに私、何故かどうしても憎めなかったんですよ。
彼を演じたハヴィエル・カマラの演技力かな?
それにしても、いろんな意味で強烈な作品でしたね。 
Carolita |  2005.12.07(水) 21:12 | URL |  【編集】

こんばんは☆彡

Carolitaさんもこの映画を見ていらっしゃいましたか!
本当に強烈な内容でした。。
ペニグノを拒否する人が多い中、私にはあの不気味なまでの純粋無垢な存在感が
どこか美しく哀しく感じられてなりませんでした。
重い映画でしたがラストに救われましたね…。

こちらからもTBさせて頂きました!
今日は一発でTBできたので良かったです♪
えみり* |  2006.03.27(月) 22:24 | URL |  【編集】

いらっしゃいーいっ♪

★えみりさん、コメントありがとうございます~♪
ベニグノ・・・。今思い出しても、確かに強烈キャラでしたねっ。
だけど、おっしゃるとおり、わたしも、どこか美しく哀しく感じられてなりませんでしたよ。
見る前に足踏みしちゃう映画ほど、観てしまったら忘れられないものになるものかも
しれませんね。

わぁ、良かった!ちゃんとT/B入ってますよ。
いつも何度もお手をわずらわせてごめんなさいっ(汗)
また、そちらへもおじゃまさせて頂きますねっ♪
Carolita |  2006.03.28(火) 21:46 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://carolitacafe.blog9.fc2.com/tb.php/87-864de802

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

トーク・トゥ・ハー/HABLE CON ELLA公式サイト  >>>2002年 スペイン 監督 : ペドロ・アルモドバル4年前に交通事故にあい昏睡状態の元バレリーナ・アリシア。看護士のベニグノは
2006/03/27(月) 21:59:30 | Rosario♪
 トーク・トゥ・ハー スタンダード・エディション「トーク・トゥ・ハー」 ★★☆ Talk to her (2002年スペイン)監督:ペドロ・アルモドバルキャスト:ハヴィエル・カマラ、ダリ
2005/12/06(火) 01:37:19 | NUMB

▲PageTop

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。